42歳女性。看護師。
私は、遠距離恋愛から結婚を実らせました。
そのため、招待客、段取り決めなど面倒くささから、結婚式を避けて通ってしまった過去があります。
今や、後悔してもすでに遅い、更年期に片足を突っ込んでいる年齢。
それなのに、いまだに後悔して、ときどき結婚式を妄想中。
見出し
結婚式をやらないで後悔した理由1.お金がなくても、簡単な式を挙げることが、親孝行だと思ったこと
私は結婚したのは31歳です。
当時は遠距離恋愛をしていましたが、約5年間の交際期間を経て、結婚にたどり着きました。
仕事の研修で知り合った私たち。
知り合って2年間くらいは、おたがいが簡単に行ききできる、距離のところに住んでいました。
しかし、その後は、おたがいの仕事の関係で、遠距離に。
その距離も、飛行機で行くほどの距離です。
そのため主な連絡手段は、電話やメールで、直接会うのは、数カ月に1度という頻度でした。
結婚は決めたものの、離れているので、どこで結婚式を挙げるべきなのかもわかりません。
おたがいに両親は年も取っていますし、親族となると、高齢者もいます。
友人や上司を呼ぶのも、遠方だと大変です。
また、結婚式の準備をするのも、おたがいに離れていたら大変。
なかなか決めるべきものが、すぐに決められないからです。
そのため、私たちは結婚式をすることをあきらめました。
そもそも私は、結婚式よりも、新婚旅行にお金をかけたいタイプ。
「結婚式で、両親への手紙などを読んだりするのは、まっぴらごめんだ」と思っていました。
なので、「結婚式をあきらめた」という気持ちはなかったのです。
むしろ、「揉めごとの原因となる、結婚式を挙げないことになり、よかった」と、その当時は胸をなでおろしたほど。
自分は長女なのですが、まるで私のあとに続くように、兄弟も結婚式を挙げませんでした。
両親は、いろいろな甥っ子や姪っ子の結婚式には出たことがあります。
しかし、「自分の子どもの結婚式に、出ることはなかった」ということになるのです。
両親も、だんだんと年を取ってきて、70代を迎えました。
そのことを考えると、「簡単な食事会でもいいから、結婚式を挙げるべきだったのかな」と、後悔をしています。
結婚式をやらないで後悔した理由2.年を取っていく自分を見ると、きれいな自分を残しておけばよかったと思ったこと
結婚をしてから10年を迎え、自分が40代になると、どんどん身体の衰えを感じるようになりました。
それは、自分の肌であり、体の不調でもあります。
「身長や体重は変わっていないし、化粧のノリなども変わっていない」と、感じるのですが……。
やはり、鏡を見ると、昔の自分とは違いますね。
肌はくすんでいるし、化粧をしないと、顔色が悪く見えることもあります。
また、シミも増えてきたような。
ファンデーションでは、簡単に消せなくなったことも事実です。
また、体重は同じなのにもかかわらず、太って見えるようになりました。
それはきっと、ハリがなくなってしまい、筋肉もぜい肉も、たるんでしまったからでしょう。
「もしも、31歳のときに結婚式を挙げていたら、今よりもきれいな自分を残すことができたのではないかな」と思います。
とくに、私たちは遠距離恋愛をしていたので、二人でとった写真が、人よりも少ないです。
そのため、もしも結婚式をしていたら、いろいろな人が写真を撮って、残しておいてくれたでしょう。
また、そのときの思い出を自分たちだけではなく、みんなのなかにも、残すことができたのではないかと思うのです。
それを考えると、「年齢を感じるようになった今よりも、若かった当時に結婚式をしていたら、よかったなあ」と思いますね。
結婚式をやらないで後悔した理由3.同窓会や久々に会った友人から、過去のことを聞かれたときに、結婚式の話ができないのはつらい
30代のころは、自分の生活も仕事も忙しかった私。
なので、同窓会に参加したり、10年以上あっていなかった友人と再会するという、機会もありませんでした。
しかし、40代になると成人式から20年を迎え、また「久しぶりなので、同窓会でも……」という話が出てきます。
みんながどのように年を取ったか、気になるところなので、時間が許せば、参加したこともある私。
昔話で盛りあがりますし、そのあとは、おたがいの近況報告をしますよね。
そのときに出る話が、「結婚式はどうしたの?」という話。
みんな昔のことだけれど、「どこでやったの?」「どのくらいの規模でしたの?」ということは気になるのでしょう。
そんなときに、私は結婚式をしていないので、話してあげられることがないのです。
当時は、「結婚式をしなくてもいい」と考えてしなかったので、自分のなかではあきらめがついていました。
しかし、やはりみんなが「盛大な結婚式をした」とか、「どんなドレスを着た」とか話をするのを聞くと、話は別。
少しさみしい気持ちがして、自分が結婚式をしなかったことを後悔してしまうのです。
とくに、最近では、40歳で初婚という同級生も少なくありません。
そんなときには、同窓会で話す結婚式の話も、つい最近の話だったりします。
なので、結婚式をしなかった私からすると、ある意味「うらやましいな」と思わざるえないのです。
まとめ
結婚式をしなかった後悔というのは、年齢を増すごとに、じわじわきます。
特別なきっかけがあるわけではありません。
両親や友人との話などから、「あー、私もしておけば……」と、思ってしまうのです。
今となっては、「もうすでに遅い」と気づいて、また後悔をする自分がいます。