シングルマザーの私が派遣を選んだ理由2つ、派遣で悪かったこと3つ

派遣社員

39歳、主婦。男の子一人、女の子一人の2人の子持ち。約5年のシングルマザー経験後、昨年結婚し、現在は主婦。

結婚を機に当時正社員で働いていた会社を辞め、その後パートタイマーなどを勤めるが、シングルでは生活費が苦しく、派遣で働くことを選んだ。

 

 

シングルマザーの私が派遣を選んだ理由

シングルマザーの私が派遣を選んだ理由1:時間外勤務を強要されない

母と子

 

シングルマザーにとって、仕事と子育ての両立は、なんと言っても必須です。

子どもが大きい場合はとくに問題ないのでしょうが、まだ、小学生のうちなどは、勤務時間と子どもの下校時刻との問題が大きいのではないでしょうか。

 

保育所にいる間は、延長保育などを依頼すれば、少しは遅くまで勤務することは可能です。

しかし、小学校に上がったとたん、「14:30下校」のように、通常の勤務時間では到底帰れない時間に、子どもが帰宅することになります。

もちろん学童保育を利用すればよいのですが、「18:00までにお迎えをお願いします」など、保育所のように延長を受け入れてもらえないこともしばしば。

 

そんなとき、派遣社員で働いていれば、定時になったとたん、「お疲れ様です」と言ってもなにもとがめられません。

むしろ、残業をするほうが嫌がられることが多いです。なので、気兼ねせずに仕事を切り上げ、子どものお迎えに行くことができます。

 

シングルマザーの私が派遣を選んだ理由2:会社を変えやすい

好きな仕事をする女性

 

「今は子どもが小さいので、勤務時間に制限があったり、家の近くの会社で、長期休暇の間はお昼休憩に帰って、ご飯を一緒に食べたりできるほうがいい」

「でも、もうすこし大きくなったら、少々帰宅時間が遅くなっても問題ないから、自分のやりたい仕事に就きたい」

など、そのときのライフスタイルに合わせながら、仕事を選ぶことができればうれしいと思いませんか。

 

正社員として働いて、転職をすることも可能ではありますが、まだまだ今の日本の社会では、転職回数があまりにも多いとふしんがられますし、なにより、採用してもらえるかどうか。

「転職回数なん回まで」なんて制限のある会社もあります。

 

でも、派遣だとそんな心配は必要ないです。

「契約満了になる3年後には、子どもたちも中学生になるから、帰りは19:00位でも問題ないか」など、勤務時間の制約なく、したいお仕事を選びやすくなります。

また、「今の会社の空気が少し合わないな」と思っても、契約更新時に、更新しなければ良いだけで、会社を辞めるほどの抵抗なく、新しい会社に移ることが可能です。

 

年々変化していく子どもの成長に合わせて、自分の仕事も変化させていけるのは、大きなメリットだと思います。

 

 

派遣で悪かったこと

派遣で悪かったこと1:ボーナスがない

ボーナスがない女性

 

もちろんのことですが、派遣にはボーナスがありません。

大手企業さんになると、ボーナスが近づくと、社員さんたちは日々そわそわ嬉しそうですが、派遣はそれをただ見ているだけです。

 

ボーナスの明細を渡されるとき、気遣ってくださる上司の方ですと、別室だったり、私たちがいない時間に明細を渡してくださったりします。

しかし、そんなことに気づかない上司だと、平然と私たちのいる前で、明細を渡してくるのです。

 

私よりあとから入社した、若い社員の方が、給料の2倍近いボーナスを貰ってうれしそうにしているのを見ると、「やっぱり正社員になりたいな」という思いがとても強くなってしまいます。

 

派遣で悪かったこと2:「派遣さん」と呼ばれる

嫌な気持ちになる女性

 

これだけ派遣で働く方が増えている現在でも、派遣を良く思わない社員の方は、まだまだいるものです。

そんな方からすれば、所詮「派遣」なのでしょう。

 

普段雑談をしてるときは、名前で呼んでくれているのに、いざ、仕事の場面では「これは派遣さんでもできますよね」なんて言い方をされるのです。

もちろん、すべての業務に関して、社員の方の承認だったり、許可を頂いてからの業務になりますし、任せていただける業務内容に、制限があるのは十分承知のうえで業務にあたっています。

しかしそれでも、「派遣さん」なんて呼ばずに、名前で呼んでもらいたいものです。

 

派遣で悪かったこと3:子どもが心配する

心配する子ども

 

派遣を選んだ理由のひとつに、会社を変わりやすいことを挙げましたが、これはあくまでも母親側の目線で、子どもからすれば母親がなんども会社を変えていることは、とても心配なようです。

勤務態度に問題ないからと言って、前任の会社で好評を頂いたからと言って、必ずしもすぐに次のお仕事が見つかるとは限りません。

次のお仕事のタイミングまで、1ヶ月は休養なんてことも当たり前です。

 

そんなとき、母が一日家にいるのを見た子どもは、「お母さん、お仕事行かなくて大丈夫?」と心配そうに聞いてきます。

「お金ある?」なんて、ダイレクトに聞いてくることも。

子どもなりに、母が仕事をしていないと、お給料がなく、自分たちの生活に影響があることは十分に理解しているようです。

 

また、派遣先の会社があわずに、早期で契約を更新せずに辞めてしまったときや、すぐに次のお仕事が見つかったとしても、以前と制服が変わっていることに気づいたときなどに、「なんで仕事辞めたの?」と質問されることもあります。

「仕事がしんどいの?」、「会社で嫌な思いをしているの?」など、子どもなりに心配をして声をかけてくれますね。

 

まとめ

年齢の大きい小さいに関係なく、子どもたちは母の出勤姿をよく見て、気にかけてくれていることは間違いありません。

派遣なら、パートより時給がよく、副業も可能。はじめるのも辞めるのも手軽です。

 

責任のあるお仕事は任せてもらえませんが、シングルマザーの働き方としては、派遣ってとってもありがたい働き方だと思います。