出会えて嬉しいです!夫の優しいエピソード3つ

結婚

毎日掃除や家事、育児に追われて、自分のことはそっちのけの42歳の主婦です。

私の父は病気で他界したので、主人がこのときしてくれた親孝行をときどき思い出して、「主人の両親にも親孝行しなくては」と思いながら、日々過ごしています。

 

 

夫の優しいエピソード1.産後の私の体をずっとさすってくれた

産後の女性

 

子どもを帝王切開で産んだときのことです。

想像していた以上に術後の痛みが強くて、一晩中眠れないほどでした。

 

痛み止めの薬も時間ごとに何度も打ってもらいましたが、まったく効きません。

痛み止めを打ってもらった30分ほどは、 なんとか我慢できていたのですが、すぐに痛みが出てきて、痛くて痛くてたまりませんでした。

体を動かしたくても、両足機械をつけられ、固定されたままで動けず、機械の音もうるさくて、とても眠れる状況ではなかったのです。

 

術後の付き添いは母に頼むつもりでしたが、母もそれまでずっと付き添ってくれて、疲れている様子だったので、主人が付き添ってくれることに。

あまりにも私が痛がるので、私の背中をさすってくれたり、術後で水がその日は飲めないので、看護師さんに聞いて、うがいをさせて口をしめらせてくれたりしました。

 

また、手術したお腹の部分が痛みと熱をおびていたので、その部分を氷で冷やしてくれたりと、 寝ずに一晩中付き添ってくれた夫。

同じ体勢をずっとしていたので、我慢の限界になり、「きつい」と主人言ったのです。

すると、横向きにしてくれたり、 少しでも気が紛れるようにと、ウォークマンで音楽を聞かせてくれたりしました。

 

普段は口数の少ない主人ですが、このとき本当に頼りになって、「とても優しいな」と 感じましたね。

 

夫の優しいエピソード2.祖母をおんぶして 外出させてくれた

おんぶ

 

主人の祖母は足が悪く、「皆に迷惑かけたくない」と言って、普段はなかなか外出しませんでした。

そんなとき珍しく祖母が外出することになって、みんなで家から1時間半ほどのところまで、遠出したのです。

 

主人の父が、「祖母に美味しいものを食べさせたい」と予約して、連れてきてくれたお店が昔ながらの古いお店。

そのため、エレベーターもなく、階段しかありませんでした。

 

遠慮する祖母に、主人はなにも言わず、おんぶして祖母を3階まで階段を登って、連れて行ってくれたのです。

その階段が普通の階段よりも急なつくりになっていたので、見ている私たちは「大丈夫かな」と、とても心配。

しかし、主人は祖母をしっかりおんぶしていました。

 

そのときの祖母の嬉しそうな顔を今でもよく覚えています。

祖母も二度とこられないと思っていたので、 主人にすごく感謝して、「ありがとう、ありがとう」と、何度もお礼を言っていました。

 

小さいころから おばあちゃん子で、おばあちゃん孝行ができて嬉しそうな夫。

その後、「せっかくきたから」と、海の見える神社にお参りに行きました。

 

そのときも、ずっと主人が祖母の車椅子を押して、上り坂も押してくれましたね。

夏の暑い時期だったので、主人も大変だろうと交代しようとしましたが、「大丈夫」と言って、最後まで主人が車椅子を押してくれました。

 

そんな姿を見て、小さいころから共働きだった両親に代わって、自分たちの面倒を見てくれた祖母に感謝している話をしてくれたことを思い出した私。

そして、「主人は、本当に優しいな」と感じました。

 

それが、主人の祖母と遠出した最後の思い出になったのです。

 

 

夫の優しいエピソード3.私の父に嫌な顔ひとつせず付き合ってくれた

祖父

 

私の父と主人が、はじめて会ったときのことです。

私の父はお酒が大好きで、スナックなどの店に行くのも大好きでした。

しかし、主人はお酒はほとんど飲まないので、「父に無理に付き合わなくてもいいよ」と、事前に言っていたのです。

 

私の父は、主人を連れてきてくれたことが、嬉しくて嬉しくて、飲めない主人にお酒をすすめはじめました。

飲めないお酒を主人は一生懸命飲んでくれたのです。

 

私は主人の体が心配だったので、父に「お酒を勧めないように」と言うと、父が酔っているのもあり、怒り出してしまいました。

一度怒り出すと、自分の感情をなかなかコントロールできない父。

その様子を見て、「主人も引くだろうなぁ」と思っていたのですが、父に対して優しく介抱してくれ、そしてまたお酒に付き合ってくれたのです。

 

父もそれで機嫌を直し、そしてお店を2件ほどはしごして、上機嫌で家に帰って行きました。

主人は飲めないお酒を勧められ、トイレに何度も入っている様子。

私は主人に、「無理させてごめんね」と、謝りました。

 

すると、「僕のお父さんなるから、お父さんに機嫌直してもらって良かった」と、嬉しそうに話してくれたのです。

私は思わず、嬉しくて涙が出ました。

主人の優しさがとても身にしみましたね。

 

そして、それから父と会うたびに、飲めないお酒を飲んで相手してくれ、父の介抱もしてくれました。

父も私が「いい人と巡り会えてよかった」と、とても嬉しそうに目を細めていましたね。

 

夫は、父が病気になる前まで、お酒に付き合ったり、カラオケに行ったりして、父親孝行してくれたのです。

 

まとめ

おたがい育った環境も考え方も違う2人が、「一緒に夫婦としてやっていくのは本当に大変なこと」だと父から教わりました。

本当にそのとおりだと最近つくづく感じます。

 

主人に腹が立つこともしばしばですが、欠点ばかりみず優しいところのある主人とこれからもずっと共に歩いて行きたいです。