27歳女性。自営業・イラストレーター・WEBライター。ひとりっ子のB型で、マイペースを地で行く性格。のんびり屋の性格のため、「食べるのが遅い」とよく言われるが、食事を味わって食べるのが好きなので、なかなかなおらない。
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ひとりっ子で幸せだと感じたエピソード1.親が自分にだけ期待
ひとりっ子で幸福なことの1つが、親の愛情を一身に受けられるいうことです。
子どものころも、かまってほしいときや甘えたいときは、アピールすれば愛情をそそいでくれました。
家族写真で、父と母に挟まれ笑う小さな私は、とても幸せそうな顔をしています。
また、失敗をしたり成績が下がっても、親にあきらめられることがありません。
しっかりと叱ってくれることも、愛情の1つです。
非行とまではいきませんが、高校時代に夜遊びをしていた時期も、放って置かれずにきちんと叱って教育してくれました。
「だめな子」や「手に負えない」と、おわらせることなく、向き合ってくれたのはひとりっ子だからでしょう。
親としても、はじめての子育てなので、できることはすべてやってくれたんだと感じています。
当時は、そのありがたさや貴重さにも、なかなか気付けませんでした。
でも、思い返すとひとりっ子だから、私に使ってくれる時間が多かったのです。
兄弟がいたとすると、私だけの反抗期に、ここまで熱心に向き合って真剣に接してくれなかったでしょう。
ひとりっ子で幸せだと感じたエピソード2.お下がりを着なくてすむ
上に兄弟のいる友だちから、一番うらやましがられるのは、洋服がお下がりじゃないこと。
ひとりっ子の私は、親から与えられるものはすべて新品です。
親が、ファッションに関心があったので、毎月新しいお洋服を買ってもらっていました。
幼稚園でも、兄弟の多い友だちはいつも同じ服を着ていたので、子どもながらに鼻たかだかでした。
そんな、子どものころにつちかわれた美意識のおかげで、現在の美意識も高く保っています。
ほかにも、テレビゲームも自分の好きなものを買ってもらっていました。
兄弟と争うことなく、自由に好きなものを楽しめる環境はとても幸福でした。
自分にだけお金をかけてもらえるというのは、当たり前ではないのだと、大人になって周りを見て思っています。
ひとりっ子で幸せだと感じたエピソード3.食事はゆっくり
兄弟という争う相手がいないので、食事を好きな順番で、時間をかけて食べることができました。
おやつやお菓子も、誰かに取られたということがなく、食い意地が張らず大人になることができたのは、幸福なことだと思います。
早食いの習慣が付いていないので、子どものころから、よく噛んで味わって食べていました。
それは、大人になった今でもいきていて、食事の仕方を褒められることが多いです。
自分では、ほとんど無意識ですが、恐らく子どものころからの要因が大きいのでしょう。
ひとりっ子で幸せだと感じたエピソード4.友だちや彼氏を自由に家に呼べる
両親は共働きでしたので、学校がおわって帰宅すると、私は家にひとりです。
親の許可だけ取れば、友だちや付き合っていた彼氏を、気兼ねなく家に呼ぶことができました。
一軒家でしたので、少しくらい大きな声を出しても問題はなかったんです。
もしも兄弟がいたら、多少なりとも気を使ったりしていたと思います。
ひとりっ子の特権を、存分に使えました。
ひとりっ子で幸せだと感じたエピソード5.兄弟に対して劣等感を抱かない
誰かと比べられるというのは、辛いものです。
血のつながった兄弟であれば、なおさらです。
ひとりっ子だった私は、そんな劣等感もなく、伸び伸びと育つことができました。
「できの良い兄弟を持つと辛い」という話をたまに耳にしますが、ひとりっ子は、そのような悩みに無縁です。
とくに高校時代に成績が落ちてしまった時期、教育に厳しかった両親は私を叱りました。
ですが、そのときにも誰かと比べるようなことは、言われませんでした。
私の勉強の仕方や、態度に関してだけを叱ってくれたんです。
これは、私にとってとても幸福なことでした。
また、結婚の時期や就職先においても、ひとりっ子は兄弟と比べられることはありません。
人生の重要な選択を、急かされることなく自分のペースで判断できました。
視野が狭くなることなく行動できたのは、自分だけのことを見て、考えることができる環境だからだったのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
兄弟がいる人にしか感じられない幸せがあるように、ひとりっ子にも幸せがあります。
兄弟に、憧れたことがないわけではありません。
大人になるまで親の愛情を一身に受けて育つことができたので、「ひとりっ子で良かった」と、心から感じています。