「あちゃー」と感じたエピソード3つ

あちゃー

32歳、女性。結婚後は専業主婦。心配性なため、実際に動く前には入念に下調べをするタイプ。しかし、なぜかおかしなことをしてしまい、「あちゃー」と思うことも多い。
同じくうっかりやな夫を見ていると、私がしっかりしなければと思う日々。趣味は読書。コーヒーを飲みながら本を読む時間が好き。

 

 

「あちゃー」と感じたエピソード1.大学の二次試験の日、バスを間違える

バス

 

高校3年生のとき、私は県外の大学への進学を目指していました。

センター試験では、なんとか合格ラインを突破し、二次試験で第一志望の大学を受けることにしたんです。

 

その大学があるのは、地元からは、新幹線の距離。

入試があるといっても、親がついてきてくれるわけではありません。

 

同じ大学を受ける友だちとふたりきりで現地へ向かい、入試会場の下見をしホテルに泊まっていました。

試験会場は、大学のキャンパスで調べたところでは、ホテルからバスで15分程度の距離にあるようでした。

 

友だちとは受ける学部が違うため、試験の日はひとりで大学まで、行かなければならなかったんです。

万が一にそなえて、当日は試験開始の3時間前に起きました。

 

ホテルを出たのは、その1時間後。

駅前のホテルだったので、駅のバスターミナルから大学へ向かうバスに乗りました。

 

いや、乗ったはずだったんです。

駅から試験会場へ向かうバスにしては、同じ受験生らしき人の姿がないと気づいたのです。

 

バスの前方に表示されている、停車地を元に行先を調べたところ、別のキャンパスへ向かうバスでした。

それがわかった瞬間、血の気が引きました。

 

降りなければと、焦って声が出なくなってしまったほどです。

次の停留所で降り、どうしていいかわからず親に電話をしました。

 

「タクシーを呼んで、連れて行ってもらいなさい!」と言われ、急いでタクシーを呼びました。

はやめに出発していたため、試験開始ギリギリに会場へ着くことができたんです。

 

今となっては「あちゃー」と、笑える話ですが、試験に落ちていたとしたら、私はバスが大嫌いになっていたでしょう。

 

「あちゃー」と感じたエピソード2.義父が土地を探しはじめた

土地

 

夫の両親は、すごくきっちりしていて、計画性がある人たちです。

だからなのか、夫自身は楽天的で細かいことを気にせず、行き当たりばったりなところがあります。

 

そんな夫の性格ゆえか、単に長男だという理由で心配しているのか、義父母は私たち夫婦の将来設計にも口を出しました。

とくに、家については、はやくマイホームを建てさせようとします。

 

私たちが、結婚前に同棲をはじめたときから「結婚するのなら、家を買ったらどうか」と、言ってきました。

そう言われても、結婚後の仕事についても、はっきりしているわけではありません。

 

子どもが、できるかどうかもわからないような状態で、一生ものになる家の購入なんてできません。

もちろん、そんなお金もありませんでした。

 

結局、「今は、まだ考えられない」と、きっぱり断っておいたんです。

ところが、少し前に子どもが生まれてから、夫が急に「はやく家を建てたい」と、言い出しました。

 

今の賃貸住宅は、広さはそこそこあるものの、子育てには不便な部分が多いんです。

私もその気持ち自体には同意しましたが、我が家の経済状態では、とてもじゃないけれど家は買えません。

 

それなのに、夫が義父母の前でうっかりマイホームがほしいと、口に出してしまったんです。

そんなことをしたら、義父母はそうしろとすすめてきますよね。

 

「あちゃー」と思ったものの、お世話になっているふたりの手前、私は黙っていたんです。

そうしたら、数日後、実家に寄ってから帰宅した夫の手には、なにやらチラシが。

 

なんとそれは、PCで出力された義父おすすめの物件および土地だったんです。

「これくらいの値段なら、買えるだろう」と、渡されたそうです。

 

その、あまりにもはやい行動に、私はあきれてしまいました。

夫のうっかりが原因ということで、義父母には、夫からちゃんと説明してもらいました。

 

義父母の前では、うかつなことを口にできないと思ったできごとでした。

 

 

「あちゃー」と感じたエピソード3.しらけた雰囲気

しらける

 

私は中学生のころから、ハリーポッターの大ファンです。

この作品から、イギリスの児童文学に興味がでて、色々な小説を読みはじめたほどです。

 

大学生になってからも、ずっと私にとって大切な作品でした。

日本語版を読みおえたあとは、まだ翻訳されていない新作が気になって、原書を自分で訳しながら読んでいたんです。

 

もちろん、辞書やネットを使って、なんとか意味がわかる程度でした。

でも、とにかくはやく続きが知りたい私にとっては、内容さえわかればそれで充分でした。

 

そんな思い出話をしたのが、大学を卒業し新卒で入った職場での休憩中のことです。

どんな人でも、多少はそんな感じで、ひとつの物語に夢中になったことがあると思っていた私。

 

それが、特別なことだとは思っていませんでした。

ところが、職場の人にとってはそうではなかったようで、すごく冷たい目で見られてしまったんです。

 

冗談だとか、自慢していると思われたのか、理由はわかりません。

だけど、あきらかに場がしらけてしまったのが感じ取れて、「やっちゃったな」と、思ったことは覚えています。

 

まとめ

私の「あちゃー」と、思ってしまった経験をご紹介しました。

自分では普通にしているつもりでも、とんでもない間違いをしていることってありますよね。

 

挽回できることばかりなら良いのですが、あとから頭を抱えるハメにならないように、慎重に行動したいものです。