兆候もなかったのに、私がうつ病に突然なった理由2つ

精神病の女性

・年齢 26歳
・性別 女性
・職業 主婦
・タスクのテーマ(タイトル)に関連する経歴などの情報
 26歳女性。英会話講師として勤務しましたが、只今産休中。3歳から6歳、8歳から10歳、12歳をアメリカで過ごし、日本と何度も行き来をする。中学2年生で日本の中学に進学。いじめを受けうつ病と診断される。1年半ほどで克服し、大学まで進学する。現在は結婚して実家を離れ関東で暮らす。
・ライフスタイル(趣味等)
 海外ドラマ、旅行が好き。最近では料理と編み物にはまる。現在妊娠7ヶ月の妊婦。

 

 

兆候もなかったのに、私がうつ病に突然なった理由1.周りの人の考え方が理解できなかった

疑問を持っている女性

 

私は幼少期、父親の仕事の関係でアメリカと日本と行ききする生活を10年間してしました。

そのため、学校に新しく友だちができても2年ほどで転校し、また違う場所に行き、新しい環境になじまないといけませんでした。

当時はそこまで辛いと思っておらず、子どもだったのであまり理解していませんでした。

 

中学生になり、やっと日本で落ち着いて生活ができることが決まり、ある中学校に入学しました。

そこで私はひどいいじめにあうことになりました。

 

日本語があまり上手に話せなかった私は、友だちを作ることにとても苦労しました。

思春期でしたし、まわりの目線や評判が気になり、なかなかうまく人になじむことができませんでした。

新しい環境に慣れるのはそう簡単ではないことを、なんとなくわかっていた私は、いつかきっと友だちができるだろうと前向きに考えるようにしました。

 

しだいに少しずつですが、私をしてくれる友だちができるようになりましたが、私と関わる人たちもいじめられることになってしまい、気づけばまた一人になっていました。

日本の学校は外物を受け入れることがそんなに難しいのかと、私は自分ではなく相手のことを責めることによって気持ちが楽になっていました。

 

両親もあまり私のことを心配しておらず、きっといつかいい友だちにめぐり合えだろうと思っていたようです。

でもいじめはどんどんひどくなる一方でした。

 

最初は話しかけても無視されたり、私がいるところから走って逃げられるだけでしたが、気づけば机がなくなっていたり、体操服がなくなっていました。

先生がいない間に暴言をはかれ、黒板に私の悪口をたくさん書かれていました。

もちろんそのいじめをおこなっていたのは女の子だけではなく、男の子も一緒にやっていました。

 

私はなぜそんなことをするのだろうと不思議で仕方ありませんでした。

なにが楽しいのか理解ができず、私は日本人と考え方が違うのかと考えるようになりました。

 

さすがの両親も今まで友だちができれば、すぐに報告していた私からなにも聞いていないし、心配して最近の学校事情を聞かれました。

私はすべてを正直に答えて、親はそれは「いじめ」だということに気づきました。

両親は心配して学校に相談をしにきました。

 

もちろんその噂をすぐに広まり、いじめは止まりませんでした。

弱いものあつかいをされ、仲間にもいれてもらえませんでした。

私は今までこの学校に転校して泣いたことはありませんでしたが、両親に迷惑がかかってしまったことが一番悲しいと思ってしまい、家で泣き崩れました。

 

泣き止むことができず、ついに過呼吸のようになってしまい、体がぐったりとして反応がなくなってしまいました。

親は救急車を呼び、病院に連れて行かれました。

過度なストレスだと診断されて、10円ハゲもできていました。

 

そこで医師は心療内科に行くことを進めてきたので、はじめて病院に通うようになりました。

そこで、私はうつ病だと診断されました。

うつ病の意味がわからなかった私は、医者に原因と理由を聞き、はじめて心にも病があることを知りました。

 

知らない間にそうとう我慢していたみたいで、一気に体に症状が出てしまいました。

自分の気持ちは大丈夫だと思っていても、体は精神的にも病んでしまっていたのです。

 

 

兆候もなかったのに、私がうつ病に突然なった理由2.心の病気を受け入れることができなかった

お手上げ

 

うつ病だと診断されても、もちろん薬を飲んで治るわけではないので、自分とのたたかいでした。

まずは自分がうつ病であるということを理解して受け入れる必要がありましたが、私にはそれができませんでした。

病気だと言われても、どこか痛いわけでもないですし、体調が悪いわけでもなかったので、自分が病人あつかいされることが本当に嫌でした。

 

ただ考え方はどんどんすれていってしまうようになり、気づいたら「死にたい」と呟いていたそうです。

まさにそれが心の病だということを少しずつですが、受け入れる努力をしていきました。

 

食欲はあるのに気づけばストレスのせいで、かなりやせてしまった私はまわりの人に心配されるようになりました。

私のことをいじめていた人もしだいに少なくなり、気づけば2、3人私のそばにいてくれる人がいました。

そこで私はその人たちに感謝しつつも、主犯が誰であるかと問い詰めようになり、復讐をしようと考えていました。

 

自分がされたことを、そのままそっくりやりたくなり、周りの人に声をかけて自分の主犯の生徒をいじめようと心に決めていました。

黒板に悪口を書いたり、教科書を捨てたりと私の行動はどんどんエスカレートしていきました。

いずれ担任の先生に気づかれ、私の両親が学校に呼び出され、ひどくしかられました。

 

私はこれもうつ病のせいなのかと思い、自分の性格ではなく病気を責めるようになってしまいました。

1週間ほど学校を休み、心療内科に毎日通いました。

専門医の先生をいろんな話をして、心に抱えている問題をすべて吐き出すように言われました。

 

話していくうちにどんどん気持ちが楽になっていったような気分になり、学校にも通えるようになりました。

そのあとはすべての人と和解し、無事に高校に進学することができました。

いじめにあったことは今でも辛い思い出ですが、かけがいのない友だちができたので深く考えずに前向きにとらえることにしました。

 

まとめ

まずはうつ病という病気を知っていないと、気づかないうちになってしまう場合があります。

知らなくても、現実を受け入れることに時間も体力も必要になりますが、心療内科と両親に身をあずけることによって少しずつ克服できます。

心の病を怖いと思いそこから逃げるのではなく、しっかりと立ち向かう大切さを知りました。