運動神経が抜群すぎて辛かったエピソード3つ

運動する男性

35歳男性。栃木県出身。

栃木県での中学校の教諭を経て、現在は、東京都内のIT企業で働いています。

 

大学時代や社会人になってから、他人から喧嘩を売られたことが、たびたびある私。

しかし、その都度、自分の運動神経のよさを利用して、相手を罠にはめてやりました。

ただ、敵を罠にはめすぎて、自分が叱責を受けたり、ガードマンからマークされてしまうなど、不利益を被ったことも。

 

趣味は、ロードサイクリングと読書、株式投資。

 

 

運動神経が抜群すぎて辛かったエピソード1.中学1年生のときに、マラソン大会で3位に入賞し、妬みを買った

卓球

 

中学時代、卓球部に所属していた私。

ですが、1年生のときは、先輩たちから「生意気だ」と思われており、嫌われていました。

 

そんな私ですが、自分のなかで、思っていたことがあります。

それは「卓球部というのは、運動部のなかで、もっとも楽な運動部」ということです。

にもかかわらず、私はジョギングばかり、させられる毎日を送っていました。

 

ジョギングが終わったあとは、立ちっぱなしで、球拾いをさせられるため、部活動というものに対して、露骨に嫌気を感じていた私。

部活動に対して、嫌悪感を示していました。

 

このため、卓球部の先輩から嫌がられるために、練習も適当にやっていましたね。

動作も、緩慢に振る舞っていたのです。

 

ところが、私の性格には、へそ曲がりな点があります。

「卓球部の部活動では、頑張りたくないけれども、ほかの場面では頑張ってみよう」

内心では、こう思っており、そのチャンスをうかがっていたのです。

 

そのチャンスが、1年生の12月に開催された、マラソン大会でした。

中学校の周囲5kmをすべての学年で走る大会でしたが、私は懸命に走り続け、3位に入賞。

 

そして、最後に表彰式が催され、表彰台に乗った私は、校長先生から表彰してもらいました。

この私の姿を忌々しそうに眺めていた、卓球部の先輩たちの目つきを見て、私は「ざまあみろ」と思いましたね。

 

しかし、それからというもの、2年生の先輩から、口々に罵られるように。

「なんでおまえ、部活動を真面目にやらないで、マラソンは頑張るんだよ!」と。

それには、閉口しましたし、悪口を言う先輩が、ムカついて仕方なかったです。

 

運動神経が抜群すぎて辛かったエピソード2.大学時代、県立図書館で初老の男性客から、何度も追いかけられた

図書館

 

私は大学に入学してからは、毎週のように、大学の近くにある県立図書館に出向いて、本を借りていました。

また、調べ物があるときには、図書館に2時間くらいいて、本の内容をノートに書き写していたのです。

 

お金を持っていなかった私にとって、図書館はとてもありがたい存在でした。

ところが、図書館に通うようになり、あることに気がつきます。

それは、「平日の昼間に図書館に長居している大人というのは、変わった性格の人間が多い」ということです。

 

ある日、とある初老の男性が、私に嫌がらせをするようになります。

私がそばを歩くたびに、私に対して、「向こうへ行ってしまえ」という手振りをするのです。

しかも、毎回。

 

どうやら、私の歩く音が「うるさい」と、感じるようで……。

毎回「しっしっ」と、「向こうへ行け」と手を振られるものですから、私も腹が立ちます。

 

そこで、私は彼に対して、嫌がらせをしてやることにしました。

彼のそばを歩くときに、わざと彼の頭上で、「ハックション!」と、くしゃみをするのです。

また、彼が座っている椅子を思いっきり蹴ったことも。

 

すると、彼は無言で椅子から立ちあがり、黙って私のほうへ向かって、歩いてきます。

私は、彼を外へ誘い出そうとしました。

 

この県立図書館は、2階が本の閲覧スペースですので、先に私が階段を降りて、そのまま、1階の出口の前で立ち止まります。

そして、階段を降りてくる彼に向って、「お尻ペンペン」をやってやりました。

 

彼が怒った表情になって、さらに歩くスピードを速めてやってきます。

私は「やばい」と感じて、とっさに、1階の玄関の扉を押して、外へ出ました。

 

すると、すぐに、背後から「おい待て! こら!」という、彼の声が聞こえてきたのです。

私は慌てて、図書館の玄関前の階段をかけ降りて、全力で走り続けました。

 

その間も、背後から追いかけてくるおじさん。

「こら待て! おい!」という声が聞こえてきましたが、やがて、背後に人がいる雰囲気がなくなります。

 

走るのを止めて、後ろを振り向くと、おじさんは図書館へ戻ろうとしていました。

かなり息を切らしているようでしたね。

 

その日は、私はそのまま帰宅しましたが、翌日も図書館へ行きました。

勉強するために、必要な本があるのですから、仕方ありません。

 

すると、また、いつもの初老のおじさんがいます。

目と目が合いました。

今度は、その場で「お尻ペンペン」をしてやった私。

 

すると、おじさんは無言で立ちあがりましたので、私は小声で「やるんか?」と聞いて、ダッシュで階段をかけ降りました。

彼は再び、私を追いかけてきます。

 

そして、わざと私は、1階の玄関前で待っていて、彼に追いつかれそうになると、一気に玄関の扉を押して、外へかけ出したのです。

おじさんは私を捕まえようとして、前につんのめってしまい、図書館の玄関前の階段で、転んでしまいました。

 

そして、あごをすりむいてしまったのです。

出血もしていました。

 

私はそのまま知らん顔をして帰ってしまいましたが、それ以来、図書館の警備をしているガードマンから、マークされてしまい……。

「あんた、いい加減にせえよ」と、言われてしまったのです。

 

私は、県立図書館の職員からも、白い目で見られるようになってしまい、それからというもの、図書館内では、大人しく振る舞うようになったのでした。

 

 

運動神経が抜群すぎて辛かったエピソード3.殴りかかってきた同僚社員をとっさに交わして、逆に辱めを与えて、恨みを買った

仕事

 

いま在籍している会社でも、私を嫌っている社員がひとりいます。

その社員は、私よりも年齢が1歳上で、入社早々、嫌がらせをしてきました。

 

座席が私と背中合わせであったため、わざと大きく背伸びをして、私の顔の両側に、彼が両手を伸ばしてくることがあったのです。

私は腹が立って、彼の両手に、マジックで落書きしてやりました。

 

すると、彼の私への攻撃も、次第にエスカレート。

私の体を「ドンドン」と、突いてくるようになったのです。

 

はじめは「止めてくれよ」と言いましたが、彼が止めません。

なので、私も彼の体を「ドン」と、手で突いてやりました。

 

すると彼が、おもいきり振りかぶって、私の顔を殴ろうとしてきたのです。

私は、動体視力には自信がありましたので、すぐにわかりました。

そして、私はとっさに、頭を伏せたのです。

 

彼は思い切り空振りをしてしまい、そのまま空振りし、続けました。

私は彼を無視して、自分のパソコンに向き直しましたが、まだ彼はひとりで空振りをしています。

勢いよく私を殴ろうとしたので、勢い余って、空振りが止まらないのです。

 

彼は20分くらい空振りし、続けました。

女性社員たちが、彼がひとりで空振りをし続けているのを見て、騒いでいましたね。

「あいつ、なにやってるの」「あいつ、頭がおかしくなったんじゃないの」と。

 

それ以来、彼からは恨まれるようになりましたが、なにもされないように。

その代わり、彼の上司からは、私が注意されてしまいましたね。

「勘弁してやれよ。あいつは、赤っ恥をかかされたんだぞ」と。

 

まとめ

私は、自分の外見が嫌いです。

それに、喧嘩が弱そうに見えますから、たまに、他人から喧嘩腰の態度を取られることがあります。

 

そういうとき、運動神経のよさを利用して、敵を罠にはめるのです。

しかし、あまり巧妙に仕返しをやりすぎると、自分も叱責を受けてしまいますので、「バランス感覚が必要だ」と思っています。