友だちに変わり者扱いされ、家族に心配される28歳、独身女性。個人的には、変わっていると思わないけど、周りから見ると変わっているらしい。仕事はごく普通の事務職で、趣味はごく普通の読書。毎日、寝る前に小説を読んで寝るのが日課。じゃっかん、人間不審の気がある疑惑も。
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孤独を感じるエピソード1.結婚願望がまるっきりない
普通の女性は、結婚を最終的な女の幸せと、憧れるものです。
どんなに仕事に打ち込んでいても、結婚を夢見る女性は多いです。
しかし、私は昔っから結婚願望がまったくない女でした。
むしろ、結婚しないことが幸せだと、心の奥底では思っていたのです。
学生のころに、友だちから「なん歳で結婚したい?」と聞かれても、まったくピンときません。
結婚する自分が、思い浮かばないのです。
周りの友だちが、「きゃっきゃっ」と楽しそうにするたびに、違和感は増えます。
「自分は、なんだか違うな」と、普通の女性の感覚を持っていないことに悩むように。
最初は、「そのうち結婚したくなるだろう」と、思っていました。
でも、結局、一向に目覚めず孤独を感じるようになりました。
彼氏ができたことのない友だちでさえ、「彼氏がほしい」と言います。
みんな「はやく結婚したい」と、言うのに。
なのに、私はいくつになっても、結婚願望が芽ばえず絶望しました。
なにか、男性にトラウマがあるわけでもないのです。
友だちに話しても、理解者がなかなかいないことが、辛いです。
孤独を感じるエピソード2.彼氏をつくりたくない
ひとりの時間がほしくて、彼氏を面倒に感じるのも、私のおかしなところです。
私の友だちは、彼氏を優先するし、彼氏とのエピソードを楽しそうに語ってきます。
私も、彼氏がいなかったころは、「恋したらそうなるものだ」と思っていました。
しかし、実際に彼氏ができてみると、楽しいどころか段々面倒になってきました。
彼氏がいることが、負担なんです。
理由は、ひとりの時間がほしいからです。
彼氏がいないと、休日などは小説を読みあさったり、本屋に行ってゆるりとしたいのです。
彼氏ができたら、そちらを優先するように言われて、自分のやりたいことが自由にできません。
ひとりの時間が、けずられていくことがすごく辛くて、ストレスを感じました。
そして、いつしか彼氏をわずらわしく、感じはじめたのです。
結局、このせいで、彼氏とは半年も持たずに破局しました。
友だちに話したら「自分勝手」とあきれられました。
「自分の時間は、彼氏がいてもつくれる」と、説教までされました。
でも、どうしても、ひとりの時間は譲れません。
理解者がいないと、すごく辛くて孤独です。
孤独を感じるエピソード3.友だちでも、長時間は疲れる
私の困った問題は、恋愛だけではありません。
友だちといるときですら、へとへとに疲れてしまうのです。
普通の女性は、おしゃべりが楽しくて、友だちとのおしゃべりでストレスを解消しますよね。
長時間一緒にいても、相手が友だちなら、気をつかわずに仲良くできるはずです。
しかし、私の場合は、仲がいい友だちでも疲れるんです。
疲れてなにも話したく、なくなるのです。
「はやく帰ってくれないかな」となってしまいます。
たまに嘘をついて、「このあと用事があるから」と、帰ってもらうこともあります。
こういう自分に、嫌悪感があります。
誰に言っても、理解してもらえないと思うし、こんな失礼なことを考える自分が嫌です。
どうしても、長時間一緒にいられないところに、自分の闇を感じます。
これが、結婚したくないことに、繋がっているのでは。
人と長時間一緒にいられないのでは、結婚して一緒に住めませんからね。
孤独を感じるエピソード4.妹の結婚に安心感を感じる
もっとも私が「病的だな」と思ったのは、妹が結婚したときでした。
妹が結婚するという報告を聞いて、普通なら「先を越された」と、焦ると思うのです。
でも、私は心の底から喜んだのです。
姉妹ふたりとも結婚していないと、周りの人や親にうるさく言われます。
子どものことも、言われるでしょう。
妹が結婚することで、「ひとりが結婚したんだから、いいだろう」と、ほっとしたのです。
ホッとしたあとで、自分が普通じゃないことに落ちこみました。
結婚に対する気持ちが、人よりも薄く、相当ずれているみたいです。
親だけではなく、兄弟や友だちにも心配されています。
そんな自分がすごく不安だし、「孤独だな」と感じるのです。
まとめ
理解者がいないと、辛いです。
自分のやること、なすこと否定されますからね。
「えー、おかしい」と、全否定されると傷つきます。
理解してもらえないことは、こんなに辛いのかと思いました。
私の結婚に対する想いをわかってくれる人は、今のところ誰もいません。
孤独を埋めるためにも、理解者がほしいと心から思います。