私の身近にいた、放置子の驚きの迷惑エピソード3つ

困る

35歳男性。栃木県出身で、現在は東京都内のIT企業の経理部門に勤務。小学生時代に、親から育児放棄をされていた、1歳上のいとこと頻繁に遊んでいた。しかし、そのいとこが突然、粗暴な行動を取ったり、飢えのあまりゴミ捨て場に捨ててあったパンを食べる行為を見て衝撃を受けた。そして、いとこが問題行動を起こすたび、身近にいた私は迷惑に感じた。私の趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

放置子の驚きの迷惑エピソード1.近所の年少の小学生の頭に熱湯を浴びせた

ラーメン

 

私には、1歳年上のいとこがいます。

母方のいとこなのですが、5歳のころに両親が離婚し、父親に引き取られました。

 

いとこの父親は、建築物の解体作業を専門にする会社に、日給制で働いていた人です。

子育てにはまったく関心を持たず、仕事がおわるとスナックや、恋人のアパートに入り浸っていました。

 

毎日、深夜に帰宅していたようです。

このため、いとこは、自転車で10分の場所にある私の家に、毎日のように遊びにきていました。

 

とくに小学生のころは、学校がおわると友だちと遊び、お腹がすくとカップ麺や駄菓子を買って食べていました。

あるとき私たちより年少の子どもが、ひとりでカップ麺を買い、自分だけ食べようとしていたんです。

 

私はそのとき「まあ、小さいし仕方ないな」くらいにしか思わなかったのです。

しかし、私のいとこが、突然お湯を入れたばかりのカップ麺を取り上げて、その子の頭にぶちまけたのです。

 

その子は、泣き叫びました。

結果的には、火傷を負うことはなく怪我もしなかったのです。

 

でも、その日の夜、この子の両親が私の家に苦情を言いにきました。

これには、小学5年生だった私も、迷惑ないとこだと思いました。

 

放置子の驚きの迷惑エピソード2.年少のいとこの顔面に小便をした

しっこ

 

母方のいとこの驚きの行動は、ほかにもあります。

私の家から、自転車で15分程度の場所に、母方の親戚の家がありました。

 

この家は、母親の末弟の家でした。

私と、私の1歳年上のいとこで、たまにこの親戚の家にも遊びに行きました。

 

この家には、私よりも8歳年下のいとこがいたので、小さい子どもと遊ぶのが楽しかったのです。

とくに夏休みの期間中は、私たちいとこ同士で、この親戚の家に頻繁に遊びに行きました。

 

まだ年少のいとこが、3歳のころで、この親戚の家の庭にビニール製のプールを広げて、水遊びをして遊んでいたのです。

その日も、いつものように年少のいとこと一緒に遊んでいました。

 

水鉄砲したり、小さなビニールのボールを使って遊んだりもしました。

2時間くらい遊んでいたら、いとこの母親がやってきたんです。

 

「お昼寝しようか」と言って、年少のいとこを抱きかかえて、庭の芝生の上でバスタオルで体を拭いてあげていました。

私の1歳上のいとこは、その様子を羨ましげに見ていたような気がします。

 

おばが室内に着替えを取りに戻った瞬間、1歳上のいとこが、年少のいとこの顔面に向かって小便をしはじめたのです。

年少のいとこは大声で泣き叫び、おばが走ってきました。

 

おばは、小便をしている年長のいとこを突き飛ばすと、すぐにバスタオルで年少のいとこの顔や髪の毛を拭いてあげていました。

「もう帰って!」と怒鳴られ、それから私と1歳上のいとこは、この親戚の家には出入り禁止となりました。

 

私まで巻きぞえをくってしまい、かなり迷惑しました。

 

 

放置子の驚きの迷惑エピソード3.ゴミ捨て場のパンを食べた

パン

 

私の1歳上のいとこは、小学生時代、放課後は私の家などで遊んでいました。

しかし、夕飯を私の家で食べることはありませんでした。

 

私の父親が、嫌がったからです。

このため、いとこは夕飯はひとりで自分の家で食べていたようです。

 

あるとき、夕飯のことを聞いたことがあるのですが、「ご飯の炊きかたは教わったから、ご飯は炊いている」とのことでした。

そして、缶詰を買ってきて、おかずとして食べているらしいです。

 

ただ、なんとなく日々、接していて、飢えている印象はありました。

そして、飢えを確信したできごとがありました。

 

私といとこで、家の近所を歩いていたとき、ゴミ捨て場の脇をとおりかかったんです。

そのときです。

 

いとこが、ゴミ捨て場に走り寄り、開封していない菓子パンを拾いあげました。

そして、「あげないよ」と私に言って、菓子パンを開封してその場で食べはじめたのです。

 

私は、驚いてしまいました。

しかも、まずいことに私の家のとなりの家のおばさんに、この様子を目撃されてしまったのです。

 

そして、その日のうちに、私の母親に報告されてしまったのです。

私の母親は、「ゴミ捨て場のパンなんか、食べちゃダメだよ」と言って、いとこに厳重注意しました。

 

この話を聞いた私の父親は、「いい恥さらしだな」と言って、なげいていました。

私も、恥をかかされた気がしました。

 

まとめ

私のいとこが、まさに放置子でした。

人間というのは、親からの愛情を知らずに育ってしまうと、突発的に暴力的な行動を起こすということを小学生時代に身近で体験しました。

 

当時の私は小学生でしたが、子どもを育てる責任感のない人間は、子どもをつくるべきではないと、確信したのでした。