36歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
夫と元カノの関係に嫉妬したエピソード1.結婚後も届く元カノからのハートマークたっぷりのメール
男性というのは、恋愛を完結したとしても、相手の女性から「会いたい」とお願いされれば、会うこともやぶさかではない方が多いですよね。
実際に、私の元夫もまさにそんな印象の男性でした。
夫と私が結婚してからすぐのことだったんですが、普段、私からの着信があった際に流れるメロディとは明らかに違うメロディが、夫の携帯電話から流れ出したんです。
ちょうど、夫が就寝中の夜にかかってきた着信音だったので、悪いとは思いつつ気になったので、夫の携帯電話を見てみることに。
なんとそこには、意味深なイニシャルで、登録された人物からの電子メールの着信お知らせが。
そして、普段であればそんなことはしないんですが、どうにも気になってしまったので、ついなかを見てしまったんです。
すると、そこには、明らかに女の子が書いたのが一目でわかる、文面の数々。
とくに、私の神経を無性に逆撫でしたのが、文章の至るところにちりばめられた、ハートマークの絵文字の存在でした。
友だち相手でも、ハートマークをたくさんいれる女性は、たしかにいます。
しかし、男性相手にハートマークを入れるとなると、相手を勘違いさせたくないために、特定の男性にしか使わないという方が多いと思うんです。
そんななか、妻帯者である夫に対して、これだけたくさんのハートマークを使ったメールを送るということは、「もしや不倫してる?」と思っても仕方ないことかも知れませんよね。
ただ、送信者がイニシャルだけの表示だったので、誰かが分かりませんでした。
そのため、その人からおくられてきた過去のメールを履歴からすべて参照してみると、ひとつ分かった事実が、送信者が夫の元カノであるということです。
結婚後にも元カノと連絡を取りあっていることは、100歩譲ってあげたとしましょう。
しかしそれでも、まさかこんな内容のメールをやり取りしているとなると、さすがに浮気を疑ってしまいます。
実際、そのメールを読んだだけで、私のなかのふつふつと嫉妬心が芽生えてしまったほど。
たとえば、普段、夫が私に対しておくってくるメールの内容というと、よくて3行程度ですし、大抵1行の文章だけで完結しています。
それに、文章自体もぶっきらぼうな、ぶしつけな内容ばかり。
にも関わらず、この元カノさんには、まるで恋愛をはじめて経験したばかりの高校生かの如く、優しい言い回しや文章で綴られてるんです。
もう、これを見ただけで、私のなかでは腹立たしい思いでいっぱいでした。
その場で夫をたたき起こして、問い詰めてやろうかとも思ったんですが、どうせなら、もう少しだけ経過を観察したうえで、浮気かどうかを確かめて見たかった私。
なので、そのときは溢れる怒りと嫉妬心をなんとか、なだめつつ就寝しました。
夫と元カノの関係に嫉妬したエピソード2.その後も鳴り止まぬ着信音
その後も、自宅にいるときにも、例の聞き慣れない着信音が鳴ることがあり、そのたびにわざわざそのときの作業を止めてまで、携帯電話をチェックしに行く夫。
その行動を見ているだけでも、「浮気してるんでしょ!」と問い詰めたくなってしまうくらいでしたね。
結局、それからも継続して元カノからのメールが届くので、さすがに私も我慢できなくなり、とうとう夫に対して確認することにしたんです。
夫が帰宅してからさりげなく夫の携帯電話を上着から抜き取り、慣れた手つきで、元カノさんとのメール履歴からメールを表示させます。
そして、夫に対して「えらく甘い文章でこの女性とやり取りしてるようだけど、浮気してるの?」と、質問。
それまでの鬱憤が溜まっていたこともあってか、自分でもびっくりするくらいのストレートな表現で、問いただしてしまいました。
すると、てっきりしどろもどろになるのかと思いきや、夫からはさりげなく一言、「浮気はしてないよ」という内容が。
実は、これ以前にも夫は一度浮気していて、私にばれたことがあります。
そのときに浮気がばれた際の夫の言動や行動とは明らかに違う、どこか余裕さえ感じられる返答だったので、直感的に「浮気ではない」と私も感じてしまったほど。
詳しく聞くと、その元カノさんは、私とつき合う直前までつき合っていた女性で、相手もすでに結婚し家庭を持っているとのこと。
ただ、元カノの旦那さんがいろいろと問題のある方で、夫がそれに対して相談に乗っていたのだとか。
たしかに、メールの内容だけで見る限り、文章自体はハートマークがちりばめていたりと意味深でした。
しかし、実際に会っている様子がうかがえる部分はなかったので、「メールだけでのやり取りで、相談に乗っていたんだ」ということは分かったのです。
ただ、それでも女心としては、私に対しては普段から素っ気ないメールの文章でおくってくるくせに、元カノにだけはやたら優しげで思いやりのある文章をつづっているのを見たこと。
また、それを書いている夫の表情や姿を想像するだけで、嫉妬心と同時にちょっと「気持ち悪い」と感じてしまう、私がいたのも事実です。
結局、元カノとは浮気はしていなかったんですが、それ以後も浮気癖が治らず私も、離婚という結末に至りました。
「今でも、その元カノとメールのやり取りをしているのかな?」と想像すると、「別れて良かった」としみじみ実感できてしまうくらいですね。
まとめ
元カノからのメールやSNSが携帯に入っているだけで、内容を問わず妻としては、やりきれない思いでいっぱいになります。
男性の方は、「たとえ浮気心がまったくなかったとしても、元カノからのアプローチがあるだけで、奥様を嫉妬に狂わせてしまうかも?」という危機感を、あらかじめ抱いていてくださいね。