27歳女性。自営業。
イラストやライティングをはじめとする、在宅ワークを中心に生活。
育ちも性格も趣味も違う、デコボコな旦那と結婚しました。
すれ違いや喧嘩もありつつも、結局は仲良し。
コーヒーショップにて、自分のオリジナルのブレンドコーヒーを見つけるのにハマリ中。
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夫への不満を解消できたエピソード1.夜遅くなるときに連絡をしてくれない旦那
今でこそ、遅くなるときにはしっかりと連絡をしてくれる旦那ですが、結婚当初の連絡不精っぷりは、かなりひどいものでした。
定時で帰ってくると聞いていたのに、朝帰りになったり、休日になると勝手に、なにも言わずにふらりと買い物に行ってしまったりと、自由奔放ぶりが悪い意味で目立っていたのです。
対して、学生時代のころから両親に「出先をしっかりと連絡するように」と、教育されていた私。
自分の帰りが遅くなるときには、必ず連絡を入れていました。
なので、同居している私になんの連絡もせずに、心配をかけて平気な顔をして、遅く帰ってこれる旦那の神経が理解できませんでしたね。
旦那には何回も、「遅くなるなら連絡をして」と言いましたが、旦那は「遅くなっても、必ず家に帰ってくるのだし」と素知らぬ顔。
たしかに旦那は、どんなに遅くなってしまったとしても、最終的には必ず帰宅してくれます。
そこの信用はしているのですが、問題はそのことではありません。
連絡がないと、「それまでになにかあったんじゃないか」と、心配しながら待つ私としては、気が気ではないのです。
そんな気も知らず、旦那からするとイマイチピンとこない様子。
なかなか解決の糸口が掴めないまま、やきもきしながら日々が過ぎていく最中で、事件が起きました。
夫への不満を解消できたエピソード2.旦那を待ちながら目に入ったニュース
ある夏の日、私は旦那より先に、仕事の打ち合わせから帰宅したときのこと。
時間は午後7時くらいで、ちょうど帰宅ラッシュの時間です。
旦那はその日の朝に、「7時くらいにあがって、早く帰ってくる」と言っていたので、ちょうどよいタイミングと思いながら、夕食の支度をしはじめました。
今でも忘れませんが、その日は野菜が比較的安い時期だったのと、スーパーの半額のセールに間に合い、旦那の好物であるロールキャベルをつくっていたのです。
40分程度で、食卓の準備は整ったのですが、いまだに旦那からの連絡はありません。
家から旦那の職場までも、ちょうど約40分程度。
ですが、少し遅れるくらいはよくあることなので、さらに20分ほど待っていました。
しかし、それでも旦那からの電話もメールもありません。
「まさか、なにも言わずにまた飲みに行ったの? ごはんつくっちゃったのに……」と、イライラしはじめた私は、気晴らしにテレビを点けました。
すると、驚くニュースが入ってきたのです。
旦那の職場の近くで大きめの火災があり、今も消火活動中とのこと。
幸い死人は出ていないようでしたが、大きな火傷をしてしまった人も、数人いらっしゃいました。
そしてそこには、旦那と同じ「30代男性」との表記が。
心配性の私の心臓の鼓動は急速に早くなり、その場で旦那に電話をかけましたが、電源が切れていたのです。
会社はもう電話がつながらず、同僚の方の連絡先も当時は知りません。
私の頭のなかで、先ほどつくったロールキャベツが火にくべられている光景に、旦那の顔が重なりました。
夫への不満を解消できたエピソード3.私の心配を意に止めない旦那にショックを受けて
私は心配で心配で仕方なく、電源がついていないと分かっていても、旦那にメールと電話を入れ続けました。
「もし旦那が、大怪我をしてしまっていたらどうしよう」、「病院に運ばれて、誰にも連絡できないような状態だったらどうしよう」と、悪いことばかりが頭によぎります。
変なところだけが冷静で、ロールキャベツをとりあえず冷蔵庫に入れました。
そして頭から悪いイメージを拭うために、洗い物をしたり、猫を抱きしめたりしましたが、一向に連絡はありません。
猫に独り言のように、「大丈夫なのかな?」と聞いた瞬間に、涙が溢れてきました。
そして4時間ほど経った、日付も回りかけたころに、突然旦那が帰宅。
不安と怖さで精神的に限界がきかけていた私は、すぐさま旦那のもとに駆けつけ、抱きしめて「無事で良かった」と泣いてしまいました。
ですが、旦那からしたら、なにがなにやら分かりません。
「急に誘われて、飲んでただけなのに、大げさだな」と。
その瞬間に、私のなかの緊張が切れて、カッと頭に血が昇ってしまった私。
「あんたが大怪我したかもしれないと思ってずっと心配していたのに! 私の感情や心配も全部踏みにじられるようなら、出て行く!」と大泣きして、冷蔵庫のなかのロールキャベツをゴミ箱に捨てたのです。
夫への不満を解消できたエピソード4.キレた私と旦那の和解、その後
いつもは、まったくキレたり大声を出したりすることのない私のそんな姿に、旦那も驚いたのか、すぐにその場で謝って、なにがあったのか聞いてくれました。
この旦那の冷静な対処には、今でも感謝しています。
私は子どものようにしゃくりあげながら、それまでのことを話しました。
旦那が会社の人と飲んでいたのは、会社とは別の駅で、火災のこともなにも知らなかったとのこと。
私はどれだけ心配していたのかを伝え、一緒に夕食を食べたかったことも伝え、改めて「今後、このようなことがないように、少しでも連絡が欲しい」とお願いしました。
旦那もまさか、私がこれほどまでに心配をして、ストレスがたまっていたことに、はじめて気付いた様子でしたね。
「今後は『遅くなる』『飲んでくる』だけでも連絡するように努める」と約束してくれ、それから今まで、その約束は1度も破られたことがありません。
私の心の負担は、比べ物にならないほどに軽減されました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私が感情的になってしまったことがきっかけで、話し合いの場が持たれて、解決することができました。
しかし、そうでなければ、いまだに解決できていなかったかもしれません。
最悪の事態のときに、連絡が取れないということがないように、「つね日ごろから、夫婦のコミュニケーションは大事である」と、実感した事件でした。