交際期間5年を経て、授かり婚。
子どもを出産後、夫の態度の変化に戸惑いを感じつつも、夫婦とはなにかを考える27歳の専業主婦です。
交際期間中は見えなかった、相手のマイナス面と上手く付き合って行くため、日々どうすれば、仲よく夫婦生活をやっていけるのかを考えながら、接することを心がけています。
夫の冷たいエピソード1.私に冷たい
夫とは、結婚3年目になります。
学生時代から付き合い、交際期間5年を経て、授かり婚となりました。
もともと、「そろそろ結婚しよう」という話が、おたがいの間に出ていたところに、子どもを授かって、夫もとても喜んでくれていましたね。
交際しているときから、思いやりがあってとても優しい人で、向上心も強くて、尊敬できる彼。
結婚後も私の体調を気遣ってくれ、妊娠中おろそかになってしまう家事を手伝ってくれたり、仕事後も早く帰ってきてくれて、彼に対する不満はまったくありませんでした。
それが、子どもを出産して半年くらい経ったころから、夫の性格が一変。
夫を「冷たい」と感じることが増えたのです。
いつも私一番に行動してくれていた優しい夫でしたが、子どもができてから、何事も子ども最優先。
子どもを大切に思ってくれることは嬉しいのですが、溺愛するばかりに、「私のことをないがしろにしている」と感じることが増えたのです。
言葉では「私のことも、子どものことも大切」と言ってくれたのですが、どうしても出産前の彼と比べると、納得できないことがあります。
たとえば、私が子どもに授乳していると、夫が掃除機をかけだしました。
授乳中なので、掃除機は控えて欲しい気持ちはあったのですが、その日掃除機をかけ忘れていたのは私。
なので、休日にも関わらず、自ら掃除してくれている夫に文句を言うことができませんでした。
しかし、掃除機の排気が私の顔面にあたっていたので、さすがに「掃除機の向きを変えて欲しい」と、お願いしたらこう言ったのです。
「自分が排気がこないところに、動けばいい」と。
私は床に座って授乳中で、わざわざ気持ち良さそうにウトウトする子どもを動かしてまで、腰を上げて動かなくても、夫が掃除機の向きを変えてくれれば済む話。
それが、当然との思いでお願いしたことを断られて、とてもショックを受けました。
「これが、価値観の違いなのか」と、はじめて実感したのです。
今冷静に考えれば、価値観の違いとして水に流すことができる(水に流さないとやっていけない)のですが、そのときは、価値観が違うというよりも、夫のことが「冷たい」と感じました。
普段は、育児や家事にも積極的な夫。
しかし、買い物後の重たい荷物も持ってくれない(昔は持ってくれていた)ことなど、共同生活しているなか、そんな些細なできごとで、夫のことが「冷たい」と感じることがいくつか重なるように。
これまで、尊敬の目で見てきた夫をいつしか、つまらない人間だと感じるようになってしまったのです。
私に対する愛情が冷めてしまったのだと、寂しく思い悩んでしまうことも多くなっていきました。
夫の冷たいエピソード2.指をケガしても、心配してくれない
ある日、夫と大げんかをしました。
理由は本当に些細なことが積み重なって、私が爆発してしまったことです。
洋服ダンスの引き出しを開けても閉めない、靴下を脱ぎ散らかす、そんな些細なこと。
仕事で忙しい夫に変わって、私が黙ってしてしまえば済む話です。
でも、当時子どもの夜泣きもひどく、夜中も30分に1回は起きていて、私自身、睡眠不足も重なり、育児疲れで心に余裕がない状態でした。
はじめての慣れない子育てで、いっぱいいっぱい。夫も子どもの夜泣きによる睡眠不足で、余裕がなかったと思います。
でも、別の部屋で寝る夫よりも、「日曜など休日もなく24時間子どものために時間をつかっている自分のほうが、しんどい」と、ひがんでいたところがあったのです。
そんな心に余裕がないときに、「夫の世話まで」と思うと、とてもうんざり。
毎日毎日、同じお願いをしているのに聞いてくれない夫に嫌気がさして、出勤中の夫に長文メールで、日ごろの不満をぶちまけてしまいました。
「仕事中にそんなメールを送ってくるなんて!」と夫の逆鱗に触れてしまい、大きな喧嘩に発展。
喧嘩をしてから3日ほど、子どもの話や挨拶などの事務的な会話以外ほぼなくなり、険悪なムードが続きました。
そんな険悪ムード中のある日、喧嘩のことを思い出して、子どもの泣き声でイライラしながら、夕飯の用意をしていたときのこと。
誤って包丁で、人出し指をざっくりと切ってしまったのです。
バンドエイドでは止まらないほどの流血で、病院に行くことも検討しました。
しかし、子どもを連れて行くことにめんどくささを感じたので、家にあった包帯で止血。
その夜、夫が帰宅し、いつものように一番に子どものところへ行き、その後夕飯のため食卓につきました。
食卓に食事を出しても、洗い物ができなくて、いつもつけないゴム手袋をしていても、まったく気づいてくれません。
気づいていたのかもしれませんが、険悪ムードでなにも言えなかったのでしょうか?
いくら喧嘩していても、嫁が包帯を巻いていたら心配しませんか?
私にはなにも言わないのですが、「子どもの肌荒れがひどいから、病院に連れて行ってやれ」というのです。
その一件で、「私に対する愛情は、まったくなくなったんだ」と、感じてしまうようになりました。
その結果、夫は本当はこんなに冷たくつまらない人間なのだと、思うようになってしまったのです。
そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま、生活して行くことが辛く、すべての気持ちを素直に夫にぶつけました。
すると、夫がこう話してくれたのです。
「子どもが可愛いあまり、私に対しておろそかになってしまっていたところがあるかもしれない。申しわけない」と。
しかし、「私のことを大切に思う気持ちは変わらない」とも言ってくれたので、私も気持ちを切り替えるように、心がけています。
まとめ
私自身はじめての子育てに忙しく、夫に優しくする心の余裕がなかったのは事実でした。
その余裕のなさが、夫を変えてしまったのかもしれません。
現に夫からも、「結婚してから変わった」と言われてしまったことがあります。
「やはり夫婦はもともとは他人であった以上、相手に対する心遣いを忘れてはいけない」と学びました。