24歳女性。専業主婦。
大学在学中に知り合った男性と、大学卒業を機に結婚。
日々「外資系コンサルタントとして、働く夫を家庭で支える」という名目のもと、甘い夫に甘やかされて、ぐうたらな専業主婦生活を送っている。
趣味は、夫の母親と一緒に洋服をつくること。
ブサイクと結婚してよかったこと1.浮気の心配がない
私は大学時代に付き合っていた男性と、大学卒業を機に結婚しました。
相手は、どうひいきめに見ても「イケメン」と呼べる相手ではありません。
ブサイク。
身長も低いし、お腹も出ているし、髪も年齢の割にはちょっと薄いし、もちろん顔の造りもあまり、といった感じ。
私も特別美人というわけではありませんが、彼の容姿が容姿なだけに、「美女と野獣カップルだね」などと、言われることもしばしばあります。
そんな夫と結婚してよかったと思うひとつめの点は、浮気の心配がないということ。
正直に言えば、「浮気できるもんならやってみろ!」くらいの気持ちでいます。
その顔で、結婚していることを公言していながら、それでも「浮気相手になりたい!」という女性がいるなら、正直なところ、顔が見てみたいです。
少なくとも、私は嫌ですね。
もちろん、意地悪な気持ちだけで、そんなことを言っているわけではありません。
「夫のことを好きになるのは、多分私くらいだろうな」と思っているからこそです。
女性のいる飲み会に出かけるときも、笑顔で「いってらっしゃい」と見送ることができます。
ほかにも、泊まりがけの出張や友人との約束で外泊をするというときもそうです。
イライラしたり、不安になったりすることはありません。
旦那さんにとっても、せっかく自分が楽しい場所に遊びにいくのに、暗い気持ちにはなりたくないですよね。
家に残した奥さんがイライラしていたり不安になっていたり、挙句の果てにはちょっと帰りが遅くなっただけで、鬼電話をしてきたりしたら、楽しい気持ちが台なしです。
そういった意味では、私は「夫の顔がブサイクでよかったな」と思っています。
イケメンだったら、きっとほんの些細なことにも、とても不安になっていたでしょうから。
ブサイクと結婚してよかったこと2.自分のことを大切にしてくれる
夫は私と付き合うまで、「女性とお付き合いらしい、お付き合いをしたことがない」と言っていました。
「自分は多分、一生独身でいるのだろうと思っていた」とも言っています。
そんな夫にとって、私が交際をOKしてくれたことや、結婚をOKしてくれたことは、本当に驚くべきことだったようです。
そして、夫は一度つかまえた私を「めったにいないいい人」として、とても大切に扱ってくれます。
大学を卒業して、就職しようか迷っていた私。
そんな私に「働きたくないなら、無理に働かなくてもいいんだよ」と言ってくれました。
また、「家に帰ってきたときに『おかえり』って言ってくれるだけで、一日頑張れるよ」と声をかけてくれたこともあるのです。
女性なら、誰もが憧れるシチュエーションではありませんか?
基本的には「優しい夫のために家事を頑張ろう!」と思っている私です。
ですが、日によっては体調を崩したり別の用事があったりして、予定どおりに家事ができないときも、夫は私を責めたりしません。
もちろん、記念日や誕生日なども、夫はしっかりと祝ってくれます。
私はあまりサプライズなどが好きではないので、事前にきちんと相談してくれる夫。
「今年は○○なんてどう?」「去年は温泉に行ったから、今年は家でゆっくりしようか?」などと、話し合いを持ってくれるのです。
ついでに、おねだりしたプレゼントもしっかり用意してくれる、なんて嬉しいことも。
ちなみに付き合いたてのころには、サプライズとして、プレゼントをくれたこともありました。
私のことを大切にしてくれているからこそ、私が一番喜ぶ方法を考えた結果、今の形になったというのは、個人的にかなり嬉しいポイントです。
正直、甘やかされすぎて、かなりぐうたらな主婦になっている自覚はありますが……。
これもほかのイケメンを選ばずに、今の夫と結婚することを選んだ結果、得たメリットだと思っています。
ブサイクと結婚してよかったこと3.相手の実家がやさしい
正直、夫がブサイクなことは、夫の両親も自覚済みの様子……。
そのため、夫の実家に結婚のご挨拶に伺った際には、ご両親にとても驚かれました。
夫のご両親は「まさかうちの息子に、お嫁さんがくるなんて!」と大騒ぎ。
今では、本物の娘かそれ以上に甘やかしてもらっています。
周囲の結婚した友人の話をきくと、やはり夫のご両親、とくにお母様とは、あまり上手くいっていないというお嫁さんが多い様子。
一方私は、夫のお母様と一緒にデパートに行ったり、一緒にお洋服づくりを楽しんだりと、本当に仲良しなんです。
それもすべては、「うちの息子に、せっかくきてくれたお嫁さんだから」と、ご両親が私に優しくしてくださるのが理由。
もちろん、夫のご両親は「夫がブサイクだから」と、引け目を感じているわけではないと思います。
「夫は、ご両親の愛情をたっぷり受けて育ったんだな」と随所で感じられますね。
ですが、やはり「まさかお嫁さんが」の衝撃は大きかったようで……。
結婚して数年経っても、「本当に○○(夫)のお嫁さんになってくれてありがとう」と言われる私。
そのため、ちょっぴり鼻が高いのも正直なところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「結婚するなら絶対イケメンと!」と決めている方にも、意外と、ブサイクと結婚してもいいことがあると、分かっていただけたのではないかと思います。
もしこの記事を読まれて、少しでも「ブサイクとでも、結婚してもいいかも」と思ってくださる方が増えれば幸いです。