30歳女性、商社にOLとして勤務。
嫉妬が強すぎると、相手との付き合いが全然楽しくないし、「嫉妬にかられる自分は、なんとも醜いものだった」と、今になって思う。
趣味は、ショッピングと映画鑑賞。最近スノーボードをはじめました。
見出し
嫉妬で別れてしまったエピソード1.彼のケータイに登録されている女をチェックしてしまう
学生時代に付き合っていたA君は、高身長・高学歴の男の子。
ルックスはそれほどでもなかったのですが、やはりいい大学に通っていたこともあり、モテることを自覚している人でした。
そんな彼とは、バイト先が同じで付き合うことになったのですが、もともと彼はモテるので、女遊びが好きな人。
付き合う前の会話のなかでも「今日は友だちの紹介で、女の子と遊ぶ」、「学校で声をかけられた女の子と、飲みに行く」なんて、いつも話をしていました。
そんな、モテる彼から告白されて、彼と付き合いはじめた私。
しかし、私は気持ちのどこかで「自分と付き合っていても、ほかの女の子にちょっかいをかけられる」と、いつも心配していたのです。
そんな心配する気持ちが、「ほかの女の子との接点を持ってほしくない」、「ほかのこと関わっているだけで、イライラしてしまう」という、嫉妬心へと変わったのでした。
デートをしているときに、彼のケータイがよく鳴り、私は自分に画面を見せないようにメールを作成していたのが、いつも気になって仕方ありません。
そこでデートで彼が寝ているときに、こっそりケータイのアドレス帳を見てしまったのです。
もちろん、私自身付き合っている仲でも、ケータイは見るのはダメで最悪な行為だと分かっていたのですが、自分を抑えることができませんでした。
そして、アドレスを見ると女の子の名前が、なんとなく多いような気が。
メールフォルダを見ると、2人の女の子と、頻繁に連絡を取っているようでした。
彼に見つからないように、急いで見ましたが、とくにやましい内容はありません。
しかし、「私を差し置いて、ほかの子とメールをしている」ということに、気が付いてしまった私。
「ほかの子とメールをするくらいなら、その分私にメールを送信してほしい」という、嫉妬心がこみあげてきました。
ケータイを見てスッキリするどころか、気持ちがモヤモヤしてしまい、罪悪感と嫉妬心でいっぱいになり、「ケータイなんて、見るんじゃなかった」と、後悔しましたね。
嫉妬で別れてしまったエピソード2.彼の休日は自分とのデートで埋めていた
彼が「ほかの女の子と絡んでほしくない」という、気持ちが強かった私。
彼がオフの日は私とデートをして、ほかの女の子との接点を持つことが、できないようにしていました。
付き合いたての時期は、彼もこころよく毎日のようにデートしていたのですが、付き合って3か月も経つと、彼の様子は徐々に変化。
私が「明日はどこに行く?」と聞いても、「友だちと遊びに行くよ」と、私とのデートよりも、ほかの友だちを優先するようになってきたのです。
今思えば、「毎日のようにデートなんて、思い女だな」と自分でも思います。
しかし、当時の嫉妬心が強い私は、「大切な彼女をさておいて、ほかの人と遊ぶなんて信じられない!」という気持ちでいっぱい。
とはいっても、あまり無理を言って彼に嫌われたくないので、自分以外の人と遊んだ日の翌日は、誰とどこでなにをしたかを聞いていました。
彼がよく遊ぶグループは、男4人に女が1人というものでしたが、その一人だけの女が、気になって仕方がありません。
しかも、その女は聞くところによるとビッチなので、「もしかしたら、彼に手を出されてしまうのでは」と、かなり心配でした。
そのほかにも、もともと女遊びが好きな彼の友だちも、女好きが多いので、彼が遊びに行くときは、自分が一人でいると心配で、いてもたってもいられません。
そのため、なるべく私も友だちと遊んで、気持ちを紛らわせていました。
嫉妬で別れてしまったエピソード3.ほかの女性と彼が話をしていると苦しくなる
彼と付き合ってからも、同じバイトをしていたのですが、バイト内では私と彼が付き合っていることは、一部の人しか知りません。
そして、バイト先には年齢が同じような女の子が、たくさんいました。
さらに定期的に新人さんが入ってきて、新人となると先輩が、いろいろ教えたりもします。
そのため、バイト歴が長い彼は自然と、新人の女の子と話をする機会が増加。
嫉妬心が強い私は、彼とバイトの時間がかぶるときは、直接彼が女の子と話をしてるのが気になり、会話を耳をそばだてて、聞いていました。
かぶらなかった日は、「ほかのバイトの女の子と、仲よくしていたら嫌だな」と思い、バイト先に、顔を出したりすることもありましたね。
とはいっても、バイト先での彼のすべての行動を把握なんてできないし、自分でも「ちょっとやりすぎかな」と思い、極力気にしないようにしていました。
でも、自分との出会いがバイト先だったということもあり、やっぱりバイト先の女の子と楽しそうに、彼が会話をしている姿を見ると、嫉妬で胸が張り裂けそうな気持ちになるのです。
嫉妬で別れてしまったエピソード4.嫉妬で辛い毎日に限界!泣く泣く別れを切り出す
彼に、やましい気持ちがないのは分かっています。
しかし、ほかの女の子と話をしているだけで、「イヤ」という気持ちが強いし、いつも一緒にいないと、不安で仕方がありませんでした。
付き合いたてのときは、楽しい日々を過ごせていた私たち。
ですが、私は嫉妬心から彼とデートをしていても、ケータイを勝手に見たり、自分とだけ遊ぶことを強要したり、などするようになっていきました。
「ほかの女に取られたくない」、「いつも自分の目を届くところにいて欲しい」という独占欲が、起きる気持ちといっていいでしょう。
そんな、嫉妬に燃える毎日が自分でも、かなり苦しく醜いものに、感じるようになっていきました。
そして、「もっと安心して、楽しく付き合える人と付き合いたい」と思うようになり、A君との別れを決意。
でも、大好きなA君との別れを切り出すのは、自分にとって、かなりつらいものがありました。
直接会いたかったのですが、会うと彼と話られなくなりそうだったので、別れは電話で切り出すことに。
別れの理由は、「付き合っていくのが、自分にとってつらいこと」というのを話し、電話越しで、わんわん泣き崩れながら、A君と別れることになったのでした。
今まで嫌いになったり、ほかに好きな人ができて、別れることはありましたが、好きなのに別れるのは、はじめての経験。
A君と別れてから食事も喉に通らず、1週間で3キロくらい一気に痩せて、周りから心配されたこともあります。
でも、顔周りがちょっとスッキリしたのは、唯一いいことでした。
そのあとは時間が解決してくれたので、私も元気を取り戻すことができましたが、しばらくは、A君と一緒に撮った写真や交換したプレゼントを、捨てることはできなかったのです。
まとめ
好きになって付き合った相手でも、強すぎる嫉妬は自分自身を豹変させ、結果的には自ら、別れを導いてしまうものだと痛感しています。