『類は友を呼ぶ』を実感した恋愛エピソード2つ

似た二人

24歳男性。現在、大学院生。
自分自身は、真面目で普通のやつだと思っているが、周りからはよく変態あつかいされる。
そのためか、やたらと周りに変な奴が多い。それゆえ話題にはことかかない。
趣味は、長期休暇を利用した海外旅行と登山。

 

 

『類は友を呼ぶ』エピソード1.とにかく公私混同しているふたり

公私混同

 

これは、僕の大学院の同期のお話です。

先輩は、とても優秀な人でした。

 

もともとは、ほかのゼミで研究をしていたのですが、わざわざ乗りかえて、うちのゼミにやってきたのでした。

はじめて出会った印象としては、「ものすごく静かで、真面目なやつだなあ」という印象。

 

そもそも、ゼミの変更なんてよっぽどしないし、「本当に勉強が好きなんだな」と、思いました。

しかし、少しずつ打ちとけるに連れてわかってきたのは、彼がものズゴイ変態だということです。

 

見た目は、彼女なんかできたことないような風貌ですが。

実際には、今までたくさんの女性経験があったということで、図書館や、神社や公園。

 

そのようすを、面白おかしく話してくれました。

同じ男として、すごくロマンをくすぐるやつでした。

 

そんな彼の特徴としては、とにかくストレートだということ。

出会ってまもない僕に、自分の性問題について、いろいろとくわしく聞かせてくれる彼。

 

とにかく思ったことはなんでも言います。

また思い立ったら、すぐ実行してしまうたちのようです。

 

あるとき、うれしそうに女の子の自慢をしてきました。

友だちの紹介で知り合ったそうですが、モデル体型で身長が高い子のようでした。

 

彼のストライクだそうで、やたらと彼女の自慢話を聞かされました。

しばらくして、彼らは付き合いはじめました。

 

なんとなく、フィーリングがあったのでしょうね。

普通に「おめでとう」を言いました。

 

フランクさを持つ彼は、彼女をよく学校につれてきていました。

彼女も割とアメリカンらしい奔放さで、すぐゼミのみんなと仲良くなりました。

 

彼女がきた日は、まるで、公開イチャイチャ会でした。

彼氏が変態だったら、彼女も変態なのですね。

 

普通にとなり合って座る彼らは、あきらかに距離感が近かったです。

しばらくすると、彼らは肩に首を置きあったり。

「見えていますよ」と、なんど言いたかったことか。

普通に、仲つむまじいふたりですが、勉強する場ですからね。

 

彼氏が、気にしなかったら彼女も気にしないのですね。

この事件は、少し話題になりました。

 

またあるときは、僕がひとりで黙々と文献を読みふけっているとき、彼女をつれてやってきました。

いつもは、前のほうのデスクを使う彼ですが、その日は死角になっている奥のほうの席に座りました。

 

この時点で、僕はなにかを感じとりました。

最初のほうは普通にお話していましたが、だんだんと彼らは無口になっていきました。

 

なにかを察した僕は、足早に部屋を出て、カフェで勉学にはげみました。

後日、彼から聞いた話では、あのときキスをしていたとのこと。

 

僕が部屋を出ていってくれて、大変助かったと。

「いやいや、勉強する部屋なの!ここはホテルじゃないの!!」と言いたかったけど、言えなかった僕です。

 

正直、彼氏が彼氏なら、彼女も彼女ですね。

公私混同がひどいふたりは、他人のことなどおかまいなく、絶賛恋愛中です。

 

『類は友を呼ぶ』エピソード2.マルチなふたり

契約書

 

これは、僕の高校からの友だちの話です。

高校二年のころから仲が良く、同じ大学を受験しました。

 

コースわけなどで、彼とははなればなれになりましたが、休みのたびに遊びに行ったり、飯を食いに行ったりしていました。

そんな彼が、あるとき急に「お金稼ぐ方法見つけた」と、僕に連絡してきました。

 

聞けば、先物がなんちゃらFXがなんちゃら。

ようは、株の取り引きを自動で行ってくれるツールの販売をはじめたらしいのです。

 

今までのデータの蓄積から、80%勝てるそう。

ツール自体は20万だそう。

 

完全にあやしい商売ですよね。

中身のなさを批判しましたが、彼が所属している集団は、洗脳をしたらしく彼は一つも聞き入れなかったのです。

 

それどころか、頭の良かった彼は、組織のノウハウをすべて吸収しすぐに成長しました。

彼のもとには、同じような仲間が集まっていきました。

 

あるとき、彼はセミナーで出会った女の子と付き合いました。

彼てきには「理想の人」ということ。

 

彼女とは、いちど会いました。

ブランド物に身を包んだ彼女は、ホテルの最上階のカフェで、おもむろにパソコンを取り出しました。

 

必要もないのに、議事録みたいなのを取りはじめます。

SNSを見ると、投稿がやたらと激しいです

 

彼よりか、上手のように見えました。

実際に、彼は彼女から60万する情報教材を売りつけられていたそうです。

 

彼は、情報教材の中身のなさに、すっかりこりたのか、こっちへ戻ってきました。

友人の忠告よりも、実際に痛い目を見るほうがきくのですね。

 

ミイラ取りがミイラになる。

なにぶん、僕にとってはめでたしめでたしなのでした。

 

まとめ

いかがでしたか。

類は友を呼ぶとは言いますが、とくに恋愛感情が入ってくると、相手に好かれたいため自分が変わってしまうことも多いと思います。

 

これでは、「恋愛が類をつくる」ですね。

自分のアイデンティティーをしっかり持って、楽しい恋愛をしましょう。