兄弟が欲しかった。一人っ子で寂しいと感じたエピソード4つ

独りで遊ぶ子供

毎日の家事や育児に追われ、元気な子どもたちに振り回されている、42歳の平凡な主婦です。

子どものころは、ひとりっ子でとても寂しい思いをしましたが、結婚して子どもに恵まれ、我が子を見ていると「兄弟っていいな」と小さな幸せを感じています。

 

 

一人っ子で寂しいと感じたエピソード1.家で遊ぶ相手がいない

お絵描きをする子ども

 

「一人っ子で寂しい」と感じることはいろいろありますが、そのなかでも家にいるときが、とくに寂しかったです。

学校や外では、友だちと遊んだりできるので寂しくないのですが、家に帰ってから遊ぶ相手もなく、一人遊びしなくてはいけないのが、なにより寂しかったですね。

なんの遊びをするにしても一人なので、長続きしません。

 

たとえば、ままごと遊びをするにしても一人なので、二人一役をしていました。

最初はそれでもいいのですが、だんだんとあきてくるのです。

「ままごとの相手役に」と、親からぬいぐるみをたくさん買ってもらいましたが、ぬいぐるみは話もしてくれないし、やはり一人遊びは長続きしません。

 

それなので家にいるときは、テレビを見ることが多かったです。

私の周りの友だちやいとこたちのなかで、一人っ子は私だけだったので、兄弟や姉妹がいて羨ましくてたまりませんでした。

でも逆に周りからは、「一人っ子だとなんでも一人で独占できるし、ご飯を食べるのときも、ゆっくり食べてもとられることがない」と羨ましがられたものです。

 

しかし、私は「じゃあ、私と交代してよ」と、心のなかでいつも思っていました。

 

一人っ子で寂しいと感じたエピソード2.夜寝るときが寂しい

布団に入る女の子

 

今もよく覚えていますが、夜寝るときがすごく寂しかったです。

母と一緒に寝ていましたが、それでも寂しくて自分の布団の周りに、たくさんのぬいぐるみをいつも置いて寝るほどでした。

 

そう思うようになったきっかけが、あるとき、いとこの家に呼ばれてご馳走を食べ、そのままお泊まりしたときのこと。

いとこは姉妹だったので、「いつも仲よくて羨ましい」と思っていました。

もちろん、寝るときも仲良しで、一枚の布団に枕を並べて、お揃いのパジャマを着て、楽しそうに手をつないで寝る姿を見て、すごく羨ましかったです。

 

そのことがきっかけで余計に夜寝るとき、寂しさを感じていました。

よく母に「兄弟をつくって」とせがんでいた私。

私はなぜか、「兄弟ができるならお兄ちゃんが欲しい」と思っていたので、母にいつも「お兄ちゃんが欲しい」と、今思えば無理な注文をしていました。

 

とにかく兄弟や姉妹がいる人が羨ましいのと、自分に姉妹ができたような感覚を味わいたくて、「おねえちゃん」としたってくれる、いとこの家によく遊びに行ったり、泊まりに行っていました。

それなので、我が子ができたら絶対に、私が味わった寂しさを味わわせたくなかったので、「兄弟をつくってあげよう」と考えていたのです。

できれば、「5人ぐらい欲しい」と、子どもながらに思っていました。

 

実際にそうはいきませんでしたが、わが子を見ていると喧嘩もするけど、やっぱりおたがいのことが大好き。

夜は体を寄せ合いながら、眠る姿を見ていると、「一人っ子でなくて、本当に良かったな」と感じています。

 

 

一人っ子で寂しいと感じたエピソード3.休みの日遊ぶ人がいなくて寂しい

公園で遊ぶ女の子

 

休みの日、親がどこかに連れて行ってくれるときは楽しかったのですが、やはり毎週どこかへ行けるわけではありません。

なので、どこへも行かないときがとても寂しかったです。

 

平日なら友だちの家に遊びに行けば、一緒に遊べました。

しかし、休日は家族でお出かけしている家が多かったので、 友だちを誘いに行っても、遊ぶ人がいなくて、しょんぼりと家に帰ってくることも多かったです。

 

母が相手をしてくれたりしましたが、やはり家事などもあったので、自分一人で遊ぶことになると、寂しさがつのるだけ。

おもちゃはたくさんありましたが、やはり物では寂しさをうめることはできなかったです。

 

一人っ子で寂しいと感じたエピソード4.大人になってから感じるひとりっ子の寂しさ

さみしさを感じる女性

 

やはり、大人になってから「姉妹がいないと寂しい」と思うことは多々ありました。

独身のときは、そんなに思うことはなかったのです。

しかし、結婚して子どもが生まれると、「こんなとき姉妹がいたら、相談したり頼ったりできるのにな」と感じることがたくさんありました。

 

子どもを産んだばかりのとき、子どもが夜泣きがひどく、「悩んでいるのは自分だけではない」と分かってはいました。

しかし、辛くて、「こんなときに姉妹がいたら、頼ったり甘えたりできたのかな」と感じるように。

 

また、産後体調を崩してしまい、家のことがまったくできなかったときにも、そう思うことが多かったです。

母が家事や子どもたちの世話をしてくれたのですが、年老いた母に家のこと全部お願いするのは、とても負担になっていて大変そうでした。

こんなときに、「姉妹がいたら、助けてもらえたのに」とすごく感じましたね。

 

また、子どもが大きくなって、おたがいの家を行ききしたり、食事会したり、子ども同士を遊ばせたり、キャンプや旅行できたら……。

そう思うと、「もっともっと、楽しかっただろうな」と夢を膨らませたりもしました。

 

子どものころは、「お兄ちゃんが欲しい」と思っていましたが、やはり大人になると、同性同士で頼れる姉が欲しかったです。

それなので、結婚して、兄弟ができたときにはすごく嬉しかった私。

 

また兄弟が結婚して、子どもが生まれたときは、自分のことのように嬉しかったのです。

お正月、クリスマス、年末など、みんなで一緒に過ごす時間も増えて、絆も深まった気がしました。

 

子どものころからの「兄弟が欲しい」という念願が叶って、本当に嬉しかったです。

 

まとめ

一人っ子で、子どものころはとても寂しい思いをしました。

しかし、兄弟や姉妹がいない分、「友だちをたくさんつくって、大事にしなさい」といつも言ってくれた母。

 

そして、家によく呼んでくれたり、泊まらせてくれたり、ご馳走をつくってくれたりと、本当に大事にしてくれました。

そのおかげで、親友と呼べる存在もできました。

 

今では、困ったときや苦しいときに助けてくれる大切な友だちに出会うことができ、母にはとても感謝しています。