30歳女性、商社にOLとして勤務。
バンドマンの彼とのお付き合いは1回だけですが、普通の男性とは違う刺激で、ドキドキの交際だったと、今になって懐かしく思います。
趣味はショッピングを映画鑑賞、最近スノーボードをはじめました。
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バンドマンと恋に落ちたエピソード1.バンドマンの彼との出会いはライブハウス
私が大学生のときに付き合っていたバンドマンのA君との出会いは、地元のライブハウスでした。
ライブハウスでは、定期的に対バンが行われており、友だちが「好きなバンドがあるから、一緒に行こう」と、誘われたのがきっかけ。
正直、テレビで見るような有名な人たちがいるわけでないので、「ちょっと面倒だな」と思ったのですが、じかにバンドの演奏を聞くと、かなり刺激的で、すぐノリノリになりました。
そしてとあるバンドの演奏を見ていると、私の好きなタイプのギターの人がいたのです。
それがA君でした。
顔はそれほどイケメンではないものの、薄暗いライブうハウスで、颯爽とギターを演奏しているA君のカッコよさに、私はときめいてしまいました。
それからなんどか、A君を見にライブハウスに足を運んだのですが、いつもライブにかけつける私に、A君から話しかけてくれたのです。
自分のバンドの出番が終わって、ほかのバンド演奏が行われているとき、私の横にあらわれたA君。
「いつも見にきてくれているよね、学生さん?」「バンド好きなの?」など聞かれ、気分は有頂天に。
それから楽しくいろいろ話をして、ケータイの番号とメアドを交換して、その日は終了したのでした。
ギターを演奏しているときはもちろん、間近で見るA君は、雰囲気からしてイケメン。
私は「A君と付き合えたらいいな」、なんて妄想しながら、その日の夜は眠れませんでした。
バンドマンと恋に落ちたエピソード2.A君から告白されてお付き合いスタート
ケータイのメアドを交換してからA君とは頻繁にメールをするように。
A君は私の2つ上で、バイトをしながら音楽活動をしていて、「バンドは趣味でなく、今後うまくいったら仕事にしていきたい」という、夢を持っている人でした。
彼も「ライブをコツコツ続けて、いつかテレビに出れるようになるんだ」なんて、今になって考えると「それって将来大丈夫?」と、思ってしまいます。
しかし、当時の私は「夢を持って、頑張っているってカッコいい!」と、ますます惚れる要素に。
そして連絡を重ねていくうちに、A君からデートのお誘いを受け、なんどかデートに行きました。
デートは普通にショッピングやレストランなども行きましたが、楽器店やCDショップなど、今まで行ったことがない場所に行くのも楽しかったです。
そして3回目のデートのときに、A君から「私ちゃんが良ければ付き合おう!」と告白されて、私は「私でいいの?! 嬉しい!」という感じで、すぐにOKをしたのでした。
A君のバンドは有名とはほど遠いものでしたが、なんとなく芸能人と付き合っているようで、浮かれた気持ちになっている私だったのです。
バンドマンと恋に落ちたエピソード3.バンドマンのお部屋デートはドキドキがいっぱい
A君と付き合いをスタートして、A君の部屋に行きました。
A君は、ワンルームのアパートに一人暮らし。
部屋のなかは、ギターが数本と楽曲をつくる機材があり、まさにバンドのための部屋という感じでした。
私はそんな機材を間近で見たことがなかったので、興味津々で見ていると、A君が「触ってみる?」と、まずはギターを握らせてくれたのです。
実際に持ったギターは、想像以上に重たく、「これを軽々持っているA君ってすごい!」と、それだけで感動。
そしてA君は、私の後ろからギターの弦を押さえて、「ピックで、弦を鳴らしてごらん」と言って、私の手にピックを持たせて弾かせました。
「アンプがつながっていない状態のギターは、それほど音は響かないもんなんだな」と思いつつ、A君の体の正面が私の真後ろにあるので、ドキドキが止まりません。
その後、かなり体が密着したドキドキのギターレッスンを終えたあとは、A君とラブラブモードに。
ギターをしなやかに弾く彼の手は、思ったよりもごつごつしていて、そんな彼の手に触れられるだけで、ドキドキが最高潮。
「顔が赤くなって、可愛いね」なんて言われて、もう恥ずかしさが爆発しそうでしたが、そのあとめでたくA君と結ばれて、幸せな日を過ごしたのでした。
バンドマンと恋に落ちたエピソード4.彼のライブはときめきがいっぱい
A君と付き合ってからも、私はA君のバンドのライブに頻繁に行っていました。
地道な活動ながら、ファンもちらほらとできてきて、「もしかしたらA君のバンドもいつか、有名になっちゃうのでは」と、胸をおどられることも。
ライブでA君を見ていると、普段二人でいるときに見せる優しい姿とは異なり、ギターで見せるパフォーマンスが、キレッキレでかなりカッコいいのです。
A君が巧みにギターの弦をあやつっていると、「あの手で、いつも私に触れているんだな」なんて思ってしまって、さらに私はドキドキしてしまいました。
ライブ後はメンバーとの打ちあげもあり、そのときA君は、私を「俺の彼女なんだ」と紹介してくれたのも嬉しかったです。
しかも、「俺のだから手を出さないでね」なんて言うA君に、恥ずかしい気持ちもありつつ、さらに「キュン」と、ときめいてしまいました。
メンバーとの話を聞いていると、「まずはワンマンをしたいね」、「いつかメジャーとか行きたいよね」なんて夢の話になり、私はA君を含めて、彼らの夢を応援したい気持ちでいっぱいに。
その後、A君とはいろいろあって別れてしまいましたが、今思い返せば、「トキめきがいっぱいの交際だったかな」と思います。
ちなみにA君のバンドはその後なかなか芽が出ず、夢のワンマンも叶わなかったようです。
まとめ
音楽にうとかった私ですが、バンドマンとの付き合いは、いつもの日常とは異なる世界を見ることができます。
ドキドキが止まらない刺激的なお付き合いは、とっても楽しかったですよ。