39歳女性。
20代のころは、いろいろなアルバイトを経験し、正社員とは無縁な生活を送る。
海外留学を経て、失恋のショックから、30代にして無職を経験します。
しかし、33歳のときに、外国人男性と出会い、結婚。
現在は子どもにも恵まれ、平凡ながらも、幸せな日々を送っています。
趣味はアニメ鑑賞。
見出し
30代無職の女でも結婚できたエピソード1.出会いまで
私は大学を卒業してから、一度も正社員として、働いたことがありません。
ずっとアルバイトか、派遣のみで仕事をしており、「就職」という言葉には無縁な女です。
20代のころは、自分の叶えたい夢があり、大きな目標を持っていました。
それは「演劇の世界で成功したい、女優になりたい」という夢です。
そのため、正社員になって企業などで働くということは、まったく頭のなかになかった私。
なので、アルバイトで生計を立てながら、芸能活動を行っていたんです。
ですが、芸能活動も軌道に乗るわけでもなく、不安定な状態でした。
しかし、いつでもスケジュールを臨機応変に調整するためには、自由勤務のアルバイトが適していたのです。
登録制のアルバイトや短期バイトをこなしながら、夜のバイトもしていました。
「短時間で高収入」、「自由シフト」といった面が、夜のバイトの魅力で、しばらく続けていましたね。
そんななかで、私は「女優として、成功するのは難しい」と悟ります。
その後は、海外留学を目標に、留学資金をアルバイトで稼ぐことになりました。
そんな状態で、20代で留学。
そして、帰国後もアルバイトをして、貯金をしては、海外に行くことを繰り返します。
私には、20代後半から30代前半にかけて交際し、すごく愛した外国人男性がいました。
ですが、ひどい仕打ちをされ、ボロボロに傷つけられてしまうのです。
国際遠距離恋愛の果ての失恋で、帰国後は人間不信と疑心暗鬼に陥り、実家にひきこもりに。
精神的にもボロボロで、心療内科に通っており、当然、仕事はできる状態ではなく、30代にして無職となりました。
親に迷惑をかけているのは承知でしたが、失恋のショック状態から、軽いウツ状態に。
体調が非常に悪く、どうしようもない状態でした。
30代無職の女でも結婚できたエピソード2.出会い
家に引きこもるようになって1年3ヶ月ほどたったときに、とある出会い系サイトに登録をしました。
出会い系サイトに登録したのは、私自身、こう思ったからです。
「このままではどうにもならないし、年齢も重ねるだけ」
「それなら、新しい出会いで、傷ついた心を癒したい。そして通常の生活に戻って、無職も抜け出したい」
「結婚を前提に、交際ができる男性と出会いたい」と。
出会い系サイトに登録してすぐに、ある外国人男性からメッセージをもらいます。
私も、その人の外見やプロフィールが自分の好みでしたので、メッセージのやりとりをはじめました。
実際の世界で出会っていたならば、「30代で無職」というと、万国共通で拒否されたでしょう。
ですが、ネットの世界、しかも相手は外国人です。
そのため、「30代で無職」ということをうまくごまかせる状況でした。
ですので、「仕事は、派遣社員をしている」と、嘘をついていたんです。
とてもじゃないけれど、この年齢で無職だなんて、絶対に言えない状態でした。
そして、順調に連絡を取り合い、とても波長もあったし、誠実だった彼に惹かれていった私。
いつしか、「本当に会ってみたい」と思うようになったのです。
彼も同じ気持ちでした。
ネットで出会って数ヵ月後に、彼の住む国へ旅行をかねて、私が会いに行くことに。
無職でしたから、スケジュールはとりやすかったですし、正直、いつでも行ける状態でした。
ですが、彼にはもちろん、「仕事の休みをとった」ということにします。
実際に、彼に会ってからはすぐに恋に落ちてしまい、遠距離国際恋愛ながらも、交際がはじまったのです。
30代無職の女でも結婚できたエピソード3.結婚
彼との交際は順調で、毎回、私が彼のもとへ会いにいくスタイルをとりました。
私は無職でしたから、仕事をしていないのがバレては困ります。
ですので、「私のほうが、仕事の休みをとりやすい」ということにして、会いに行っていたんです。
彼は仕事が忙しい人でしたから、無職の私が会いにいくのが、一番都合がよかったと思います。
なお、渡航費も彼が払ってくれていました。
そしてある日、彼に会いにいったときに、突然、プロポーズをされたのです。
その後は、「結婚と移住の準備があるから、仕事はやめた」ということにして、日本の私の親にも、会いにきてもらいました。
それから、実際に国際結婚の手続きなども経て、晴れて彼の住む国で入籍したのです。
30代無職の女でも結婚できたエピソード4.その後
結婚後は、現地の日本人観光客などをお世話するお仕事に就きました。
といっても、アルバイトです。
結婚前の「30代で無職だった」ということは、結婚して何年もたちますが、旦那さんは知りません。
もちろん、言うつもりもないです。
これ以外のすべてにおいては、「旦那さんに、嘘や秘密はつくらない」ことを通してきました。
この「無職だった」という部分だけは、ごまかしてきたのです。
現在は子どもも生まれ、諸事情で日本に一家で移住し、専業主婦をしています。
これから子どもが成長すれば、おそらくパートには行くかもしれませんが、正社員として働くつもりはありません。
まとめ
いかがでしたか?
20代はアルバイトでしか働いたことがなく、30代にして無職になるという経験をした私。
しかし、こんな私でも、結婚をすることができました。
正社員経験がなくても、30代で無職でも、結婚できるということがおわかりいただけたでしょうか?
あなたの周りの30代で、無職の女性も、ひょんなことから結婚するかもしれませんよ。