20代で離婚し再婚したエピソード4編

夫婦

33歳女性。主婦。

20代で結婚、離婚、再婚した経験がある。

 

今は30代になり、20代で再婚した夫と、仲よく穏やかな生活を送っています。

趣味は、食べ歩きと、最近はじめたツイッター懸賞。

 

毎日当選を目指して、呟く毎日を送る。

 

 

20代で離婚し再婚したエピソード1.離婚

暴力を振るう夫

 

私が20代で結婚した相手は、暴力を振るう人でした。

そのため、何度も怪我を負って、病院にお世話になることが多い結婚生活を送っていた私。

そんな生活が続くと、次第に結婚当初、夫に感じていた愛情は段々薄まっていきました。

 

結婚して、3年ほど経ったころには、もう夫婦関係は冷え切っていて、私が離婚の話をして、実家に帰ります。

すると、夫からは「もう少し時間をおいて、おたがいによく考えてから、離婚するか話し合いたい」と言われたのです。

 

暴力ばかりの結婚生活だったので、夫の意外と冷静な対応に、少しビックリしました。

その際、結婚前の夫は冷静で、そんないつも落ち着いていたところが、好きだったことを思い出したのです。

でも結局、二人きりの生活になると、また暴力を振るわれることは、安易に予想できました。

 

1年半の別居生活中に、何回か話し合いの場を持った私たち。

ですが、私の意志が変わらないということで、夫とは無事に離婚できました。

 

夫には、別居から1年くらい経った時点で、ほかに付き合っている女性がいたらしく……。

共通の知人が、夫が何度もほかの女性と、街を腕を組んで歩いているところを見かけていたそうです。

 

でも、彼と無事に離婚したかった私にとって、ほかに女性がいたほうが離婚に都合が良かったので、そのことには触れずに、離婚しました。

 

20代で離婚し再婚したエピソード2.離婚後

レストラン

 

離婚後は、別居中に見つけた職場で、一人で生活するために、黙々と働いていました。

実家にいつまでも、居候しているわけにもいきません。

なので、地元の不動産屋で探した安いアパートを借りて、新生活もはじめました。

 

一人暮らしをはじめてからは、毎日仕事して、休みの日は寝ているような毎日。

そんな味気のない日々を、淡々と過ごしていたのです。

 

そんな生活が1年くらい過ぎたある日、同じ職場の上司から食事に誘われました。

上司は、以前から私のことを気にかけていて、声をかけたかったそうです。

ですが、「離婚したばかりのことを知っていたので、落ち着くまでは声をかけるのは控えていた」と言われました。

 

実際に、以前からその上司と、目が合うことがよくありましたね。

気にかけてくれていたこと自体は、私自信、気が付いていたこと。

なので、上司に声をかけられて、嫌な気持ちはまったくしなかったのです。

 

離婚してバツが付いていたことを知っていても、食事に誘ってくれたのが嬉しかった私。

その後、何回も食事に行ったり、デートに行ったりしました。

そして、はじめての食事から数ヵ月後には、「結婚を前提に、付き合って欲しい」と言われたのです。

 

離婚経験があることも承知のうえで、そう言ってくれた上司。

「離婚したことがばれる」

そんな余計な心配をせずに、安心してお付き合いをはじめることができました。

 

 

20代で離婚し再婚したエピソード3.再婚

両親

 

上司である彼と付き合って、1年ほどで再婚。

彼と一緒にいると、ものすごく楽で自然体でいられるし、とにかく私のことを大切にしてくれる人でした。

 

おたがいの金銭感覚も一緒で、食べることが一番好き。

「ブランド物などには、興味がない」、というところも同じでした。

 

価値観が似ていて、気を張らずに一緒の時間を過ごせたので、すんなり1年で再婚に。

彼を両親に紹介すると、離婚後実家を出て行ったときよりも、穏やかな顔つきになった私を見て、再婚を喜んでくれました。

 

彼は「初婚だから、親に反対されるかも……」と、心配していましたが……。

私が再婚ということを伝えても、「息子が選んだ人なら、大丈夫」と、優しく受け入れてくれたのです。

 

私が結婚式を望まなかったし、彼の家のほうも、結婚式はしてもしなくてもいいということだったので、結婚式はしなかった私たち。

入籍前に、おたがいの両親を招いて、食事会を開いたあとに、無事に入籍しました。

 

20代で離婚し再婚したエピソード4.再婚後

運命

 

再婚後も、結婚前となんら変わらず、優しくしてくれる夫。

むしろ、結婚後のほうがおたがいの存在が家族になって、より気楽にのんびりと、仲よく暮らすことができています。

 

仕事は職場結婚だったので、入籍前に、私は職場を辞めることになりました。

ですが、今はパートの仕事を見つけ、週に何回かパートをしながら、夫の帰りを待つ穏やかな生活を送っています。

 

前の夫が結婚後暴力を振るってきたときのショックは、今となっても忘れられない事実です。

しかし、今の夫との暮らしが幸せなので、嫌なこと(前の夫に暴力を振るわれて怖かったこと)は、段々と思い出す回数が減ってきました。

 

嫌なことを思い出したときも、夫は嫌な顔をしないで、私の話を聞いてくれます。

「嫌なことを思い出しても、何回でも話を聞くよ。別に昔の夫にされたことが忘れられなくても、それでもいいよ」

そう夫は言ってくれるのです。

 

再婚後は、まるで親が子どもを大切にするくらい、夫に大切にされている私。

私は、子ども時代より自分らしく、伸び伸びと暮らせていると思います。

 

今はこの生活を末永く続けるために、毎日がなるべく変わらないよう、日々の暮らしを大切に過ごしたいです。

 

まとめ

20代で、結婚・離婚・再婚と、いろいろなことがありました。

しかし、いくら好きでも、私のことを大切にしてくれない人がいることを理解できたのは、大きな財産です。

だから、私はせめて、私のことを大切に考えてくれる人を、大切にして行きたいと思っています。

 

今は幸せなので、「離婚したことも、自分の人生には、必要なことだったのだ」と、思えているのです。