32歳女性。専門学校を出て資格を取得。
医療関係の仕事について、キャリアを積んでいる。
職場は女性中心な環境。
紹介で、結婚したことがある。
結婚後に経済的に苦労するが、持っていた資格が、このときに助けとなりました。
現在は離婚して再び独身。子どもなしです。
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生活費をくれない夫と離婚したエピソード1 出会いから結婚まで
私は28歳で、結婚。
それまで専門学校を卒業してから、資格を取って看護関係の仕事で働いていた私は、とにかく仕事を覚えるのにいっぱいいっぱいでした。
また、職場は女性が多いこともあり、出会いが少なかった環境でもありましたね。
やっと仕事に慣れてきて、「プライベートな時間も楽しみたい」と思ったら、周りの先輩は恋人がいたり、婚約したり……。
もう、次の段階に入っている状況でした。
自分も20代後半になって、そろそろ将来を見据えて、特定の男性と交際したいと思っていたのです。
それまでは、ときどき周りから、男性を紹介されるお話があっても、ちょっと尻込みしていました。
でも、思い切って人生はじめての、お見合いに参加してみたのです。
最初の紹介で出会ったのが、夫となる彼でした。
彼は、私と同じ医療関係の仕事をしていたので、親近感が持てた私。
年齢は35歳。
私のことがとても気に入ってくれて、「ひとめ惚れ」だと言い、熱烈にアプローチされました。
「すぐに、友だちや両親にも紹介するから」と、積極的にされて、1年後には結婚したのです。
生活費をくれない夫と離婚したエピソード2 結婚後にお金のことが問題に
とても優しくしてくれて、私のために高価な婚約指輪を用意してくれました。
ところが、1年目の夏。
「夫に夏のボーナスが出るんでしょう、二人でどこか行きたいな」と、話したときのことです。
夫から信じられない話が出ました。
「ボーナスは、ないんだよ。結婚指輪を買ったから、その支払いで、ないんだよ」
びっくりしましたが、「ないものはない」の一点張りなのです。
なんということでしょう、そんなに貯金もないのに、何十万もする指輪をローンで買うとは。
当時、「ここでもっとよく粘って、ローンの明細書など、しっかり事実を確かめればよかった」と、あとで思いました。
まだ私自身が20代で、どこか世間知らずなところがあり、夫の都合のいい言いわけを聞いて、もやもやしながらも、「仕方ないな」と諦めてしまったのです。
その夏はボーナスがなく、新婚なのに特別なこともせず、ただただ生活するだけの、新婚生活のはじまりでした。
生活費をくれない夫と離婚したエピソード3 夫が仕事を辞める
結婚しましたが、妻の私は退職はせず、フルタイムの共働き。
朝は6時に起きて、朝食の準備、二人分のお弁当も簡単でしたが、用意しました。
1時間後に起きてくる夫と朝食を一緒に食べて、すぐに後片付け、間もなく出勤時間となります。
帰宅したらまず洗濯をはじめ、夕食づくりをして、1時間後に帰宅した夫と夕食。
翌日の準備をして、入浴。
毎日のルーティーンをこなします。
週末は交代で仕事の日もあり、30歳目前の私は、忙しく暮らしていました。
そんなとき、夫から話があると。
「今の仕事を辞めて、独立したいんだ」と言うのです。
自分の実家がある隣の町で、「実家のスペースを利用して開業しようと思っている」と言われました。
「このまま雇われていても、給料は頭打ちだから」、というのが理由。
たしかに、夫は資格もあります。
「独立してもやっていけるのかもしれないけど。仕事は本人のやる気次第だから、自由な考えは尊重したいけれど。大丈夫なのかしら」
彼の実家へ行って両親に相談したら、仕事の話だけではなく、同居しようという話に。
彼は長男なので、両親のことは気にはなりますが、いきなり同居と言われても、困ります。
彼もご両親も、私の仕事のことは、あまり考えてないみたいでした。
悩みましたが、私は自分の希望をはっきり伝えたのです。
その結果、同居はしないことにしました。
この年の暮れに、夫は退職。
私は、夫が安定した収入に強いこだわりも持たず、退職して半分実家の世話になることを選んでしまう甘さを、「堅実なのかも」と見誤ってしまいました。
生活費をくれない夫と離婚したエピソード4 生活費を入れてくれない
いよいよ、独立開業のときが。
ところが、開業しても売りあげは、かんばしくありませんでした。
しだいに、手持ちのお金が減っていきます。
というか、少ないお金でやりくりする、生活のはじまりとなったのです。
頼みの綱は、私の収入。
私は30歳を過ぎて、少しお給料も増えましたが、そういうことを夫に話すことはありませんでした。
収入の少ない夫と、私の関係も少しづつ、変化していたのです。
夫からは、「売りあげがよくないので、勤めていた時代とは違うから、家にあまりお金が入れられない」と言われました。
そんな寝言は、私にフルタイムの収入があるから言えるのです。
そのうちに、「今月は支払いもあるから」と言って、まったく生活費を入れない月が出てきました。
同時に、ご両親から「同居したら家賃が要らないから、楽になるのでは?」と、また同居の誘いがはじまったのです。
私は、同居は嫌でした。
隣の町に引っ越したら、仕事を今の職場で続けるのはたいへんになります。
せっかく、お給料も増えたのに、嫌でした。
夫は生活費を入れてくれない。同居を迫られる。フルタイムの仕事をしながら、ひとりで背負って家事もほとんどやっている。
ついに、私はキレてしまいました。
31歳、結婚して4年目です。
こんな暮らしなら、ひとりのほうがましだと思いました。
都合のいい妻をがんばってやっても、報われないと感じた私は、子どももいなかったし、気持ちが離れたら、結論は離婚の方向に流れたのです。
まとめ
20代後半から、人生勉強だったと思うことにしています。
今の私なら、自分にあう男性は、自立心と実行力がある人だと思うのです。