都会から田舎にきて嫌だと感じたエピソード3つ

悩む女性

37歳女性。

現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。

 

22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産。

しかし、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚をしました。

 

以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。

 

 

田舎にきて嫌だと感じたエピソード1.欲しいときに買えない品物

田舎町

 

兵庫県の神戸市という、比較的都会に当たる町で生まれた私が、一時的な転勤により、引っ越しをすることに。

とはいえ、1時間に路線バスが、1本走っているか走っていないか程度の、田舎暮らしは、本当に苦痛と驚きの連続でしたね。

なかでもとくに、田舎のことが一気に嫌いになった理由が、生活環境の不便さ。

 

たとえば、都会という環境に暮らしていると、時間帯を問わず、比較的自由にお買い物に出かけることができますよね?

けれど、都会では当たり前のこの行動が、田舎という場所に移っただけで、できなくなってしまうんです。

都会での生活が、未来のできごとかのような、錯覚を覚えてしまうほど。

 

もともと、田舎では買い物ができるお店自体が、本当に少ないです。

そのため、家の周辺ではおじいちゃん、お婆ちゃんが趣味の一環として経営しているような、個人商店があればまだいいほう。

最寄りのまとまったお店に行くまでにも、車で20分から30分は、最低でも走らないといけないくらい。

 

唯一、お店が密集しているのが、市内の中心部にある国道沿い。

しかし、そこでも、深夜まで営業しているのはコンビニくらいだし、スーパーなんて午後7時には閉店してしまうんですよね。

 

だから、たとえば夕飯の準備で、買い忘れた物が1つでもあったりすると大変。

買い忘れがあっても、すぐに買いに行って、戻ってこれた都会暮らし。

一方、田舎では移動手段として車があったとしても、最寄りの環境で品物を購入することさえ、できなくなってしまう不便さです。

 

これにはもう、都会っ子として生活してきた私には、本当に苦痛に感じる点で、田舎が一気に苦手になったきっかけと断言できます。

 

田舎にきて嫌だと感じたエピソード2.ネット環境が満足でない不便さ

パソコンを眺める女性

 

田舎で暮らしていて、不便に感じる点はかなりあります。

ですが、こと生活インフラの部分で、不便さを実感してしまうことが本当に多かったですね。

 

たとえば、家で生活するうえで、必ず必要なのがガス。

都市ガスなんて環境は、田舎には絶対に存在してないので、プロパンガスが必須に。

 

また、このプロパンガスの値段が高いので、どうしても生活費がかかってしまいます。

その点が、主婦としては本当に辛い点でした。

ただ、これさえもかすんでしまう不便な点に当たるのが、ネット環境だったんです。

 

当時、私が田舎に住んでいたころは、都会では光回線がすでに普及していて、自宅でも使うことができていました。

田舎に引っ越してきた際に、すぐにネット回線を契約しようとしたところ、問題が発生。

なんと、光回線はおろか、ADSL回線さえ使えないエリアが出てきたのです。

 

幸い、私が住むことになった家は、なんとかADSLが使える環境でした。

しかし、それでも電話の基地局からの回線距離が3km以上あったので、速度がとても遅い。

もう、動画視聴なんて、絶対にできないくらいの不便さです。

 

一応、主婦業の傍らで、ネットを使って副業をしていた私。

しかし、その副業さえも、都会生活時代の倍以上は時間がかかってしまい、仕事効率も、一気に落ちてしまったのには参りました。

 

インターネットの存在が身近な存在になっている現代の人にとって、あのインターネット回線のスピードの遅さには、二度と戻りたくないですね。

 

 

田舎にきて嫌だと感じたエピソード3.人付き合いの難しさ

近所付き合い

 

都会に住んでいると、ご近所の限られた仲良しさんがいる程度。

それゆえ、基本的には他人に干渉すること自体があまり多くなかったりしますが、田舎はまったくその逆なんです。

 

とにかく、田舎ではご近所さんとのお付き合いが、安定した快適な生活を送るうえで、不可欠な要素の1つに。

ここをおろそかにしてしまうと、一気に村八分的な感じで、疎外さを受けてしまう恐れがあります。

 

ただ、都会で生活してきた私にとっては、田舎での人付き合いやご近所づきあいは、本当に苦痛でした。

どこに他人の目が光っているかも分からないので、自宅周辺で誰かとすれ違えば、それが初対面の人であったとしても、必ず挨拶は必須。

 

おまけに、すれ違った人がご近所に住む身近な人だったりすると、とたんに世間話がスタート。

用事があって急いでいるのに、「世間話で時間を取られてしまった」、なんてこともしょっちゅう起こります。

 

あと、なにげに辛いのが、人付き合いをするうえで欠かせない「愛想」なんですよね。

どんなに不機嫌でも、どんなに体調が悪いときでも、関係ありません。

ご近所さんとすれ違ったり、尋ね人が自宅に訪れたら、必ず笑顔をもって接するのが原則。

 

これを欠いてしまうと、知らない間に、よからぬウワサが一気に広まっちゃうんです。

「あの人は愛想が悪い」やら「人付き合いが悪すぎる」などと。

 

実際、引っ越してすぐのときに、ご近所に住む方に挨拶をしなかったばかりに、その翌日には、ご近所でうちの悪口を言われてしまったほどです。

もちろん、その後は必死に愛想のいい行動を心がけて、なんとかご近所さんの悪口をなくすことができました。

ですが、「もう二度とあんな環境で生活したくはない!」と断言しちゃうくらい、本当に辛い生活でしたね。

 

まとめ

ナチュラル志向の高まりを受けて、田舎での生活に憧れる方も少なくありません。

けれど、実際に住んでみて分かるのが、田舎という環境の本質。

 

イメージだけ先行して実際に住んでみると、あとで後悔してしまうかもしれませんよ?

いいところもたくさんある田舎ですが、自分に本当に向いているか、事前に確かめることをおすすめします。