姑と絶縁に至ったエピソード2つ

喧嘩

35歳。女性。大学を卒業後メーカーに就職。30歳のときに結婚。32歳で出産。子どもは女の子ひとり。産休後に育児休暇を取得する。正社員で職場復帰。趣味はウインタースポーツ、とくにスキー。冬に家族でスキー旅行をするのが一番のリフレッシュである。

 

 

姑と絶縁に至ったエピソード1.頻繁に連絡をしてくる

驚く

 

結婚して、最初の1年半は別居でした。

私の夫は、長男で4つ年上の義姉がひとりいます。

 

彼女は今も独身で、実家暮らし。

義父は10年前に、病気で亡くなってしまったため義親は姑だけです。

 

私はウインタースポーツが趣味で、シーズンになると仲間たちとスキーに出かけていました。

あとから仲間に加わったのが、夫となる彼。

 

彼と結婚すること決めたのは、優しかったからです。

彼は、私より2つ年下。

 

正直言って、頼りになる感じではなかったけれど、優しいのでうまくやっていける気がしたんです。

彼の実家は、義父が亡くなってから建てたという広い一軒家でした。

 

私たちは、そこから車で10分ほど離れたアパートで、結婚生活をスタートしたのです。

2DKの狭いアパートでしたが、ふたりだけなら充分な広さでした。

 

彼の大きな荷物、スキーの道具などは実家に全部残しておけば問題ないんです。

こうして、新婚生活がはじまったのです。

 

しかし、ふたりだけの生活が週末になると、一変してしまいます。

姑から、電話がかかってくるのです。

 

「家のことを手伝ってほしい」とのこと。

その内容は、「パソコンの調子が悪い」とか、「プリンターのインクが切れた」とか。

 

さらには、「スーパーに買い物に行きたいから、車で連れて行って」なんてことも。

そのたびに、彼はすぐに実家へ行ってしまうのでした。

 

しかも、スーパーへの買い出しは、嫁の私も一緒に行くことになってしまうのです。

車で10分の距離だと、生活圏もほとんど一緒です。

 

私と彼は、フルタイムで共働きでした。

ですから週末は、平日にできない家事をするので、私はそれなりに忙しかったのです。

 

スーパーへの買い出しに、彼の実家の姑と義姉が一緒なんて本当に嫌でした。

でも、2度にわけてスーパーに行くのは不効率。

 

仕方なく、毎週、一緒に買い出しをしました。

これだけでも気が重かったのに、スーパーのなかで、買い物の内容についても干渉があったんです。

 

お肉の売り場で私が牛肉を選ぶと、となりから、姑の声がします。

「こっちの鶏肉のほうが安いわよ、ほら」と。

 

「うちでは、肉じゃがは豚肉でやるのよ。豚肉でも美味しいわよ」と、得意げです。

とにかく、安く買い物をするように押し付けてきます。

 

姑を実家に送り届けたあと、決まって彼と話し合いになりました。

私はとにかく、「一緒に買い物に行くのは嫌だ」と、言います。

 

しかし、彼は優しいので実家を裏切れないのでした。

 

 

姑と絶縁に至ったエピソード2.こまかすぎる姑

細かい

 

結婚して1年半ほどして、私は妊娠と出産しました。

赤ちゃんはかわいい女の子。

 

産休を取ってから、そのまま育児休暇を取りましたが、1年後には仕事復帰することにしていました。

このころ、彼から、実家での同居を提案されていたのです。

 

私は、最初は拒否していました。

干渉しがちな姑と、独身で実家にいる義姉。

 

うまく、いくわけがないと思っていました。

でも、狭いアパートで子育てするのは、確かに大変。

 

アパートは、娘の物ですでに収納スペースも限界になりつつありました。

彼の実家は広いので、2階部分は全部うちで使うことができます。

私の仕事復帰に合わせて、同居を決断して引っ越しをしました。

ところが、これが間違いの元でした。

 

姑は、大の掃除好き。

家じゅうをピカピカにしておくのが、大好きなタイプです。

 

2階の私たち家族のスペース以外は、トイレもお風呂もいつもきちんと管理されています。

同居をはじめたころ、娘はまだおむつが取れず、パンツタイプのおむつをしていました。

 

娘を1階のトイレに連れて行き、おむつを取りかえると、姑が入れかわりにトイレにきます。

そうです、汚していないかの確認にくるのです。

 

少し潔癖症ななんでしょうね。

トイレでもキッチンでも、汚したらすぐその場で掃除することをモットーとしていたんです。

 

でも、娘はまだ1歳ですよ。

赤ちゃんがいれば、大人だけの生活とは違って、きれいにしておくことは難しいです。

 

同居してからは、娘のおむつかえは、必ず2階ですることに決めました。

しかし、ある日、娘と公園に出かけることになりました。

出発直前に、娘がうんちをしてしまったんです。

急いでいたので、1階の玄関横のトイレを使でおむつを取りかえました。

 

すると、姑がうしろから私に声をかけました。

「トイレを掃除しておいてね」と。

 

私は、「はい、あとで帰ってきたらしておきます」と、言い家を出ました。

これが、私にとっては決定的でした。

 

公園のイベントの間、なかなか自分の気持ちが切りかえられず、楽しむこともできず。

姑の潔癖なこまかさが、つくづく嫌になりました。

 

まとめ

このままでは、自分がもうもたないと感じ、強い決意で彼に宣言して引っ越しをしました。

姑も義姉も怒っていましたが、3か月後には彼も実家を出て私と娘のところへ来ました。

 

なかば強引に別居したのです。

今は、彼だけがときどき実家へ顔を出しています。