私の身近にいる、異様に目立つ美人の人のエピソード2つ

美人

29歳女性。小売業販売員。

交遊の幅は広く、初対面の人とも、すぐに仲よくできる性格。

そのため、友だちが多く、交流も盛んに行っています。

 

とくに、自分が経験できないことをたくさんしている美男美女の話を聞くのが好きです。

 

 

異様に目立つ美人の人のエピソード1.居酒屋で突然知らない男性に全額おごられる

居酒屋

 

職場で、美人と有名な同僚とチームを組んで、仕事をしていたときのことです。

プロジェクトは滞りなく終了し、2人で打ちあげを行うことになりました。

 

夜も遅かったので、近場で空いていた居酒屋に入ったのですが、金曜の夜だったためか、すぐに満席に。

そのため、すぐ横のテーブルにも、男性グループが案内されてきました。

 

おたがいに好きなものを飲んで、食べて、仕事の話や女性同士でしかできない恋愛話で盛りあがる、ごく普通の女子会だったと思います。

打ちあげはとても盛りあがり、1時間半ほど経ったころでしょうか。

 

さすがに、おなかもいっぱいになってきた私たち。

「注文もしないのに、居座るのはどうかな」という気分になってきたので、「店を変えようか」ということになりました。

その居酒屋はテーブル会計だったので、店員を呼んでお会計を頼み、伝票が運ばれてくる間にお手洗いに行ったのです。

 

正直、仕事のチームを組むまでは相手が美人過ぎて、不安な気持ちがありました。

「性格が悪かったらどうしよう」とか「馬鹿にされたらどうしよう」などと、考えていたのです。

けれど、話してみればとても気が合う女性で、打ちあげも楽しく、とにかくその日の私は、上機嫌に過ごしていました。

 

そのため、お酒も飲み過ぎてしまっていただろうし、お会計は少し多めに出そうなんて思いながら、席に戻ると……。

彼女がなにやら困った顔で、私に手招きをします。

 

「どうしたのだろう」と席に着くと、彼女は「隣の男性たちが全部おごってくれた」と言うのです。

驚いてパーティーション越しに隣のグループをのぞき込むと、男性数人のグループがこちらに顔を向けていました。

 

正しくいえば、美人な同僚のことを見ていたのでしょう。

視線が素通りしていくのはむなしい反面、「やはり美人は得なんだな」と納得でもありました。

 

正直な話、私は「美人の役得に便乗して、ただ酒なんてラッキー」くらいにしか思っていなかったのです。

ですが、彼女は迷惑そうに顔をしかめて、相手のテーブルに向っていきました。

 

そしてなんと、支払額をテーブルにおいて、そのまま私の腕をつかむと、店を出てしまったのです。

慌てて男性のグループを振り返ったのですが、彼らはまったく状況を掴めていなかったのか、ぽかんとした表情で私たちの背中を見送っていました。

 

店の外で、「おごってもらう理由がない相手に、おごられるのは嫌だ」と言う彼女。

私に「嫌な思いをさせてごめんね」と謝ってくれました。

私が「むしろラッキーくらいに思ってた」と言うと、彼女は楽しそうに笑い、私たちは飲みなおすために、次のお店に向かったのです。

 

美人だからと甘んじず、与えられるべきではない好意を断れる彼女の姿は、とても凛々しく、「美人でモテる理由も納得だ」と感じるできごとでした。

 

 

異様に目立つ美人の人のエピソード2.駅の改札から待ち合わせ場所までに3回ナンパされてる

駅の改札口

 

その日、私は大学のころの友人と遊ぶために、繁華街の駅前に立っていました。

待ち合わせ場所に選んだのは、改札を出た広場の銅像前。

そこからは、階段をあがって改札を出てくる人が、よく見渡せるようになっています。

 

待ち合わせの10分前くらいについてしまったので、改札から彼女が出てくるのを探しながら待っていました。

しばらくして、颯爽と歩いてくる彼女を発見。

休日で賑わう改札のなかでもひときわ目を引くのは、彼女がすらりとした高身長で、姿勢よく歩くモデル系の美人だったからでしょう。

 

見つけたときに、かけよってもよかったのです。

しかし、駅に近づくより銅像前で待っていたほうが、行く予定のお店に近かったので、彼女が私を見つけるのを待っていることにしたのです。

 

改札からは、歩道を横切り、長い信号を渡って広間に入り、広場の真ん中にある銅像まで歩く必要があります。

歩いて数分もかからないルートなはずなのですが、彼女はなかなか銅像前までたどり着くことができませんでした。

それもそのはず、彼女はその数分の道で、3回も男性に声をかけられていたのです。

 

まず、改札を出て信号待ちで立ち止まっているときに、若いサラリーマン風の男性が彼女に声をかけました。

「立ち止まっていると、話がしやすい」と思ったのでしょうか。

彼女は時計を見て、なにかを答えているようだったので、おそらく時間を聞くという典型的なナンパの手段でも使われたのでしょう。

 

信号が青になった瞬間、彼女はその男性に会釈し、足早に横断歩道を渡りはじめました。

そして横断歩道を渡り切るあたりで、今度はカジュアルな服装の30代後半ぐらいの男性が、彼女の歩調に合わせて隣に並びます。

 

何度か彼女に話しかけたようですが、まったく答えず歩き続ける彼女。

そのためか、やがてその男性もあきらめて、去って行ってしまいました。

 

そして、彼女が銅像の前にいる私に気づいて、手を振ろうとした瞬間、ホスト風の男性が彼女の前に割り込むように立ちはだかりました。

その男性はしつこく彼女にアプローチしていたのですが、彼女もいよいよイライラしていたのでしょう。

なんとか男性をかわして、こちらにこようとするのですが、なかなか道をあけてくれません。

 

それまで、その入れ食い状態が面白くて、観察していた私でした。

ですが、さすがに気の毒になってしまい、彼女のもとに駆けよって声をかけることに。

 

友人がきたと悟った男性は、案外あっさり引いてくれたのですが、最後まで友人の様子をチラチラと、うかがいながら去っていきました。

そのあとの食事では、数分のルートを歩けない友人のことを、からかって遊んだのは言うまでもありません。

 

まとめ

美人な友人や知り合いがいると、自分の人生ではありえないようなできごとに遭遇することがあります。

あまりに突拍子もないできごとに遭遇すると、人は美人に嫉妬するのではなく、その状況をまるでショーのように楽しんでしまうものなのでしょう。

 

私も、毎回驚かせてくれる美人の友人や知人と遊ぶのが、とても楽しくて大好きです。