「ありがた迷惑すぎる!」という人のエピソード3つ

断る

35歳男性。現在は、東京都内のIT企業の経理部門に勤務。妻は中国人。マンションのトイレ扉の修理にかこつけて、オーナーが勝手にあちこちを修理してくれたり、妻のママ友がまずい料理をつくってくれたりする。ありがた迷惑をなん度か体験。しかし、人の親切行為を断るのは難しく感じている。私の趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

「ありがた迷惑すぎる!」人のエピソード1.オーナーが頼んでいない場所まで修理

工具

 

私たち家族は、築20年の賃貸マンションで生活しています。

経年劣化にともなう故障や不具合などについては、貸主の負担で修理や交換をすることになっています。

 

ある程度の年数が経過してますので、修理や交換は覚悟していました。

実際に、1年でトイレの収納庫の扉のネジが外れてしまったんです。

 

さっそく不動産会社に電話をして、オーナーに連絡をしてもらい、業者にきてもらうことになりました。

夜の21時ならば業者が来れるとのこと。

 

「ずいぶん遅い時刻だな」と思いつつ、21時に来てもらうことにしました。

21時ぴったりに業者が来てくれたのですが、なんとオーナーも一緒に来たのです。

 

オーナーは、部屋の様子を見たくて自分も来れる21時に設定したようでした。

修理がおわって、再び扉の開閉ができるようになりました。

 

するとオーナーは「せっかくだから、ほかにネジがゆるいところを直していこう」と、勝手に室内に。

キッチンに入り込み、扉を開けて業者にネジを締めなおさせたのです。

 

無料でやってくれるのは助かると思いつつも、勝手に室内を歩き回られて、プライバシーの侵害を感じました。

結局、1時間もオーナーは私のマンションに滞在しました。

 

私は翌日、不動産会社に電話を入れて、オーナーが勝手に室内を歩き回ったことについて苦情を申し入れました。

このようなことを、「ありがた迷惑」というのだと思った次第です。

 

「ありがた迷惑すぎる!」人のエピソード2.妻のママ友のまずい料理

料理

 

私の妻は中国人なの、日本人好みの料理をつくるのが苦手です。

子どもが次第に成長してきて、保育園に通うようになり、ママ友ができました。

 

妻は、親しくなったママ友に「料理を教えてほしい」と頼んだところ、ママ友は引き受けてくれたようです。

夕食時に子どもと一緒に来てくれて、妻に料理を教えてくれたようでした。

 

私が帰宅すると、妻とママ友の2人でつくった料理が食卓に並んでいました。

煮物と鶏の唐揚げです。

 

煮物は結、婚してから食べた記憶がありませんでしたので、私は期待感を持って食べてみました。

すると、甘みの濃さと塩分の濃さで、思わず吐き出しそうになってしまいました。

 

醤油と砂糖を入れすぎたのが、明白です。

妻に「この煮物は誰がつくったの?」と聞いたところ、「友だち」と妻は答えました。

 

「まずくないの?」と聞くと、「ぜんぜん、まずくないよ」と、妻。

いったい、どんな味覚をしているのかとガッカリしました。

 

唐揚げも食べたのですが、油まみれになっていてすぐに吐き出しました。

結局、その日はお茶漬けで夕飯をすませてしまいました。

 

 

「ありがた迷惑すぎる!」人のエピソード3.同僚社員から「陰の実力者」と言われる

陰口

 

私は、会社で経理をしています。

決算発表をする前に、極秘に非常勤の社外取締役に、いちはやく決算内容を報告することがあります。

 

その社外取締役とは、関係性もよく会社の内部のことを聞かれたりすることも。

社外取締役は非常勤ですから、社内事情はよくわかならいのです。

 

そのため、社員から会社の情報を収集し、課題については社長と話をするようにしているようでした。

私としては、この社外取締役に対して忠誠心を持つようになっていました。

 

あるとき、社長が開発部門のマネージャーを子会社へ出向させる人事を決定したことがありました。

しかも子会社では、平社員という立場です。

 

この人は、私が社外取締役に私が告げ口をした人だったんです。

しかも、どこから話が漏れたのかはわかりませんが、私が告げ口をしたことが広まってしまったのでした。

 

ここから、私のことを「陰の実力者」と呼ぶ社員まで現れたんです。

今回の騒動については、迷惑だなと思ってしまいました。

 

まとめ

他人に対する親切には、善意の親切以外に、思惑を含んだり仕事上の割り切ったものがあるように感じます。

過剰に親切な行為がなされると、親切の副作用があり逆に迷惑を感じてしまうもの。

 

しかし、親切を振り払うのは難しいのが現実ですから、困ったものです。