夫に浮気されたが再構築に成功したエピソード5編

手をつなぐ夫婦

今年で結婚10年目を迎える28歳女性。バリバリ働くアラサー主婦です。

高校卒業後すぐに、周囲の反対を押し切った、年の差婚を経験し、中年夫を持つ。

 

20代のほとんどを夫の浮気や、妊娠が望めない自らの体質という、ツライ現実に打ちのめされる日々を過ごします。

しかし、そんな過去にもめげずに、現在は毎日を楽しく生きるために、努力を重ねている私です。

 

 

夫の浮気後、仲直りできたエピソード1.事実をありのまま受け入れる

考える女性

 

結婚して5年目になったときのこと。

旦那が趣味の関係で知り合った、いわゆる「熟女系」の女性と、約1年間ほど浮気していたことが判明しました。

 

外泊が増え、携帯電話に突然ロックをかけはじめたり、あからさまに私に対する態度が冷たくなったりなど。

浮気に気付くまでに、そう時間はかかりませんでした。

 

しかし、問い詰めることも事実を知る勇気もなく、「気のせいかもしれない……」と、自分に言い聞かせていた私。

何ヶ月も、気づかないふりを続けていたのです。

 

次第にエスカレートしていく旦那の素行に、心が折れてしまいそうになったとき、こう思いました。

「私はこのまま、逃げ続けてはいけない」

「どんなに辛い現実でも、事実をありのまま知ることをしなければ、先に進むことも立ち止まることもできずに、苦しいままでは……」と。

 

そう思うようになってから、勇気を振り絞り、夫が浮気しているという事実をまず受け入れることにしたのです。

すると、浮気されて「悔しい」「悲しい」という気持ちよりも、考えなければならないことがはっきりと分かりました。

それは、「この先どうしたいのか」、「どうするべきなのか」という、これから先の将来についてです。

 

ですが、このような重大な決断を下すことを私一人が背負うのは、道理に反しています。

それに、浮気している張本人である旦那にも、きちんとその責任を果たしてもらうべきです。

そのため、自然と「旦那と、きちんと向き合おう」と思えました。

 

このことが関係の修復をしていくうえで、ターニングポイントになったと思います。

 

夫の浮気後、仲直りできたエピソード2.素直に話し合う

話し合う男女

 

浮気をされたということは、「旦那の気持ちが、別の相手に向いている」ということ。

しかし、夫婦である以上、たとえどのような結末を迎えることになっても、「まずは相手の正直な気持ちを聞こう」と思った私。

自分の気持ちをそのまま相手に伝えたうえで、二人でとことん話し合ってみることにしたのです。

 

この話し合いのとき、怒りや憎しみに任せて感情的にならずに、「きちんと気持ちを伝える」ということを一番に心がけました。

「浮気をしていることに気づいていること」、「怖くて、切り出せなかったこと」、「とても傷ついたこと」。

「悲しかったこと」、「不信感でいっぱいになっていること」など。

 

私はこのように、自分の気持ちを正直に打ち明けます。

すると、旦那もなぜ浮気をするに至ったのか、私への不満や、相手との関係の全貌を正直に話してくれたのです。

おたがいの考えを出し合えたため、その日から数ヶ月間、「これからどうすべきか」ということを二人で話し合うことができましたね。

 

「もし私が、怒りにまかせて、激昂しながら浮気について問い詰めていたら……」

おそらく、夫婦関係に決定的な亀裂が入るようなケンカに発展し、そのまま離婚。

「その結果、ひたすら憎しみと悔しさでいっぱいの日々を暮らしていたのではないか」と思います。

 

 

夫の浮気後、仲直りできたエピソード3.自分の悪いところをなおしていく

疑問に思う女性

 

私は、話し合いと並行しながら、「旦那が私に対して持っていた不満をなるべく解消しよう」と思っていました。

これは旦那の心を引きとめるためではなく、「自分自身のために、心がけたほうがいい」と考えたからです。

 

一つ屋根の下で毎日ともに暮らしている相手だからこそ、いいことも悪いことも見えすぎてしまったり、より強く感じてしまうもの。

「旦那から打ち明けられた私への不満の原因は、私の人間的な欠点や短所、怠慢のひとつであることには違いない」

そう思った私は、自分自身の問題を解決していくために努力しました。

 

具体的には、相手にすがりついたり、期待したり、自分の気持ちを押し通すような気持ちを持たないことです。

その結果、「今後、夫婦関係がどのような状態になっても大丈夫」と、自分の精神状態を安定させ続けることができました。

 

夫の浮気後、仲直りできたエピソード4.相手からアクションがあるまで干渉しない

疑問に思う女性

 

離婚するにしろ、再構築するにしろ、なるべく相手の意思を尊重したかった私。

また、自分の意思も尊重して欲しかったため、結論が出るまでの間は、なるべく強要するような行動を避けるようにしました。

 

とくに、浮気相手と別れることを急かしたり、旦那の日常の行動に干渉したりしないよう、注意しましたね。

その結果、必要以上に話し合いの期間が延びることもなかったし、精神的な疲弊を最小限に抑えることができました。

 

「自然と関係を再構築する」

そういった選択肢をおたがいが意識できたのは、とてもよかったです。

 

夫の浮気後、仲直りできたエピソード5.許す気持ちをできる限り持つ

決意する女性

 

夫婦の関係を再構築するにあたって、一番大切なことは「許す気持ちを持つこと」だと思います。

話し合いの末、旦那が自ら浮気相手と別れ、「再び夫婦関係を構築し直したい」と申し出てくれました。

 

私も人間である以上、起きてしまった事実をすべてを水に流すことはできません。

しかし、前に進むためには、過ぎたできごとを許す気持ちを持つことがなにより大切です。

 

その気持ちを持つことで、おたがいに歩み寄り、また1からやり直せる可能性が生まれたと思います。

 

まとめ

浮気騒動から5年が経ちましたが、当時は「相手としっかり向き合おう」と、おたがいが努力していました。

その結果、結婚当初とは形が変わってしまいましたが、夫婦としての絆はより強くなったように思えます。

 

問題の乗り越えかたは、夫婦の数だけさまざまあるでしょう。

しかし、その方法をおたがいの力を合わせて探っていくというのが、結婚生活の醍醐味ではないでしょうか?