32歳女性。主婦。キレイではなく、ゆかいな顔といわれる。おもしろキャラで、クラスのマドンナ的存在とも仲が良い。同じ土俵にはじめからいないせいか、マドンナ的存在からは相談役として信頼される。小・中と、人口が過疎の田舎で過ごす。田舎ゆえに同級生の事情にはくわしい。
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クラスのマドンナのその後1.そのままマドンナ街道一直線
幼稚園からの同級生マキコ、勉強は中の上で、顔もそこそこかわいかった。
それに、男兄弟のなかで育ったせいか、思春期のころでも男子と気兼ねなく、話すことができ人気がありました。
当時、まだ同級生が誰も付き合ったりしていなかった、小学生高学年のころ。
スポーツマンの年上の彼氏がいたのを覚えています。
私と彼女は、高校からはなれたので、そのあとのことは、よく知らなかったのです。
地元が同じなのに、「なかなか見かけないなぁ」としか、思っていませんでした。
先日、十数年ぶりマキコを近所で見かけたのです。
多くの友人に囲まれていて話すことはできませんでした。
相変わらずキレイだったのと、雰囲気や持ち物があか抜けて都会っぽいと感じたので、都会に嫁いだのかなと思っていました。
マキコと一緒にいた同級生に、たまたま会うことがあり、マキコについて教えてもらいました。
なんとマキコは、とんでもない大金持ちと結婚して、シンガポールでプール付きのマンションに住んでいるそうです。
「わが町の出世頭」と、おばちゃんたちのなかで有名になっているそうです。
小学校のころ、一緒に遠足でお弁当を食べてた人間が、そんな海外に住むような人間になっていたとは驚きです。
帰省するたびに、高級なお土産を友だちに配るせいか、とりまきが増えていき、昔以上のマドンナ状態です。
クラスのマドンナのその後2.元マドンナ、今は見る影なし
高校が一緒だったユキミ、顔はおっとり系で、頭はズバ抜けて良かったです。
生徒会にも入り、先生からの信頼も厚く、男女ともに好かれているマドンナでした。
高校卒業後には、有名女子大に進学しました。
そして、大学生のころ、数年ぶりにユキミに会いました。
相変わらず、おっとりしたかわいさがあり、変わらないのですが、持ち物がブランド品ばかりになっていて驚きました。
「合コンの誘いが毎日のようにあって、知り合った人たちが買ってくれる」と、言っていました。
周りからチヤホヤされても、けしてなびかない、根はマジメなイメージだったので、驚きました。
それから数年後、少し離れたショッピングモールで買い物していると、偶然ユキミに会いました。
顔は痩せこけ、ほぼすっぴん、持ち物もブランド物は一切なく、事務の制服を着ていました。
私に気付くと、「今は、近くで事務をしてるの」とだけ言い、足早にさって行きました。
くわしくは聞けませんでしたが、苦労してそうだなと感じました。
あとで、ユキミは結婚したけれど、旦那が働かない人で、苦労していると知りました。
あんなに合コン三昧だったのに、結婚相手でガラっと人生が変わってしまったようです。
ものの数年で、あんなにかわいかったユキミが、変わってしまうなんてとってもショックでした。
クラスのマドンナのその後3.整形してまで美に磨きをかけ続ける
高校当時、私とは別の高校へ通っていた友だちの同級生マユミがいます。
ほかの学校まで、噂が聞こえるようなマドンナ、興味津々で廊下からマユミの姿をのぞきこみました。
確かに、とっても小さい顔、目はパッチリ二重で、色白、身長も高く、手足も長く、バービー人形のような雰囲気でした。
モデルのような子がいると有名になり、高校を卒業するころには、読者モデルとして雑誌に登場するようになっていました。
その後、マユミは東京に住むようになり、化粧品のプロデュースなどを手がけるようになりました。
帰省すると、顔の半分近くある大きなサングラスと、ブランド物の派手な服装で街を歩いているのを見かけました。
そのうち、もっと美しくなりたいという願望のため、目を整形手術で幅広い二重にかえたそうです。
正直、今も昔もキレイな顔には違いはありません。
目以外にも、昔の顔を知る者としては、「あれっ?」と思うところはあります。
アラサーになり、ちらほらとおばちゃん化する同級生がいるなかで、マユミは今も美を磨いているようです。
相変わらずのギャルメイクで、今もSNSを更新し続けています。
クラスのマドンナのその後4.キレイならいい。美至上主義の男性と結婚
大学時代に知りあったアキコは、当時モデル事務所に所属していて、同級生はみんな彼女のことをチヤホヤしていました。
顔は、典型的な日本人顔の美人といった雰囲気でした。
けして高飛車になることもなく、勉強もしっかりしていたので、教授からも好かれるような存在でした。
先日、大学の同窓会で会うと、結婚してモデルの仕事はしていないと言っていました。
でも、相変わらずとてもキレイでした。
結婚式の写真を見せてもらうと、正直そこまでイケメンでもなく、どちらかというともっさりした熊やパンダ系でした。
学生時代は、イケメンの彼氏とばかり付き合っていたので不思議でした。
どうして、この人と結婚したのか聞くと「キレイなことを褒めてくれるから」と、言っていました。
旦那さんは、「キレイであれば、あとはなにもしなくていい」と言ってくれるんだそう。
もともと、家事などが苦手なアキコにはピッタリな人だったようです。
収入に余裕があるようで、エステや美容院など美にかかるお金は、惜しみなく与えてくれるそうです。
ただ、30代になると、「このまま美を保てなくなったらどうなるのか」を考えるようになってきたそうです。
「そうなったら離婚されそうで怖い」と、言っていました。
やはり、チヤホヤされた気持ちよさからは抜け出せず、アキコの美しさを1番ちやほやしてくれる相手と結婚したようでした。
まとめ
学生時代に、マドンナ的存在だと、その後の人生もずっと勝ち組な気がしてしまいます。
しかし、かならずしもそうとは限りません。
とくに見た目は、その人の人生があらわれることが多く、若いときだけではなく、歳を重ねてもマドンナでいるのはむずかしいようです。