31歳から妊活をし死産を経て出産を成功させたエピソード4編

生まれた赤ちゃん

34歳女性。

テレビや雑誌で、妊活ブームがきたときに、妊活をはじめる。

 

情報を入れすぎて、どれが妊活にいいのか迷いながら、無事妊娠!!

しかし、突然の死産を経験し、再び妊活をはじめる。

 

現在、1児の母として、育児に没頭する毎日を送っています。

 

 

死産を経て、出産を成功させたエピソード1.妊活開始

雑誌を読む女性

 

芸能人の妊娠出産をよく見かけていた当時、私も結婚をして、丸1年が経ちました。

「もう31歳だし、妊娠考えよう」

そう思い、夫婦で話し合いを行います。

 

それ以来、某人気妊活情報誌を購入し、あれやこれや情報を集めはじめた私。

雑誌だけでは満足せず、ネットで検索したり、友人の口コミも調べたりします。

「妊活って、いろいろあるんだな~」と関心しながらも、「どれが1番妊娠しやすい方法なんだろう」と、疑問に思っていました。

 

情報迷子になりながらも、私が選んだのは、この方法です。

「毎日ルイボスティーを飲んで、葉酸サプリを飲み、旦那には亜鉛サプリを飲ませる」

 

「サプリだけかい」と言われそうですが、それだけではありません。

食事のバランスを見直し、健康重視の毎日を送るようにします。

 

これは皆知ってると思いますが、「基礎体温」も妊活には重要です。

ですが、これってかなり面倒なんですよね。

寝ぼけて、体温計がどこにあるか分からなくて、気付いたころには布団から出てました。

 

なかでも、排卵検査薬はかなり役に立ちました!!

妊娠検査薬とは違った、ドキドキ感が味わえますね。

 

このように研究と実践を行ってきた結果、無事妊娠します。

しかし、「やったー!!」と思えたのは、この一瞬だけだったのです。

 

死産を経て、出産を成功させたエピソード2.妊娠しました

妊娠

 

「いやぁ~、大変だわ、こりゃ」

こんなふうに、妊娠を喜んでいたのも束の間。

すぐにつわりがやってきました。

 

もう、生きてるのが嫌になるくらいしんどいです。

毎日、船酔いか、二日酔いをしている感じになります。

 

「女性になんて、生まれるんじゃなかったー!」

そう思ったことが、何回あったか……。

 

つわりを味わったことない人って、結構いるんですよ。

本当に羨ましい限りです。

 

これって体質なのでしょうかね。それとも運なのか。

考えるだけで、余計しんどくなってしまいます。

 

このつらいつわりが、2か月ほど続いたころのこと。

辛かったつわり生活から、ようやく解放され、今度は食欲が増しだします。

「食べるって美味しい! 生きてて良かった~」なんて、感動してしまった私。

 

女性って面倒な生き物ですよね。妊娠中にもかかわらず、いろいろな欲が……。

「安定期にも入っていたので、今のうちしたいことをしておこう」

「買い物行ったり、外食したり……」

 

ですが、22週に入ったころのこと。最悪なできごとが起こります。

「あれ!? 胎動がない。昨日までトクトク蹴っていた、あの動きはどこに?」

不安になって、病院へかけこんだ私。

 

そこで告げられたのは、衝撃の事実だったのです。

 

 

死産を経て、出産を成功させたエピソード3.なんで私だけ

落ち込む女性

 

「残念やけど、もう動いてないわ」、担当医の淡々な話し方に絶望した私。

お腹のなかの赤ちゃんが、死産してしまったのです。

 

「なんでこんなことになったんだろう。昨日までめっちゃ元気だったのに」

そう思うと、涙が止まりませんでしたね。

 

「私のせいかな。ちゃんと元気に産めなくてごめんね」

落ち込んでいる私を見ながら、先生はこれからのことを再び淡々と説明します。

しかし、全然頭に入りません。

 

約6か月お腹のなかで、元気に生き続けてくれていた私の赤ちゃん。

「誕生を楽しみにしてたのに、本当にごめんね」

 

それ以来、自分を責め続けましたが、家族や友人から、温かい励ましの言葉をいっぱいもらいました。

わずか500gしかない我が子は、とても小さかったけど、私にそっくりでしたね。

 

「お母さんにしてくれてありがとう。また、お母さんのお腹に戻ってきてね」

妊娠6か月で死産だったので、ちゃんと埋葬してもらえました。

 

しかし、お葬式やお墓はありませんので、埋葬した骨を持って帰ることに。

今でも、その骨壺を見ると辛い気持ちになりますが、私たち家族を見守ってくれているような気がします。

 

死産を経て、出産を成功させたエピソード4.新しい命

産後の女性

 

こんなことを経験したら、『無』の気持ちになりますね。

なぜなら、今ごろ、お腹がもっと大きくなり、胎動も激しくなっている時期です。

そんなことを考えていたら、毎日が辛くて、なにもかもが嫌になってしまいました。

 

しかし、同時に、こう思ったのです。

「ここでずっとへこんで、前に進まないのは絶対ダメ! きっと、亡くなった赤ちゃんもそう思ってるはず」

「再び妊活かぁ。自信ないな。もう子どもできないんじゃないかな」と。

 

そんなことを思いながら、死産をして約2か月が経ったときのこと。

幸せなことに、再び妊娠することができました。

 

思ってた以上に早かったので、「きっとあの子が、お腹に戻ってきたんじゃないか」って思いましたね。

「今度は、元気な赤ちゃんで産まれてきてね」

何度もそう思いました。

 

妊娠中は嬉しい反面、前回のことがあったので、不安でいっぱいです。

安定期を過ぎても、「できるだけ体に負担をかけないように」と、外出もひかえた私。

 

その後は、順調にどんどんお腹が大きくなり、胎動も激しくなってきました。

「今度の子は、めちゃくちゃ元気そうだね」

夫婦でそう言いながら、出産を心待ちに。

 

そして、7月。陣痛に耐えること3日!!

いやぁ~~~長かったですね。痛すぎて気を失いそうになりました。

 

3日間、ほとんど寝てないし、なにも食べていません。

精神的に大変でしたね。

「お腹切るなり、麻酔かけて、無痛分娩にしてください」と、叫んでしまったほどです。

 

今でも、思い出しただけで、股間が痛くなります。

それでも、元気な産声を出して、産まれてきてくれた赤ちゃん。

3420gとやや大きめな、可愛い女の子でした。

 

「本当に、元気に産まれてきてくれてありがとう!」

私たちは、赤ちゃんに感謝しまくりでしたね。

 

まとめ

最初の妊娠から出産まで約2年、いろいろありました。

嬉しいことも、悲しいことも。

 

「人と同じように、普通に妊娠して出産する」って思っていましたが、全然違いましたね。

「出産ってすごいことなんだ。たくさんのドラマがあるんだな」って思いました。

 

そんな経験があって、産まれた我が子も、もうすぐ2歳。

今日も元気に遊んで、笑ったり、泣いたりしています。

 

周りを明るくしてくれる、大切な愛娘です。