ブスが資産家に!人生を一発大逆転した人のエピソード6編

ガッツポーズ

29歳女性。

実家暮らしで、クラウドワーカーをやっています。

 

「自分よりも、厳しい人生を歩んできた人はいないだろう」

そう思っていたが、その考えを覆すほど、どん底にいた人物と出会う。

 

後に、その人が思わぬ形で人生を大逆転させたことにより、「世のなか、なかなか捨てたものではない」と感じました。

一発大逆転した人により、正直に生きることの大切さを知る。

 

 

人生を一発大逆転した人のエピソード1.突然のリストラ、そして病魔に侵された体

ショックを受ける女性

 

私が28歳のころ、クラウドワーカーとなり、しばらく経ってから、その人と出会いました。

きっかけは、ネット掲示板です。

 

その日は、過去にいじめを受けたことや以前勤めていた職場で嫌がらせをされたことばかり、思い出してしまった私。

なので、気分が落ち込んでいたのです。

 

「自分よりも不幸な人がいるのか、いるならば、ぜひ話しを聞かせてほしい」

「『自分はまだ幸せなんだ』と、安心させてほしい」

私は、このようにも考えていました。

 

そんなときに、たまたま2ちゃんねる掲示板のスレッドで、あの人を見つけたのです。

たしか、ニートが集まるようなスレッドだったと思います。

そこで、「誰か私より不幸な人いるの?」なんて書き込んだら、あの人がレスをくれました。

 

「私のほうが不幸だと思うよ、しかも現在進行形で」とあり、「どういうことなんだろう」と思ったのです。

「教えてよ」とレスをすると、その後、あの人が詳しい事情を書き込みました。

 

そこには、今42歳になる独身女性で、20代のころから身体障碍者の父親の介護をしていること。

母親は借金をつくって、小さいころに出ていったことなどが書いてありました。

 

顔がお岩さんのように生まれつきブサイクなので、彼氏ができたことも、付き合ったこともないそうで……。

「正社員雇用されずに、ずっと派遣やパートで食べつないできた」と言います。

 

おまけに10代から、糖尿病1型という病気も発症。

そのため、仕事もままならないことや最近、パートを解雇されたことも書かれていました。

「借金も5,000,000円以上ある、貯金は0円、生活保護の申請も降りないから、死ぬしかない」と書いてあったのです。

 

本当かどうか、確証はありません。

ですが、ここまでひどい状況と、容姿に難アリで仕事が見つからないことに、深く同情しました。

 

私もブスで正社員職が決まらず、バイト経験がないうえに、彼氏もできたことがなかったからです。

 

人生を一発大逆転した人のエピソード2.どんどん不幸になる彼女

心配する女性

 

その人のことが、なんだか自分を見ているようで、放っておけなかった私。

あんなに人嫌いだった私が、「メール交換して、もっと話さないか」と、フリーメアドをメール欄へ載せたのです。

 

ほかにも同情したのか、同じようにするユーザーはいました。

ですが、相手は「話し相手が欲しかった」と、私にだけ返事をくれたようです。

 

そこで、さらに詳しい状況を聞きました。

住んでいるところも近いことが判明してからは、なんとその数日後に、実際に会って話をしたことも。

 

たしかに容姿がお岩さんで、私も相当なブスですが、そんな私がかすむほど。

年齢差があるものの、おたがいに不幸ということがわかると、すっかり意気投合しました。

でも、知り合って以降も、どんどん不幸になっていくその人が、本当に可哀想だったんです。

 

ビル掃除の仕事を見つけても、彼女の顔を気味悪がった、ビルの利用者からのクレームで退職に。

知人に騙され、借金がさらに増えたりなど……。

ますます、どん底になっていったのです。

 

人生を一発大逆転した人のエピソード3.転機は、街でお婆さんを助けたことから

おばあさん

 

その人とはときどき会って、彼女にアドバイスをしたりしていた私。

「私は今クラウドワーカーとして働いている。あなたもPCやスマホで、そういう仕事をしてみたら?」

「合間にやるだけでも、多少はお金にも、余裕が生まれるよ」などと。

 

彼女は、本当に性格がよくて、警戒心が強く、人嫌いな私が心を許すくらい、優しくて思いやりのある人です。

なので、「こんな人にこそ、幸せになってほしい」、「なんとかしてあげたい」と思っていました。

 

知り合ってから、半年ほど経ったころのこと。

「どうしよう、この前お婆さんを助けたら、大変なことになった」と、連絡がきました。

 

どうやらその日は、雨だったそうで……。

傘をさして、歩いていた彼女の前に、「店の軒先で、傘がなくて困っている様子のお婆さんを見かけたの」と言います。

 

お婆さんに、「傘お貸ししましょうか?」と声をかけたとき、お婆さんの目が不自由であることに気づきました。

そして、何気なく「もしよかったら、ご自宅まで一緒にいきましょうか」と言ったのです。

 

その際、お婆さんの持っていた白杖には、名前と住所が書いてあるメモがありました。

そして、お婆さんと対面しているうちに、彼女はあることに気が付くのです。

「お婆さんには、少し痴呆がある」と。

 

お婆さんは、上手く受け答えができませんでした。

しかし、彼女の手をギュッと握ったので、「了承」と思い、そのままご自宅まで連れていったのです。

 

 

人生を一発大逆転した人のエピソード4.自宅は豪邸、迎え入れたのは、とんでもないイケメン

豪邸

 

お婆さんを家まで送った彼女はその家を見て、本当に驚いたそうです。

いかにもお金持ちそうな大きな豪邸、そして、お婆さんを連れてきた彼女を迎えいれたのは、ものすごく美形な男性でした。

私もあとになって、その男性の顔を見ましたが、本当にイケメンで驚きましたね。

 

男性は30代前半ぐらいで、お婆さんのお孫さんのようです。

その男性は、痴呆の症状により、俳諧していたお婆さんを家まで送ってくれた彼女に、とても感謝しました。

 

そして軽く話しをしたあと、ちょうどその数日前に職を失った彼女に、こう言ったのです。

「初対面ですみません、もしよければ、祖母のヘルパーをしてもらえませんか。お給料は月300,000円出します」と。

 

彼女はヘルパー経験がないものの、金銭感覚はまともなので、ヘルパーの平均月収もなんとなく知っています。

「そんな大金をもらうとは、どんなに大変な仕事なのか」と、警戒心が出たようです。

ですが、「お婆さんの身の回りのお世話をしてくれればいい」と言われたのでした。

 

お婆さんは目が見えなくなってから10年、痴呆になってから5年が経つそうで……。

ほかの人と交流しようとせず、ヘルパーを雇っても、住み込みの家政婦を雇っても、どうにも上手くいかないようなのです。

 

でもお婆さんは、すっかり彼女を信頼しきった様子。

仕事が忙しくて、あまり様子を見れない男性は、その様子を見て、彼女に声をかけたのです。

 

人生を一発大逆転した人のエピソード5.お婆さんのヘルパーになってから、人生が切り開かれる

プロポーズ

 

「本当に300,000円もらえるのか怪しいけれど、仕事が見つからないのも……」

そう悩んでいる彼女に、私は「いいチャンスだと思うよ」と、アドバイスしました。

彼女も「仕事が欲しいから」という気持ちで、その翌日から、お婆さんのヘルパーとして、働くようになったのです。

 

家には、1人で身動きできない父親がいたそうです。

働くのは9時~17時まで、その間は今まで通り、父親にもヘルパーさんをつけています。

お婆さんはすっかり彼女を気に入ったようで、よく話しかけてくるようになったそうです。

 

話はときどき支離滅裂になってしまい、会話をまともにすることもできないときも。

しかし、お孫さんの男性やほかのご家族の方が驚くほどに、お婆さんは元気になっていったのでした。

 

最初は、彼女の容姿に、その豪邸の家政婦さんやほかのご家族の方は、あからさまに不快な顔をしていたそう。

しかし、彼女の真面目で正直者な部分に、心を許したようでした。

彼女も「最初の1ヶ月と比べると、本当に優しくされるようになった」と、ホッとしたような表情で話してくれましたね。

 

イケメンのお孫さんは、最初から彼女を容姿で差別しなかったそうです。

ときどき話すうちに、彼女はお孫さんを好きになっていきました。

 

そして、それはお孫さんも同じだったのか、知り合って半年経ったころに、お孫さんからプロポーズを受けます。

彼女は「身分違いだ」と断りましたが、しかし、お孫さんが「どうしても」と諦めず、その後何度もプロポーズされたようです。

 

その話をしているときの彼女はとても嬉しそうだったので、まんざらでもなかったのでしょう。

でも「年齢差もあるし」と、決められない様子でした。

 

私は疑い深いので、こう思ったのです。

「プロポーズして嫁にして、ただ働きさせるつもりでは?」と。

しかし、後に杞憂であったことが分かります。

 

98歳だったお婆さんが、それからしばらくもしないうちに、長寿を全う。

そのため、彼女は仕事をする必要がなくなりましたが、49日が明けてから、お孫さんから、再度プロポーズを受けたのです。

 

お孫さんの家族の方からも「ぜひ」と言われ、とうとう結婚が決まったのでした。

 

人生を一発大逆転した人のエピソード6.どん底から資産家のお嫁さんに

自慢する女性

 

結婚が決まると、お孫さんは彼女の借金を肩代わり。

7,000,000円近くに膨れあがっていた借金は、すべて消えてしまったのです。

 

それだけではなく、お孫さんは、彼女にこう提案します。

「お父さんを、新築のバリアフリーの家に呼んで、3人で暮らそう」と。

 

お孫さんはとても優秀な方で、IT系の企業経営者でもあり、年収もかなりの高額所得者。

彼女は専業主婦になり、今では職場でいじめを受けることも、明日食べる物に困ることもなくなったのです。

 

「お父さんも、ちゃんと病院にかかれるようになった」

「『お金がない』という、惨めな気持ちにならなくなった」

そう言って、喜んでいます。

 

まとめ

「人助けをして、お金持ちのイケメンと出会い、結婚する」

そのようなことは、「夢物語」だと思っていました。

でも、正直者で人がよくて、自分よりも周りの人を助けようとする彼女だからこそ、こんな奇跡の一発大逆転が可能となったのでしょう。

 

「正直者には、必ず幸せがやってきて、これまでの苦労が報われるのだ」

そう実感したできごとでした。