39歳女性。
大学進学を機に、地方から上京しました。
学生時代は、撮影会モデル、イベントコンパニオンなどを経て、芸能事務所に所属。
なので、業界のお仕事に従事した経験があります。
現在は、地元に戻り、子持ちの主婦。
趣味はスポーツです。
コンビニ店員を好きになったエピソード1.出会い
私は地方出身で、大学進学のために、東京に上京しました。
最初は、右も左もわからない状態で、親戚や知人など、頼れる人は誰一人としていません。
都心のワンルームマンションで、一人暮らしの生活を開始。
近くにはコンビニが数件あり、一人暮らしの私にとっては、とてもいい場所でした。
上京して初日は、片付けもほとんど終わっていません。
それに、まだ買出しにも行けていなかったこともあり、近くのコンビニで、買い物をすることにしたのです。
そのときにレジにいた人が、ものすごいイケメンでびっくりしました。
身長が180センチ以上あり、目鼻立ちもくっきりしていて、モデル顔負けのイケメンです。
見た感じでは、私と同年代に見えました。
「東京には、こんなかっこいい人がいるんだ!」
思わず、ときめいてしまった私。
その後も、そのコンビニに、ほぼ毎日のように立ち寄っていました。
その人は、大体同じ時間帯に入っているらしく、彼がいるのは、私の立ち寄る時間帯である、夜6時くらいから8時くらいの間です。
もともと、コンビニに立ち寄るのは、私の日課となっています。
ですが、そのかっこいい店員に会いたかったために、彼のいるコンビニばかりに、立ち寄るようになったのです。
コンビニで買い物をするときは、その店員さんがいるほうにわざと行って、レジを打ってもらいます。
私は当時はまだシャイで、「ただ見るだけで十分」といった感じだったんです。
大学に通って慣れてくると、友人ができ、そのコンビニ店員のことを言いました。
そして、友人がその店員を「見たい」と言ったので、コンビニに一緒に立ち寄ったのですが……。
「すごいかっこいい!」と大騒ぎ。
そして、友人に「思い切って、話しかけてみなよ」と言われます。
そこで、ある日、友人とコンビニに立ち寄った際に、二人で話しかけてみたんです。
レジの際に、ほかにお客さんがいなかったので、「いつも、ここでアルバイトされてるんですか?」と聞きます。
すると、「はい、近くに住んでるもんで」と言ってくれました。
その際、私も近所に住んでいることを伝えます。
すると、「いつもきてくれますよね」と、覚えられていて、すごくうれしかったです。
その後も、友人を交えて世間話になったのですが、ほかのお客さんがきたので、お終い。
ですが、それ以降も、その店員さんとは、少しずつお話をするように。
どうやら近くに住む専門学校生で、俳優を目指しているとのこと。
私も業界関係のお仕事を目指していたので、彼とは意気投合しました。
そして、その店員さんみずから、「よかったら……」と、連絡先を渡されたのです。
連絡先をもらったときは、すごくうれしくて、有頂天になりながら帰宅しました。
それから、彼とのメールのやりとりや電話がはじまります。
コンビニ店員を好きになったエピソード2.交際
個人的に連絡をするようになってから、いろんな話をするようになりました。
彼も、地方から上京してきて、一人暮らしをしている学生。
同じく業界関係のお仕事を目指しているということで、そういった話を中心に、とても話が合うようになりました。
彼は俳優の養成所に通いながら、アルバイトをしているそうで……。
私も当時、大学生をしながら、業界関係のスクールにも通っていたのです。
そして、いろいろ話すうちに、一緒に食事や外出もするように。
近所でしたので、「今○○にいるよ、一緒に食事どう?」といったメールをもらったりしました。
そして、ある日の食事中に、彼から告白されたのです。
「コンビニで見かけたときから、気になっていた。よかったら付き合ってほしい」と。
もちろん、私の答えはOK。
それから、交際がはじまりました。
おたがい一人暮らしでしたし、近所に住んでいます。
なので、おたがいのマンション、アパートに半同棲のような形になっていました。
おたがいの学校の友人たちにも紹介をしたり、公認の仲になっていた私たち。
アルバイトや学校、レッスンなど以外は、どこに行くのも一緒でした。
すごくかっこよかった彼なので、ときどき女の子から声をかけられることもあったんです。
それでも誠実だった彼は、「この子が彼女!」と言って、私と一緒に写っているプリクラを見せていました。
女性にモテるのに、私一途でいてくれたのです。
コンビニ店員を好きになったエピソード3.その後
彼はしばらくして、Vシネマのオーディションに合格。
それ以来、俳優としての仕事が増え、少しずつ忙しくなってきました。
養成所通いだったのも、きちんとした事務所に所属という形になり、モデルの仕事も入るように。
舞台にも出演したり、映画にも出るようになってきたのです。
だんだんと忙しくなってきて、彼はコンビニのバイトを減らしていきました。
そしてついに、住んでいたアパートも引き払い、所属する事務所の寮に、住むことになったのです。
寮に移るとともに、コンビニのバイトもやめることになり、私と会う時間もなくなってしまいました。
私としては、彼の活躍に「うれしい」と思う反面、とても寂しく感じることも。
彼は「時間をつくるから」と言って、私と会う努力をしてくれてはいたのです。
ですが、急に撮影が入ったり、稽古が入ったりという日が多くなっていき……。
「今度埋め合わせするから」と言われながら、私は一人さみしく、過ごす日々となりました。
「私といることが、彼の負担や邪魔になっているのではないか?」
彼の忙しさや活躍を考えると、そのように考えるようになり、こう思ったのです。
「私のほうから、身をひくほうがいいのか」と。
私は後日、彼にそのことを伝えます。
すると、「そんなことない、邪魔じゃない。いてくれるだけでいい」と、言ってくれました。
しかし、私は彼がほかのかわいい女の子と、一緒に仕事をするのさえ、耐えられなくなっていたんです。
「ほかの女の子と、かかわらないでほしい」
そんな嫉妬心でいっぱいでした。
それに、もし今後付き合っていても、彼の夢を邪魔するのは、目に見えていたのです。
そして、私は彼にきっぱりと、「別れ」を告げました。
別れを告げた日は、目が腫れるまで、泣き続けましたね。
彼から携帯の着信が、何度もありましたが、「自分で、決めたことだ」と自分に言い聞かせ、電話は取りませんでした。
その後は、彼の活躍をテレビ、雑誌などのメディアで見ながら、応援する私。
そして、彼は今でも、細々と俳優をしているようです。
まとめ
いかがでしたか?
かっこいいコンビニ店員との出会い、そして、交際について、お話をしました。
皆さんの周りに「かっこいい」、もしくは「可愛い」コンビニ店員はいませんか?
もしいるなら、思い切って、声をかけてみましょう。
そこから、恋が芽生えるかもしれませんよ。