33歳女性。主婦。
20代で離婚して、いろいろ悩んだ時期もあったが、頑張って、なんとか乗り越えてきました。
今では、再婚相手にも恵まれて、平穏な結婚生活を送る。
趣味は、夫と一緒に食べ歩きと、最近はじめたツイッター懸賞。
食べ歩きのおかげで、万年ダイエッターでもある。
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離婚のときに苦労し、大変だったこと1.自分の親への説明
私の離婚理由は、夫の暴力が激しかったことが原因です。
結婚しているときに、夫から暴力を受けていることは、両親にも言えずに、自分一人だけの秘密にしていた私。
夫は外面が非常によく、私の両親にも気に入られていました。
そのため、親にしてみれば、こう思ったでしょうね。
「あんなに経済力もあって、誠実でいい人と、なんで離婚するのか」と。
ただでさえ、夫から暴力を受けていたことなんて、思い出したくなかった私。
しかし、親を納得させるために、暴力を受けていた事実を洗いざらい説明したのです。
ですが、私の母親は、実の親なのに、私と折り合いが悪い状態で……。
私よりも、夫の言うことを聞く人でした。
ですので、はじめは、まったく信じてくれなかったです。
結局、暴力を受けていたことを証明するために、何回も通った病院の領収書。
また、「離婚する」と決めたあとに、暴力を受けたときにできた傷を証拠として、携帯電話のカメラで撮っておいた写真など。
それらを見せて、やっと信じてくれました。
「自分の親だから、理解してもらわないと、仕方がない」
そう思っても、思い出したくもない、夫から暴力を受けた過去を説明するのは、とても辛かったです。
離婚のときに苦労し、大変だったこと2.共通の友だち
結婚後は束縛の激しい夫だったので、私は昔の友だちと、ほとんど連絡を取れずにいました。
その代わりに、夫が紹介してくれた、夫の友だち夫婦たちとは、仲よくしていましたね。
専業主婦をしていたこともあり、離婚するときには、友だちと呼べる人のすべてが、夫とも友だちでした。
そういう人間関係だったので、私が「離婚したい」と夫に伝えると、すぐに友だち夫婦に相談したようです。
予想通り、友だち夫婦からは、夫と離婚することに対して、かなり反対されました。
彼の昔から友だちに、彼の悪いところ(2人になると、暴力を振るうこと)を言う気にもなれなかった私。
そのため、詳しい事情も話すことができませんでした。
その結果、「離婚しない方がいい」という、友だち夫婦の話を黙って、聞くしかない状態に。
夫の友だちの奥さんとはいえ、何年も一緒にランチをしたり遊んだり、日々の愚痴を言い合ったりしていた、女友だちです。
なので、連絡を取るのが、気まずくなってしまったことは、結構な痛手でしたね。
夫の言いなりになって、昔の友だちを疎遠にしていた、自分が悪いと思います。
ですが、離婚前の私には、愚痴を聞いてくれる友だちもいなくて、とても孤独でした。
離婚のときに苦労し、大変だったこと3.お金
離婚話をすると、話し合いにならず、暴力を振るってくる夫に、嫌気がさした私。
ついに我慢できず、夫が止めるのを必死に振り払って、家出をしました。
すぐに実家に帰りたかったのですが、夫が迎えにくると、厄介です。
だから、しばらくは、実家にも帰れませんでした。
友だちも、夫と共通の友人しかいなかったので、泊めてくれる人もいません。
仕方なく、ビジネスホテルに、しばらく泊まることに。
1週間くらい、ビジネスホテルに泊まりましたが、お金のことを考えて、すぐにマンスリーホテルに移動。
それでも、1ヶ月に宿泊代で、十数万円使うことになってしまいました。
自分名義の貯金は、独身時代の貯金しかなかった私。
「これからは、夫から離れて、一人で生活をしなくてはいけない」
そう考えると、宿泊代でお金がドンドン消えていくことは、本当に不安でした。
結局、実家の親に、頼るほかなくなるのですが……。
親は、私以上に夫を信頼していた状態です。
なので、親に離婚を納得させるまで1ヶ月以上、マンスリーマンションから親の家に通って、説明することになりました。
トータルで、夫との家を出てから3ヶ月近く、実家には帰れなかったことになります。
最終的に、500,000円以上のお金が消えていきました。
離婚のときに苦労し、大変だったこと4.大切なもの
家出をしたので、行く当てもなく、事前に荷物を送ることもしていませんでした。
家出後の必要最低限の荷物も、思うように持っていけず。
夫が仕事に出ているときに、そっと帰って、スーツケースに入る分だけの荷物しか、持っていけなかったからです。
私には、独身時代から使っていた、お気に入りのアンティークの棚がありました。
しかし、家出をしたため、夫との家に置いていくことになってしまったのが、辛かったですね。
家出をしてすぐは、そんなこと考える余裕もなかった私。
ですが、時間が経って落ち着いてくると、思い入れのある思い出の棚を持ち出さなかったことをとても後悔しました。
離婚届けを出す前に、私の荷物を運び出すため、両親とともに、夫の家を訪ねたときのこと。
なんと、私の大切にしていた棚が、なくなっていたのです。
私が結婚前から、ずっと大切にしていたことは、夫にも話していました。
「もしや、夫が怒って、捨ててしまったのではないか」
そう思って、仕方なかったですね。
ですが、これはある程度、予想していたこと。
とはいえ、実際に棚のあった場所から、棚がなくなっているところを見たら、悔しくて涙が出てきました。
「こういう私の大切にしていた物を、平気で捨てるようなことをする夫だから、離婚することになったのだ」
そう自分に言い聞かせましたが、悔しくて悔しくて、涙がしばらく止まりませんでしたね。
まとめ
離婚をする際、大変なことがいろいろありました。
ですが、「あのまま我慢して、結婚生活を続けていたら」と考えると、怖くてゾッとします。
あとのことを考えても、「離婚するべきだ」という結論になったときは、大切なものをなくすことが多々あるもの。
しかし、自分の人生なので、自分自身が勇気を持って、離婚に突き進むしかないと思いますね。