複雑な関係になり複雑な気持ちになった恋愛エピソード4編

悩む

32歳男性。

コンサルタント業をしています。

 

過去の交際人数は20人を超え、さまざまな恋愛のシチュエーションを経験。

他人があまり経験できないことを経験してきたことをもとに、「ハウツーブログを運営しようか」と検討中です。

 

趣味は、料理と人間観察。

 

 

複雑な気持ちになった恋愛エピソード1.上司の娘と知らずに、交際がはじまった

驚く男性

 

以前、私が勤めていた会社には、とても私好みの女性がいました。

私が20代半ばだったころに、20歳になるかどうかといった年齢で、同じ職場で働いていた女性です。

 

彼女のほうが、先に入社していたので、先輩ということになります。

ですが、私のほうが年上だということで、礼節をわきまえた接し方をする彼女。

「若いのに、よくできた子だな」という印象でした。

 

「かわいい子だな」

そんな印象も持っていましたが、口説き落とそうという気持ちは、微塵もありません。

 

ところが、ちょっとしたきっかけで、積極的にコミュニケーションをとるようになり……。

ほどなくして、交際することになりました。

 

非常に若い彼女ができたということで、舞いあがっていた私。

それが原因なのか、周囲の目をはばからずに、彼女とスキンシップをとる機会が増えて行きました。

 

すると、同僚の一人が、こう言ってきたのです。

「職場では、少なくとも上司がいる環境では、わきまえたほうがいいよ」と。

私は、その理由を聞きました。

 

まるで、知らないことが嘘のような反応をしていた同僚。

私が本当に知らないことを理解すると、その理由を教えてくれました。

なんと、彼女は、直属の上司の娘だったのです。

 

正に、青天の霹靂でした。

とはいえ、そんなことを理由に破局する必要もないので、そのまま交際を続行。

なんとも不思議な雰囲気が、私と上司の間に漂っていました。

 

複雑な気持ちになった恋愛エピソード2.彼女の父である上司を退職させてしまった

後悔している男性

 

しばらくして、私は仕事で評価されるようになり、昇進することになりました。

入社間もない私が役職者となれたのは、過去の経験と現場での実績が、評価されたからでしょう。

 

過去に、もっと大きな規模の会社で、一組織を率いる立場にいたことがある私。

転職という形で、この会社に入社しました。

 

それゆえ、社長や上層部は、私の職歴などを把握しています。

最初から、人員整理を行うような目的で、採用していたようです。

 

私が昇進するに当たり、上司は(実質的に)降格することになってしまいました。

面白くない思いをさせられた上司は、その後、突然有給休暇を使って会社を休み、そのまま退職。

 

会社としては、とくに大きな問題だとは、考えてはいないようでした。

ですが、私と彼女、彼女と父親、私と上司(父親)との関係は、非常に複雑なものになってしまったのです。

 

彼女は、「あなたのせいではない」と、言ってくれはします。

しかし、私のせいで、父親が無職になって、威厳を失ってしまう可能性も、なきにしも非ず。

また、家計が圧迫されることは、確実である以上、本意ではなかったでしょう。

 

「一応の優しさ、気遣いで、私をフォローしてくれていた」という印象を受けました。

本来、彼女がそう言ってくれれば、「ありがたい」という気持ちを感じるべきところでしょうね。

しかし、疑心暗鬼になってしまっているあたりが、関係の不和を物語っていました。

 

 

複雑な気持ちになった恋愛エピソード3.突如発覚した恋敵

お手上げ状態の男性

 

そんな経験をしながらも、私たちは着実に愛を深めていました。

交際期間は半年、一年と伸びていき、その間に、さまざまな楽しい経験をした私たち。

 

このころになると、すでに私が上司(父親)を退職させるに至った、元凶であることのわだかまりは、表面に見えることはありません。

なので、私は少しだけ、慢心していたのです。

 

自分の都合を優先して、彼女に負担を強いてしまうことが増えていくにつれ、徐々に彼女の対応が、変化していく結果に。

新年度がはじまって、歓送迎会も一段落したころ、私は思い出したように、「彼女との時間をつくろう」と思いました。

しかし、今度は彼女のほうが、「忙しい」といった理由で断るようになってきたのです。

 

ただ、この段階では、とくになにも危機感を感じてはいませんでした。

夏になり、いくつかイベントを計画して、夏を満喫するつもりだったころ、私は彼女から、突然呼び出されます。

 

とくになにも考えずに、待ち合わせの場所に行くと、そこには、同じ会社で働く部下がいたのです。

「珍しいこともあるものだ」と思いながら、その場にいると、開口一番、こう言われます。

「この子は俺のものだ」と。

 

それを聞いて、私はきょとんとしてしまいました。

要するに、すでに彼女は、別の男性との間で愛を育みはじめていたということ。

それで、「私との関係を清算しよう」と、この機会をつくったわけです。

 

複雑な気持ちになった恋愛エピソード4.破局、復縁

男性の口元

 

私の対応もよくはなかった以上、破局になることを受け入れなければいけないことは、分かっていました。

それは分かっていたのですが、「部下に寝取られてしまった」という事実に、非常に憤りを感じたのです。

 

私は自分の情けなさを痛感しながら、1か月ほどで、転職することにしました。

それから数年間は連絡を取ることもなかったのですが、急に元彼女から連絡がきて、会うことに。

 

要するに、「別れてしまったから、埋め合わせ要因」としての抜擢だったのでしょう。

ですが、結果的には復縁する形になりました。

 

ただ、私と喧嘩をしたりして関係が悪くなると、寝取った相手に連絡をして、慰めてもらっていたのです。

逆の場合は、私が慰めるといった状態であることが露呈し、心底落胆しました。

 

ただ、すでに一度経験していること。

なので、今回は明らかになっていることを踏まえ、私はこの三角関係を受け入れることにしたのです。

 

まとめ

「付き合う」、「別れる」、「結婚する」、「離婚する」などの行動は、それぞれが独立している状態が正常だと思います。

復縁の場合はあるにしても、基本的には対になって、完結させなければいけない関係です。

それが、中途半端なままになっていると、非常に複雑な状態を引き起こしてしまうことを痛感しました。