37歳女性。
現在は、所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに、当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産します。
しかし、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
見出し
口が悪い私の子どもの驚きのセリフ1.「ママなんて、死んじまえ!」
長男が、ちょうど年長さんの時期を迎える、満4歳を過ぎたころのこと。
我が子ながらも、思わず絶句してしまった子どもの台詞が、「ママなんて、死んじまえ!」でした。
最初言われたとき、思わず「え?」と、驚きの声を出してしまったほど。
ですが、たしかに、私の長男から言われた台詞だったんです。
離婚し、主人がいない状況で、シングルマザーとしての育児だったことも原因だったのでしょう。
おそらく、子ども自身にも、焦燥感や父親がいないことに対する、不満や寂しさが募っていたのかもしれません。
「やり場のない感情から、私に対して、思わず批判したい気持ちが、言葉になってあらわれたんだ」と思いました。
ですが、それでも、子どもに対する教育はしっかりと行わなければなりません。
なので、少しだけ痛みを感じてもらう程度の力加減で、息子の手の甲の部分を叩いて戒めました。
普段、あまり子どもに対して、感情を荒げて怒ったことがなかった私。
ですが、私が怒っていることを長男も感じ取ったのでしょうか?
手を叩かれた途端、涙ぐんだ状態から、大泣きしてしまいました。
少し罪悪感は感じたんですが、さすがに普段の口の悪さだけでは、看過できない台詞。
しっかり叱ったお陰もあってか、「死ぬ」という最悪の台詞自体は、以後は一度も言わないように。
それが、唯一の幸いなのかもしれませんね。
口が悪い私の子どもの驚きのセリフ2.「糞ばばあ」と、私を罵る息子の台詞
幼稚園児として、ある程度のコミュニティに属するようになると、子どもにも変化が。
とくに、小さな子どもほど、周りの影響を受けやすくなるものなんですね。
私の長男もご多分に漏れず、とくに口の悪い同級生の子の影響を受けてしまったようで……。
一時期、親として聞いているのが恥ずかしくなるくらい、口汚い状態になったことがありました。
そんな状況のなかで、親子げんかをしてしまうと、大変なものです。
子どもにとっては、汚い言葉遣いのまま、親を罵ったり、腹正しい気持ちを表に出すのはお手の物。
なので、私に対しても、罵詈雑言を吐き出すように。
それでも、大切な我が子だし、まだ小さな子どもの発言なので、笑って許せる程度だったんですが……。
そのなかで一言だけ、絶対に許せなかった発言があったんです。
それが、「くそばばあ」という発言でした。
ちょうど、息子と娘と3人で、お買い物に行っていたときのこと。
可愛い雑貨やオモチャが売っている、お店の前を通りかかったとき、あるオモチャを長男がすごくほしがったんです。
ただ、少し値段が高かったのと、「あまり、ほいほいと物を買い与えるのはよくない」と思った私。
ですので、息子のおねだりを無視し続けました。
もちろん、周りにはほかのお客さんも、たくさんいらっしゃいます。
なので、息子が泣き叫んだり、大声を出さないように、細心の注意を払ってはいたんです。
息子は、自分が必死に訴えているのにもかかわらず、私が一切取りあわなかったのを不満に思ったのでしょう。
最後に息子が漏らした台詞が、これだったんです。
自宅内など、周りの目がない環境での発言だったら、まだ看過できたのかもしれません。
ですが、周りには知らない方も含めて、たくさんの方がいらっしゃいます。
そんななか、私に対して小さな子どもが、「くそばばあ」なんて言葉を吐き出したのなら、親としてしっかりと怒るのは教育ですよね。
さすがに、手を挙げるまではしなかった私。
それでも、ほっぺたを指で少しだけ強くキュッとつまんで、少し声を荒げて叱りました。
「そういうことをいっちゃだめです!」と。
以前なら、こうすれば、すぐに大人しく言うことを聞いた息子だったんですが……。
徐々に年を重ねてきて、自我もしっかりとしてきたからでしょうね。
私が少し怒ったくらいだと、言うことを聞いてくれないように。
さすがに、その点だけは辟易しちゃいました。
もちろんですが、家に帰ってから改めて、「ああいうことを絶対にいっちゃだめ!」と、きつく叱ったのはいうまでもありません。
口が悪い私の子どもの驚きのセリフ3.私に対して「○○しろよ!」と命令口調
男の子でもある、長男の口の悪さから出た暴言や台詞に、悩まされた経験がある私。
そんな私でも、長女の口から出た思わぬ言葉にも失望、そして、悲しい思いにさせられた経験があります。
それが、長女の口から出た、「ママ、○○しろ!」という命令口調な言葉だったんです。
とある休日のこと。
私と長女の二人だけで、自宅のリビングで一緒に過ごしていました。
そのとき、私は家に持って帰った仕事をせっせとやっていたのです。
その隣で、自分のオモチャを使って、一人で賢く遊んでくれていた長女。
しかし、やっぱり小さな子ども。一人で遊ぶのにも、ある程度の限度があるのでしょうか?
次第に隣で仕事をしている私に、「遊んで欲しい」と、しきりにおねだりするようになってきたんです。
ある程度、仕事が一段落した段階で、遊んであげるつもりだった私。
なので、長女に「もう少しだけ、一人で遊んでてね?」と、優しく言いました。
最初のうちは、娘も渋々私の言葉を聞いて、お利口にしてくれていたんです。
ですが、さすがに3回4回と、何度も同じことを言われるたびに、「徐々に、我慢できなくなってきたのかな」という感じで……。
とうとう私に対して「ママー! 私と一緒に遊べよ!」と、女の子らしからぬ口の悪さで、訴えてきたんです。
実は、それまで長女の口調に少しずつ、年ごろの女の子特有の、口の悪さが見えるようになってきていました。
そのため、母親である私は、心配していたのです。
しかし、あからさまに悪い口調で、なにか台詞を言われたことは、今までなかったんですよね。
それが、突如として「○○しろよ!」と、まるで不良娘みたいな乱暴な言い方をしてきた長女。
なので、その瞬間、思わず「こらっ!」って叫んで、怒ってしまいました。
娘も、いきなり私が「こら!」と、大声で怒るとは思っていなかったのでしょう。
怒られた瞬間に、わんわん泣き出しちゃったんですが、本当に泣きたいのは私のほう。
長男も、同じ年齢のころに、口の悪さが目立ってきた時期がありました。
ですが、まさか大切に育ててきた自分の娘にまで、口の悪さが出てくるとは思いませんでしたね。
「自分の教育の仕方が悪いのかな?」など、自責の念にかられてしまったのは、いうまでもありません。
まとめ
ときどき、汚い言葉を発する私の子ども。
そんな言葉を発するたびに注意はしていますが、なかなか思った通りにはいきません。
しかし、そのままにしておいて、いい問題ではないので、これからもしっかり教育をしていきたいと思います。