39歳男性。自営業。長く会社員時代を経験してから自営業へ転身しました。いろいろなことを経験しましたが、私には会社員として働くことでストレスが多いと感じ、結婚を機に転職を決意しました。現在はストレスのなく楽しく仕事をしています。趣味は毎日欠かさず行う散歩とヨガです。
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考えが浅い人のエピソード1.私を妬んだことで自ら孤立した
私が会社員時代に先輩で、人をすぐに妬む人がいました。
普段から愚痴を言ったり、小言が多い人で、周囲からはあまり良くは思われていません。
そんな彼が私がプロジェクトのリーダーをしたときに、「なぜ自分ができないのか」と言って猛反発したことがきっかけで、私に対して妬みや恨みをもつようになりました。
それまでは私にはふつうに接してきたので、妬まれる覚えはまったくありません。
彼は先輩なので、私のまわりにいる同僚に対して、あることないこといろいろとデマを吹き込み、私の信用を落とすように仕組んだのです。
しかし私は、先輩よりも同僚とは仲が良く、仲間としての結束も固かったことによって、デマを信じる人は1人もいませんでした。
そのことがきっかけで先輩は信用を失い、私たち同僚だけでなく上司からも相手にされずに、孤立してしまいました。
元々孤立気味だった先輩がさらに完全に孤立したことによって、誰一人相手にしない状態となってしまったのです。
デマを流された私よりも、周囲の人の方が先輩に怒っているので、関係性を修復するには手遅れな状態となりまりました。
私に嫉妬して信用を落とそうとした結果、自分の信用を失ってしまった先輩に対して、なんて浅はかな行動をしたのか残念でなりませんでした。
考えが浅い人のエピソード2.足を引っ張ろうとして大きなトラブルに発展
私がリーダーとしておこなったプロジェクトは、はじめは全員が一致団結をして頑張っていました。
順風満帆に進んでいると思っていたプロジェクトでいたが、すべて上手くいくはずはありません。
トラブルが起きたときになんとか対処しながら、プロジェクトを成功させようと頑張っていたときに、私が信用していた同期の社員が、私の足を引っ張ろうとしていることに気づきました。
はじめはトラブルが起きるのは当たり前だと思っていましたが、なぜかトラブル続きだったのでおかしいとは思っていました。
そのトラブルの原因は人的なミスが多く、しかも確認をしたはずの部分が間違っていたり、違う数値に書き換えられたりしていたのです。
まさかチーム内にプロジェクトを失敗させようと思っている人がいないはず、とは思いつつ、上司に相談をして、ある社員に極秘に調査をさせることにしました。
トラブルが続いていた責任はもちろん私にあると考え、リーダーを辞する覚悟もありましたが、上司もトラブル続きを不振に思っていたので、保留に。
するとすぐに原因が分かりましたが、その理由は確認作業が終わったあとに、パソコンが書き換えられていたことが分かりました。
その社員はプロジェクトの副リーダーで、私が信頼している同僚だったのです。
私と上司で問いただすと、あっさりと犯行を認め、私のプロジェクトを失敗させて足を引っ張ろうとしたようです。
その結果プロジェクト失敗に終わり、会社としてもかなりの損害を受けてしまいました。
彼の思惑通りでしたが、上司や幹部の判断で、失敗の責任は足を引っ張った彼に責任があるとし、結局は退職にまで追い込まれました。
彼は出世コースに乗っていたので、まさか自分が退職まで追い込まれるとは考えていなかったようです。
泣いて土下座をしてまで謝ったようですが、当然許してもらえる訳はありません。
人を妬んで足を引っ張ろうとしたことが、自らの破滅に繋がったのです。
彼は非常に頭の良いできる社員だったので、とても残念に思いました。
彼にしては考えが浅いですし、浅はかな行動だったので勿体ないと思いました。
考えが浅い人のエピソード3.目先に利益に囚われて墓穴を掘った
私の後輩で非常に頭の良い社員がいましたが、彼は自分を過大評価をするクセがあり、常に現状に不満を抱いているような人でした。
普段からトップに立つことが目標だと語り、上昇志向が強かったので、仕事に対してはかなりストイックな性格です。
そんな彼があるときを境に、会社に対しての文句や愚痴を大っぴらに言うようになり、ケンカ腰な態度をとるようになったのです。
私も彼の態度が急変したのはおかしいと思いつつも、彼に自重するように話をしました。
彼と飲みに行く機会があったので話を聞くと、ヘッドハンティングによって条件の良い会社に転職するということでした。
しかも条件は彼の満足のいくような待遇で迎えてくれるので、「今の会社の不満をすべて晴らしてから転職する」と言い切っていたのです。
私が聞いた彼の転職先はたしかに良い会社ですが、業績は悪くなる一方の会社で、そんな後輩を厚遇できるとは思えません。
一応そのことは彼には軽く話をしましたが、彼は相手の会社を信用しきっていたので、今月内に辞表を叩きつけると意気込んでいました。
それから後輩は数日後に辞表を提出し会社を退職しました。
退職したあとは、後輩がヘッドハンティングにあったことが噂され、「なぜ後輩が」と全員が不思議がっていました。
たまたま後輩が転職した会社の人と仕事をすることになったときに、何気なく後輩のことを聞きました。
するとその人はしっかりと後輩のことを覚えていたようで、「あのペテン師ね」と言っていたのです。
彼はヘッドハンティングにあったときに、会社のプロジェクト内容について知っているので、それをネタに厚遇扱いにするよう迫ったようです。
しかし実際は使える情報は無く、仕事がそれほどできる訳ではないので、一般の社員と同じ扱いになっているようでした。
彼は上昇志向があるので自分を高く評価してくれる会社に行くのは当然だと思います。
しかし、後輩の浅はかな行動によって、高い評価だったうちの会社を蹴って、評価されない会社へ転職してしまいました。
彼にしては考えが浅かったと思い、勿体ないことをしたな、と思いました。
しかし彼ならまた這い上がっていく力をもっているので、頑張ってもらいたいものです。
まとめ
浅はかな考えの人は、自分のことを優先するあまり、じっくり考えたりまわりのことが目に入らなくなってしまうことが多いです。
そのため結局は自分自身が損をすることになります。
考えが浅い人は人間としての器も小さいと思われてしまうので、私は思慮深い人になりたいと思います。