44歳主婦。
私には、20歳から6年間お付き合いした彼がいました。
その間に1度、妊娠をしたが、結婚には至らず、別れを選んだ私。
彼はそのとき、「結婚してもいい」と、言葉では言ってくれました。
ですが、自分が母になる自信がなく、彼との未来が見えなかったため、堕胎決意。
その一年後、別れを決断しました。
見出し
妊娠したけど、彼氏と別れたエピソード1.お付き合いは略奪からはじまった
20歳で、はじめての就職。
短期大学を卒業したのですが、それまで男性とお付き合いをしたことがありませんでした。
就職をし、高校卒の、1歳下の彼と出会います。
私にとっては先輩になる訳ですが、もともと年下好きの私にとっては、タイプの男性。
はじめての仕事で戸惑っている私に、優しく指導してくれました。
ただ、最初の半年は仕事に精一杯で、恋愛感情はなかったと記憶しています。
おまけに、彼には高校生のころから、お付き合いをしている彼女がいました。
そのことは上司から聞いていたので、「好き」という自分の気持ちに気づいてからも、気持ちを押し殺していた私。
ところが、出会ってはじめての忘年会のときに、2人になる時間ができたのです。
お酒が入った私は、気持ちを抑えられず、彼に気持ちをほのめかしてしまいます。
会社の仲間と解散したあと、2人で私の部屋まで、歩いて帰りました。
帰り道で神社があり、そこでおたがいの気持ちを確かめ合ったのです。
そして、彼は彼女と別れることに。
上司の前では、バレないように気を遣っていたつもりですが、すぐにバレました。
子どもと大人の狭間にいた私たちに、上司はこう言ったのです。
「略奪された彼女のことを心にとめて、これからお付き合いするように」と。
彼女との別れは大変だったでしょうが、私を選んでくれたことは、素直に嬉しかったです。
妊娠したけど、彼氏と別れたエピソード2.仕事中の彼しか知らなかった
略奪までして、お付き合いがはじまったのですが、正直、「仕事中の頼れる先輩」という、彼のいい部分しか見えていませんでした。
実際にお付き合いしてみると、パチンコ好きで、飲み会が大好きな彼だったのです。
私は1人暮らしで、彼は実家暮らしだったのですが、デートの待ち合わせはパチンコ店。
待ち合わせ前から、パチンコを楽しんでいる彼は、私との待ち合わせ時間を守りません。
理由は、「今出ているから」というもの。
彼の友人にショットバーで働いている人がいて、暇さえあれば、飲みに出かけます。
1人暮らしの私の部屋に、飲んだあと、男3人で、平気な顔をして帰ってくる彼。
そんな彼でも、20代前半で、はじめての彼氏が嬉しかったのか、好きが勝っていたのか分かりませんが、嫌々ながらも受け入れていました。
そんな生活をしていても、仕事はきっちりしていたのです。
おまけに、私のことを「好きだ」と、口に出して言ってくれていました。
今考えると、そりゃ都合がいいですよね。
家賃も私が払っていたし、食事もつくって、友人まで泊めるなんて。
若さゆえか、それでも好きでした。
妊娠したけど、彼氏と別れたエピソード3.お付き合いがはじまって、5年目に妊娠
私にとっては、はじめての男性です。
好きでしたし、避妊が甘かったのは認めます。
彼の思うように、行為をさせていた私。
私は、求められる幸せに、酔っていたのかもしれません。
そんななか、妊娠が発覚します。
好きな人の子どもを授かったのですから、嬉しく思うはずなのに、不安で仕方ありませんでした。
すぐに彼に伝えましたが、驚いたあとに、「結婚してもいい、○○(私)が決めて」と言われたのです。
結婚の文字が出ると、余計パニックになった私。
おまけに、決めるのは私なのです。
妊娠という事実だけでパニックなのに、結婚なんてすぐには考えられませんでした。
この時点で、別れは決まっていたのかもしれません。
堕胎するのであれば、時間がなかったので、決断を迫られました。
これを決めるのも私でしたが、まだ母になる自信もなく、彼が貯金がないのもわかっていたので、堕胎を決めたのです。
手術は痛かったですし、その後もずっと、心が苦しい状態。
費用だけは彼が出してくれましたが、彼からその後の心のケアなどはしてもらえませんでした。
たしかに、決断したのは私ですが、彼はホッとしたようにも見えましたね。
それでも、とりあえず別れずに、お付き合いを続けていました。
妊娠したけど、彼氏と別れたエピソード4.彼が転職
そんな矢先、彼が転職を決めます。
飲みの場所で知り合った男性と仲よくなり、その人から誘われたことが転職の理由です。
もちろん、相談はしてくれましたが、彼の意志は固く、転職はあっという間に決定。
私は、「無職でないなら、いいか」という気持ちでいました。
しかし、今までは同じ職場だった彼がいなくなり、会える時間も減っていったのです。
飲んでいたり、男友だちといるときは連絡をしても、返信してこない彼だったので、私の不安は募るばかり。
また、転職を誘われた人の噂を耳にするようになり、「彼が変わってしまったのでは」と思うようになりました。
毎日のように飲み歩き、独身を楽しんでいるようでしたね。
妊娠したけど、彼氏と別れたエピソード5.別れを切り出したのは私から
そんな不安な毎日を過ごしていた私は、仕事にも慣れていたため、彼のことを冷静に見るようになっていたのでしょう。
今までの好きだけで許せていたことが、都合のいい女になっていたことに気づくのです。
妊娠したときも、すべての決断を私に委ねるなんて、「ズルイ」としか言いようがありません。
そんな彼は、お金にルーズな性格。
「この先、結婚を考えられるのか」と、自分に問いかけたらNOでした。
決定的だったのが、私に「お金を貸して欲しい」と言ってきたことです。
「50,000円貸して欲しい」と言われたのですが、いくら来月返してくれると言われても、「これから、こんなことがあるのか」と思うと、ムリでした。
また、「やっぱり、変わってしまった」と痛感しましたね。
そんなことがあってすぐに、私は別れを彼に告げるのです。
会ってしまうと、今までの情がわいてしまうので、電話で告げました。
私の別れ話に、彼は「わかった」と一言。
これにもショックでしたが、別れを決めたことに後悔はありません。
まとめ
妊娠を一度経験しながらも、離婚という道を選んだ私。
それ以来、男性とお付き合いをするときは、相手のことをもっとしっかり見るようになりました。
次は、もっとマシな男性と恋をしたいです。