35歳男性。現在は東京都内のIT企業の経理部門に勤務。10代のときには頭髪が薄くなり始め、大学卒業後、栃木県内の公立中学校に教諭として赴任した頃には頭髪の頭頂部がすっかり禿げあがり、女子生徒からは気持ち悪がられる。20代後半には結婚相談所に登録するも、お見合い相手からは、ことごとく嫌がられる。教職を辞職後、転職活動をした際は、女性面接官から嫌われて転職活動が難航するも、粘り強く転職活動をおこなった結果、現職の会社に無事に就職。趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。
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ブサメンで辛かったこと1.若禿げのため気持ち悪がられた
私は中学生のころから、頭髪が薄くなりはじめていました。
そして20歳の大学生のころには頭頂部がかなり薄くなっており、25歳くらいになると私の頭髪は「頭頂部が禿げあがった禿山」のような状態になっていました。
私は公立中学の教諭を務めていましたが、とくに思春期の女子生徒からは「キモ」と言われたり「さっき、キモが私のこといやらしい目つきで見てきた。すごくキモーい」などと噂されてしまい辛かったです。
授業はしっかりやっているつもりでしたし、生徒のことは差別することなく公平に扱い接しているつもりでした。
しかし、何気なく頑張れよという意味で、女子生徒の肩をポンと叩くだけで「キモーい」と言われてしまい、とても辛かったです。
ブサメンで辛かったこと2.街で若い女性とすれ違うだけで嫌な顔をされた
独身時代、休みの日には、よく一人で外出していました。
しかし、映画館に行って好きな映画を見ようとすると、私の両隣の席がなかなか埋まらないことがありました。
顔を見上げていると、女性同士の客が私の顔を見て「えっ、やだ」と言って、私のとなりの席から離れてしまい別の座席に座ってしまうのです。
喫茶店のチェーン店に入っても、頻繁に同じ体験をしました。
私がテーブル席で、一人でホットコーヒーを飲んでいるとときのことです。
となりの座席にいったん若い女性客が座ろうとして椅子にバッグを置くのですが、私の顔を見て嫌な顔をしてしまい、「やだ」と小声で言って別のテーブル席に移動してしまうのです。
私はとても悲しい思いをしました。外見が醜いと、こうも赤の他人から嫌われるのかと思いました。
ブサメンで辛かったこと3.お見合いをすると相手から嫌な顔をされた
20代後半の年齢になっても私は独身でした。
当時は、地方の公立中学の教諭をしていましたので出会いの場がありませんでした。
そこで、結婚相談所に登録をして、お見合い結婚をしようと考えました。
公立中学の教諭は公務員ですから、年収は世間の平均的な水準には達していますし、法律上の身分保障はしっかりしています。
ですから、すぐに結婚できるのではないかと考えていました。
結婚相談所のアドバイザーの方も「学校の先生なら、すぐにお相手は見つかりますよ」と言ってくれていたのです。
ところが、実際に結婚相談所の紹介でお見合いをしてみると、そうは簡単には結婚できないことがすぐにわかりました。
1年間で3人の女性とお見合いをしたのですが、3人とも私の顔を見た途端、かなり表情を曇らせました。
1人の女性などは、私の顔を見た途端、露骨に嫌悪感をあらわしました。
私はお見合いの場でも、やっぱり男は外見が重要なのだなと思い知らされました。
お見合いの場では、最初の30分程度は結婚相談所のアドバイザーの方が同席します。
そのときからお見合いの雰囲気は3回とも悪かったです。
アドバイザーの方が一生懸命、私と相手の女性に話題をふって場を盛り上げようとするのですが、相手の女性がまったく話題に乗ろうとしません。
そのあと、2人で喫茶店に入って話をしたり、あるいはホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら話をするなどしたのです。
しかし、相手の女性は私と視線を合わせようともせず、むしろ警戒感をあらわにする女性さえいました。
結局、3回お見合いをして、3回ともダメだったわけです。
結婚相談所のアドバイザーからは「お相手の女性の方からは、初対面で一目見たときに無理だと思ったと言われました」とぬけぬけと言われてしまいました。
さらに「女性は相手の男性のことを生理的にダメだと思ったら、もうダメなんですよ」と言ってきました。
私は、それほど自分ではダメなのかと思ってしまい、この結婚相談所を退会したのでした。
ブサメンで辛かったこと4.転職のときの採用面接で、女性面接官から嫌な顔をされた
私は結局、中学校の教諭時代に国際結婚をしました。
しかし、心身の不調などの理由により教職を離れて、一時期無職となってしまいました。
体調が戻ったあと、私は東京に出て民間企業で働きたいと思い、一般の転職サイトや転職エージェントを通じて転職活動をおこないました。
数社から書類選考を通過した旨の連絡をいただき、1次面接試験のため応募した会社を訪問しました。
1次面接というのは面接官は、たいていどの会社でも人事部と人材を応募している部門の方が面接官となります。
面接官の方が女性の場合、たいてい私の顔を見た途端、きつい表情となったり、冷たい視線を私に向けてきました。
私は、これまでの人生経験において、自分の外見で多くの損をこうむってきていますので、女性面接官の表情や視線を見て「落ちたな」と思いました。
そして、実際に落とされました。
面接でのやりとりでも、私が教諭の仕事をなぜ辞めたのかという点に絞ってなんども同じ質問をしてきたり、なぜ栃木に留まらずに東京で働こうとするのかといった質問を延々とされました。
挙句、私にはいっさい質問をさせなかったのです。
私に質問をさせないということは、面接官に採用する意思がないということです。
転職エージェントの男性コンサルタントからは、「採用面接では、面接官との相性も重要なんですよ」と言われていましたので、外見で嫌われるのは、たまったものではないと思い辛かったです。
まとめ
私のように20代から頭髪が薄いブサイクな男ですと、教育現場では女子生徒から嫌われ、お見合い相手から嫌われ、女性面接官からも嫌われます。
しかし、それでも努力をすれば国際結婚ができ、いまは東京都内の民間企業に職をえています。
日々、辛い思いをしますが、ねばり強く努力すれば、道をひらくことは可能です。