48歳女性。
最近まで仕事をしていたが、現在は無職。
離婚して早9年目のアラフィフで、仕事を探しています。
趣味は、散歩とストレッチ。
母子家庭の無職ライフはメンタルを刺激するので、最近4キロも痩せたエピソードが、ちょっとしたネタになっている。
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給料が少ない夫と離婚したエピソード1.出会ったときから、給料が少なかった
出会ったときは、夫の給料なんてまったく気にしていませんでした。
乗っている車も着ている服も、職業もなんでも良かったのです。
付き合う条件は、「一緒にいて楽な人」、「自分らしくいられる人」だけでした。
しかし、夫は一人暮らしの私の部屋にきても、自分のお酒だけ買って、ぐびぐび飲むような性格。
手ぶらできても、私がなにかつくって毎回出すので、常に不満がありましたね。
デートも割り勘ばかりで、高いところは行きませんでした。
今思えば、給料が安くてお金が本当になかったのでしょう。
一人暮らしの私の部屋にくれば、お金もかからず料理も出できますから、お得なデートができたわけです。
滅多に遠出をしなかったので、「おたがいのボーナスが出たら、沖縄旅行をしよう」と私から提案。
すると、「ボーナスが少ないから」と断られました。
その当時は今より景気が良かったのに、20代後半の夫の冬のボーナスはたったの50,000円。
20代前半の私の安い給料でも、ボーナスは200,000円を超えていたので、「男性で、こんなボーナスで働く人もいるんだ」と、本当に驚いた私。
毎月の給料も少ないのに、信じられませんでした。
給料が少ない夫と離婚したエピソード2.結婚式も新婚旅行も親頼み
1年付き合って結婚しようとなったとき、「人並みに結婚式を挙げたい」と思いました。
ところが、夫はまったく貯金がなかったようで、「結婚式は挙げられない」と言うのです。
「それでもいい」と思って、自分の両親に紹介しました。
しかし、両親は「きちんと結納と結婚式を挙げないと、結婚を許さない」と言ったのです。
夫は、結納金と結婚式の費用をちょうど半々にして、私側に支払わせましたし、自分の負担分はすべて、自分の親に任せる始末。
私の親が、新婚旅行に行けない私たちにお金を出してくれました。
私の貯金も結婚式で底をついたので、あきらめていたのです。
夫は大喜びでしたが、私は不甲斐なさと、親に申しわけない感情で、なんとも言えない気持ちでした。
給料が少ない夫と離婚したエピソード3.結婚生活は節約ばかり
親の援助で、なんとかはじまった結婚生活です。
私が仕事を辞めて、専業主婦になったので、家計は赤字続き。
夫だけの収入は、私がもらっていた給料よりもはるかに安くて、びっくりでした。
夫は食費として、毎月数万渡すだけで、「なんとかしろ」と言います。
夫を説得して、家計管理を任せてもらいました。
すると、「なかなか言い出せなかった」とポツリポツリ。
なんと、毎月2つも借金があったのです。
親に返す借金とカードの借金。
こんな安い給料で、借金地獄の結婚生活なんて最悪です。
悩み抜いた結果、私の最後の貯金で、夫のカードの借金を一括返済することに。
そして、夫の親へ返す借金は、親を説得して免除してもらいました。
「新婚旅行の資金も、うちの親が出してくれたのだから」と、夫を説得してのことです。
給料が少なくて節約してもお金がないのは、自分の独身時代の得体のしれない借金のせいだったということ。
「こんな状態を隠して、よく結婚する気になったな」と、思いっきりあきれてしまいました。
借金のことを知っていたら、結婚はしなかったと思います。
スーパーで半額の食材ばかりを買って、車も安い軽自動車に変え、節約する毎日。
洋服なんて結婚前に買ったきりです。
このような人と結婚したことを、後悔してしまう自分がいました。
給料が少ない夫と離婚したエピソード4.子どもの貯金を崩して生活
両方の親から「子どもはまだか」と言われ続けて5年目、給料はさほどあがっていないですが、子どもが生まれました。
2人目も生まれ、夫も真面目に働いて、つつましいけれど、幸せな日々。
やがて、子どもたちが動き回り大騒ぎする2歳と4歳になったころのこと。
狭い団地では子育てがしにくいため、私の親の援助もあって安い小さな家を買いました。
このときも、私がパートで貯めたへそくりを出しましたが、夫の貯金はまったくなしです。
それでも、家を買って頑張ってほしかった私。
家を建てたあとに、夫はこれまでの会社を辞めて、夫の親の知り合いの会社に勤めはじめました。
給料は多くなり、仕事で遅くなることもしょっちゅう。
夫がいなくて子育てが大変でしたが、その分今までもらったことがないほどの給料になったので、私は嬉しかったです。
しかし、そのうち会社の業績が悪化して、一気にもとの安い給料くらいになってしまいました。
子育てにお金がかりますし、家のローンもあるので大変です。
仕事も少なくなって、早く帰宅するので、夫には夜間のバイトをしてもらうように。
自宅で睡眠時間を削って内職をやりはじめた私。
ネットオークションで大切にしていた物や服をたくさん売ってお金にしました。
子どもが小さくて、外に働きに行けないので、自宅でできることはそれくらいしかなかったのです。
結局、子どもの貯金に手をつけてしまうようになりました。
ママ友たちは大きな家に大きな車、小さな子どもにも習いごと、そして家族で外食三昧に旅行三昧。
ママ友たちと、お茶をするお金すらない私とは大違いです。
みじめな貧乏生活は続き、子どもにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
いつしか夫とは会話がなくなり、バイトと称してパチンコに行っていたことも判明して、本当に「離婚したい」と思うように。
「こんな働かないギャンブル夫なんていらない!」
そう思いながら、仮面もかぶらない夫婦になっていったのです。
給料が少ない夫と離婚したエピソード5.借金までつくったので、離婚したが、養育費まで放棄
そのうち、自宅に個人名の女性から、何度も夫に電話がかかってくるようになりました。
問い詰めると、サラ金の催促電話だったようで……。
聞けば、「お小遣いが少ないので、増やしたい一心で、パチンコを毎晩やってつくった借金」とのこと。
バイトも早々やめて、毎晩遅くまでパチンコで借金をつくっていたのです。
「一攫千金を夢見て、気がつけば5,000,000円の借金になるなんて!」
子どもが2人もいるのに、なんていうことをするのでしょう。
夫の親も、2人でこの借金を協力して返していくように言ってきました。
「冗談じゃない」と思いましたね。
結婚してから、安い給料で頑張ってきた私。
私の貯金や私の親からの援助でなんとかやってきたのに、そのうえ借金を返していけなんて、あんまりです。
「これから私も必死で働いて頑張っても、夫のギャンブルの借金返済になるなんてまっぴらだ」
「子どもの貯金はもうなくなってしまったし、これから精一杯働いたら、すべて子どもに使いたい」と強く思いました。
「こんな夫はいらない、こんな父親は子どもたちにもいらない!」
そう思って離婚を決意。
「同じ苦労するなら、夫がギャンブルでつくった借金を返すなんてことをしたくない!」
子どもと苦労しても、生活していく道を選んだのです。
離婚時に、養育費だけはしっかり払ってもらうように、公正証書をつくりました。
実際は離婚後2回しか振り込みませんし、すぐに仕事を辞めたようです。
最悪な働かない男でした。
「こんな元夫もいらない」
そう思い、今は自分一人で頑張って、子どもたちを育てています。
まとめ
結婚相手を選ぶとき、やはり、ある程度収入は高くないと結婚生活は厳しいです。
「人柄さえよければ」と思っていても、実際に一緒に生活すると、また違ってきますよね。
離婚は、いろいろな犠牲があって、パワーが必要で、正直とても大変。
そうならないように、夫選びは慎重に、「収入は高めに!」を忘れないでくださいね。