・年齢 26歳
・性別 女
・職業 英会話講師
・タスクのテーマ(タイトル)に関連する経歴などの情報
26歳女性。英会話講師として勤務。7年間父の仕事の都合でアメリカで過ごし、海外に興味を持つ。世界の貧困問題を勉強するために、ボランティア活をしにフィリピンに。
現地の人と結婚して1年半で離婚。現在は日本人と再婚し、日本で暮らし英会話講師としての仕事を再開。現在新しい夫との間に7ヶ月の子供を妊娠中。
・ライフスタイル(趣味等)
海外ドラマを見たり、音楽を聴いてリラックスしている。ファッションにも興味があり、最新のトレンドを調べ、自分の洋服に取り入れて楽しんでいる。
見出し
フィリピン人男性と国際結婚をして後悔したこと1.遠距離だったためなかなか会えなかった
私は学生時代に、フィリピンでボランティア活動をするために13日間滞在しました。
そこでは、恵まれない子どもたちのために炊きだしをしたり、ホームレスの人たちのために家を建てたりと、学生10人と先生3人、現地人10人で作業していました。
そこで、3日間ホームステイを体験させていただきました。
そのホームステイ先のお兄さんが私の夫となる人物でした。
とても優しく、いつも私のことを気にかけてくれていて自然と思いをよせるようになりました。
すぐにお互いの気持ちを知り、お付き合いをすることになりました。
そこから1年間、フィリピンと日本の遠距離恋愛をつづけ、日本で入籍しました。
ただ彼はフィリピンで看護師をしており、なかなか日本で一緒に住むことができませんでした。
日本での仕事も簡単にはみつからず、英会話講師としての仕事も検討しましたが、彼本人は看護婦の仕事が大好きでやめることができませんでした。
結局、結婚して1年間は遠距離がつづき、やっとの思いで日本にきてくれましたが仕事がみつからず、一緒に住むお金もないので、彼は日本に住む親戚の叔母の家に住むことになりました。
結婚してもしなくても、なにもかわらず、まったく会えなかったので結婚しているという実感がまったくありませんでした。
毎日寂しい思いをしてしまい、喧嘩がつづき、どんどん関係は悪化していく一方でした。
フィリピン人男性と国際結婚をして後悔したこと2.親の反対を押し切って結婚したこと
私は一人娘です。
両親にとても大切に育てられました。
父の仕事の関係で海外に長く滞在していた経験もあり、もともと海外にとても興味がありました。
英語を学ぶことが大好きで、学業はすべて英語中心でした。
そういったところは、両親はとても喜んでくれており、応援してくれていました。
フィリピンのボランティアに行くことも賛成してくれて「海外でいろんな経験をつんで、大きな人間になりなさい」とよく言われていました。
フィリピンから帰国し、フィリピン人とお付き合いとしていることを両親に報告すると、顔の表情が一気にくもっていきました。
両親は海外の人と付き合い、遠距離恋愛することも、文化や宗教が違う人とお付き合いをすることも反対しているようでした。
私は両親のおかげで世界に目を向けることができて、普通では経験できないようなことを経験してきており、その結果が今にいたるということを一生懸命に説明しました。
何日もかけて納得してもらおうとしましたが、両親の意思はかわりませんでした。
月日は流れ1年がすぎ、結婚を考えはじめたことを伝えると、両親は大反対でした。
彼も日本に来て私の両親に会って説得してくれましたが、両親が納得してくれる日はきませんでした。
私たちは結婚しないと離ればなれになってしまうのではないか、とおそれ、両親にゆるしてもらわないまま婚姻届を提出しました。
私と両親はしばらくの絶縁関係にありました。
遠距離が続き、一緒に日本ですごしていても、すれ違いばかりになり、どんどんお互いの気持ちが離れていくと同時に、あのとき親の意見をなぜ聞けなかったんだろうと後悔しました。
今思えば彼が「私と一緒になれればいい」とその場しのぎのことしか考えておらず、とても安易な気持ちでここまできてしまったんだと気付き、親に謝りにいきました。
そのときに両親が私につげた言葉は「私たちがあなたのことを一番知っているんだよ」というものでした。
やはり自分の親の意見は絶対正しいのだとあらためて確信し、絶縁関係だったのにもかかわらず、また私のことを娘をしてむかえ入れてくれたことに感謝しています。
外国人の考えかたと日本人の考えかたは、かなり違っていたことを実感しました。
フィリピン人男性と国際結婚をして後悔したこと3.宗教の違い
フィリピン人はほとんどの人がカトリック教です。
カトリック教は毎週日曜日に教会にでむき、神様に祈りを捧げます。
それは絶対にかえることができない習慣らしく、私になんどもなんども日本ではなく「フィリピンで一緒に暮らしてほしい」「カトリック教になってほしい」と言われていました。
私は日本人で私の家族は無宗教です。
神様、仏様を信じていない家族で宗教にまったく関心がありませんでした。
私には神様に祈りを捧げる意味が理解できず、彼の宗教にたいする考え方に、ついていけませんでした。
彼と一緒に日本ですごしているときは、教会に行き祈りを捧げられる場所がないことをとてもストレスに感じていたらしく、よく喧嘩をしていました。
お互いの宗教を理解をすることができず、苦しい日々をおくっていました。
そんななか、私は妊娠をしました。
ただ彼には仕事がなく、生活がとても不安定だったので私には産むという決断ができませんでした。
彼に妊娠したことを報告するととても喜んでくれましたが、産むことを悩んでいると伝えたときに、彼の表情が一瞬にしてかわりました。
フィリピンでは宗教上、子どもの中絶をすることを法律的にも道徳的にも禁じており、結婚していなくても子どもができたら産むのが当たり前だそうです。
もちろん私も産みたい気持ちもありましたが、親の反対もありましたし、子どもに迷惑をかけたくないという気持ちがどうしてもきえませんでした。
彼はそんな私の気持ちをきいて、一気に心がはなれてしまったらしく、すぐに別れをつげられました。
私たちはそこから会うことはほとんどありませんでした。
まとめ
いかに国際結婚が大変であり、過酷であることがわかりましたでしょうか。
外国人は日本人よりも熱しやすく冷めやすい性格なので、自分は相手に流されないように、その場だけのことを考えるのではなく、しっかりと周りに相談することが大切です。
大好きな人と一緒になることは幸せなことかもしれませんが、慎重に物事を進めていく必要があります。