ブサイクの彼氏と結婚に踏み切った理由3つ

結婚

40歳女性。

イケメン夫に対する嫉妬の日々から、離婚することで、解放されることに成功。

その数年後には真逆のブサイク彼氏に言い寄られて、再婚しました。

 

現在は、ブサイクな夫と過ごす、ゆるっとした日常の快適さに幸せを感じつつ、充実した日々過ごしている。

 

 

ブサイクの彼氏と結婚に踏み切った理由1.強すぎる私の嫉妬心を中和してくれたブサイク彼氏

携帯電話を頻繁に利用する女性

 

私がはじめて結婚したときの夫は、めちゃくちゃイケメンでした。

そしてさらに、自分自身、そのときにはじめて気が付いたのですが、ものすごく嫉妬深かったのです。

 

当時の夫は、営業で夜遅くまで付き合いで飲んでいたりしたので、帰りが遅いこともありました。

そのたびに「ほかに女ができたんじゃないか」、「浮気しているんじゃないか」と考えてしまって、辛かった私。

結局、そのことを当時の夫にも伝えてしまい、やがて毎日のように喧嘩するようになりました。

 

でも、今思い返せば優しいところもあって、私が悲しむので可能な限り、早く帰れるよう工夫をしてくれた当時の夫。

「ここで飲んでるから、迎えにきてよ」などと、安心させるようなことを言ってくれたりしたのです。

 

でも結局、私の妄想が爆発して、不安になりすぎて、体調を崩し、なんと入院する羽目に。

そんなことがあって、「もう続けられないだろう」と離婚。

「こんなに嫉妬深かったら、この先もう結婚なんて無理だろうな」と思っていました。

 

しばらくは再婚はもとより、恋愛すらする気にもなれなかったのですが、一途に私に思いを伝えてくれたのが今の夫です。

最初はブサイクすぎて、「こんな人と付き合うとか無理」って思っていたんですがね。

 

離婚して、心身ともに弱っていた時期から、少し抜け出したころに出会った彼は違いました。

男性というより、友だち感覚で一緒にいて、気が楽だったのです。

 

ブサイクなので、「ほかの人に取られるとか、そういう心配もない」と、思えたのも正直ありましたね。

強すぎる私の嫉妬心を中和してくれたんです。

なので、気がついたらすごく長く一緒にいて、「この先も一緒にいたい」と思っていました。

 

ブサイクの彼氏と結婚に踏み切った理由2.優しさと純粋さと強さの3つで、ブサイクをカバー

悩む美人

 

彼は中学高校と男子校だったため、ブサイクが原因で、キツイいじめはなかったようです。

でも、女性には全くモテず、軽くあしらわれたりして、傷つくことが多かったようで……。

その経験から、人を傷つけるということにすごく敏感で、本当に優しい人なのです。

 

なにか人にお願いするときでも、きちんとお礼を言ったりする彼。

これって、当たり前のことかもしれません。

しかし、日々一緒に過ごす人間に対して、そういったことって忘れがちだと思うんです。

 

ですが、彼は何年たっても、そういう気持ちを忘れませんでした。

決して卑屈になっている訳ではないので、見ていて気持ちがいいくらいです。

 

また、ブサイクでモテないということで、足もとを見られることも多かったそうで……。

高校時代に可愛い女の子を紹介され、「デートできる」と思って喜んでいた彼。

 

でも当日、相手はもう一人友だちを連れてきていて、彼は洋服や食事代などさんざんおごらされまくる始末。

そのうえ、音信不通にされたということがあったそうです。

 

当日は、それでもちょっと下心があったので、「言われるまま」だったとのこと。

でも、このとき彼は猛烈に怒って、後日その女の子を紹介してきた知人から居場所を聞き出し、怒りをぶちまけてきたそうです。

 

もちろん暴力とかではなく、ただ「なんであんなことをしたんだ!」ということを伝えたかったから、そうしたんだそう。

「なかなかそんな勇気でないよ」って、私はちょっと感動すらしました。

 

傷つけられて卑屈になる人って、どこかで「自分はそうされても仕方ない」と、いじけてしまうのかも知れません。

私もそうでした。

 

でも彼の場合は、「いくら顔がブサイクでも、そんなことされる理由にはならない!」と、きっちり否定できるところが強みなんだと思います。

だから卑屈にならず、ピュアな心で人に接することができるんです。

 

本当に見ていて、羨ましいくらいピュアな人。

見た目はブサイクでも、この優しさと純粋さと強さがあれば、全然カバーできます。

むしろ、「見た目よりそっちのほうが、長い結婚生活には大事なんでは?」と思えるくらい。

 

顔なんて、年を取ったらみんな変わるもの。

そう思ったら、ブサイクな彼との結婚は全然問題にならなかったです。

 

 

ブサイクの彼氏と結婚に踏み切った理由3.ブサイクでもいいと思えたら、自分も楽になった

喜ぶ女

 

ブサイク彼氏は基本、格好つけません。

オシャレはしますが、いつも素でいてくれるし、気が楽です。

なので、私自身も気楽に背伸びせず、付き合うことができ、今までの誰よりも、素の自分を見せられるようになりました。

 

今までは、結構メンクイだったので、イケメンの彼氏と付き合っていた私。

友人にも「いいねー、彼氏イケメンで」なんて、冗談を言われたりしました。

前の夫もイケメンでしたから、「いいなー、旦那さんかっこよくて。絶対モテるでしょ」って言われたり。

 

周囲にそう言われれば言われるほど、「自分もきちんとしていないと」と思って、どこか無理していました。

常に、「ほかの女性よりも、きれいでいなくては」と、ギスギスしていたのかも知れません。

 

今は、誰からも羨まれることのないブサイク彼氏ですが、私自身は生活にも心にもゆとりができました。

それに、彼と付き合いはじめてから、自分のことがより好きになったのです。

 

まとめ

女性も男性もそうでしょうが、「ブサイクだから、内面がいい」とも限らないと思います。

「イケメンで、内面もいい」というのが、ベストなのかも知れません。

ですが、ブサイクな夫と過ごすゆるっとした日常は、一度経験すると、こんなにリラックスできるものはないと思いますよ。

 

イケメンは、テレビでいくらでも見られますからね。