35歳男性。フリーライター。
私は、相手の見た目にはあまりこだわらない性格。
しかし、実際にブスで、性格が悪い人がいるとなると、「わざわざ付き合う必要もないなぁ」と思うようになったりします。
とりあえず、飲み屋で美人の店員さんを見ると、口説けないかどうか、隙をうかがう癖がある私です。
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ブスは性格が悪いと思ったエピソード1.やたらと浮気を疑う
ネット上の交流から恋愛関係に発展し、ブスだと知って交際をはじめたことがあります。
見た目よりも精神性を重視したつもりでしたが、実際に付き合いはじめてみると、ギャップが生じるもの。
とくに嫉妬が激しく、やたらと浮気を疑ってくるのです。
嫉妬が激しい人がいるのはわかりますが、「浮気をしていない」といっても、信じてもらえません。
しかも、浮気を疑う理由が、「自分がブスだから」というもの。
そんなのはわかっていて付き合っているので、「言われるまでもない」という心情になります。
それなら、「私は一生浮気を疑われるのか」という話にも発展しかねません。
「性格悪いなぁ」と思うようになったのは、私の行動を常に疑って、見るようになったから。
ちょっとお洒落をしただけで、「ほかに女がいるのか」となり、遅くなると言えば「女とデートか」となるのです。
ちょっと帰るのが遅れただけで、浮気前提で怒りをぶつけられるようになっても、対処に困ります。
本当に、なにもないのです。
そんなに容姿に自信がないのであれば、自分を磨いて、私を放さないように努力をすればいいだけのこと。
しかし、本人は不安や不満を私にぶつけてくるだけ。
自分を高めようとする努力は、まるでありません。
「手放したくなくなるような、魅力的な女になろう」という姿勢がない彼女。
ただ私に甘えるか怒るかでは、将来の展望が見えなくなります。
当時の彼女は病気で仕事ができない状態であり、家業を手伝うなどして、収入を得ている状態でした。
その手伝いに関しても、中途半端。
付き合い続けてもメリットがあるのか、こちらが疑うようになってしまったのです。
そもそも論として、私は毎日「好き」とか「愛してる」とか言える性格。
なので、容姿を言い訳にするなら、付き合うメリットも感じなくなりますね。
ブスは性格が悪いと思ったエピソード2.ネット上で誹謗中傷を行う
彼女と一緒に、ネットゲームにはまっていたことがあります。
もともと私が楽しそうに遊んでいるのを見て、興味が出たそうですが、二人でよくログインして遊んでいました。
最初のうちは良かったのですが、グループ内におかしな人が出入りするように……。
その結果、まとめ役である私が、苦慮する事態になっていきました。
トラブルが起きないように祈るような状態ですが、祈りはむなしく、彼女とそのおかしな人の間で口論が発生するようになったのです。
彼女とすれば、「まとめ役である○○(私)の代役」という気持ちが強かったのだと思います。
ちょうど私がいないときに大喧嘩をして、私は経過をあとで聞いたのですが、そのあとの対処にも、頭を抱えることになりました。
ゲームだから遊びでやっているという人もいる一方で、真剣にやっている人もいます。
それぞれのスタンスに合わせて経過を説明したうえで、納得できる落としどころ探るように、人間関係の調整を行うことになったのです。
私は、「ゲームだから」と手を抜けない性格。
なんとか、メンバーと一通り話し合いが終わり、「問題があった人だけグループから出てもらう」という形で、決着をつけることに。
しかし、彼女がやらかしました。
私が不在のときに、グループメンバーの前で、彼女が誹謗中傷を含めた発言をしてしまったからです。
これはさすがに、カバーできる状況ではありません。
怒っているのはわかりますが、誹謗中傷は絶対にやってはいけないことの1つだからです。
ネット上の交流は顔が見えないからこそ、神経を使う部分があります。
それ以降、彼女にも、しばらくはなにもしないように伝えていました。
しかし、怒りを自制することができなかったようです。
同時に思ったのが、「状況次第では事実でない悪口でも平気で言える人間」だということ。
「直接本人に言わなければ、気がすまない」というのも問題です。
自分以外がわからない場所に、愚痴を書くぐらいならまだマシと言えます。
しかし、言葉の暴力を振るうことを正当化してしまうようだと、「性格が悪い」としか言いようがありません。
結局、彼女も問題起こした人物も、グループから外すことになりました。
ブスは性格が悪いと思ったエピソード3.尽くしているという発想が的外れ
容姿が悪くても、人に尽くすことに、生きがいを見出す女性にほれてしまい、付き合ったことがあります。
実際に付き合うと、さまざまな身の回りの世話をしてくれた彼女。
ですが、長く付き合うようになってくると、いろいろと疑問がわくようになってきました。
なぜなら、尽くし方が少しずれているからです。
たとえば、急な仕事が入ったときなどに、車で送り迎えをしてくれるのはうれしいこと。
しかし、こちらにも予定があるので、毎回送り迎えをしてもらう必要はありません。
ところが、彼女は送り迎えができるとなると、すぐにおしかけるようにきてしまい、こちらの言い分を聞いてくれないのです。
そのため、同僚との飲み会を断ったこともあります。
段々、尽くそうとする彼女の行為に嫌気が差してきて、断るようになりました。
ところが、断ると彼女はすぐに泣いたりして、大げさに振舞うのです。
本人は大げさではなかったと思うのですが、私のために時間を使わなければ、自分のためにできることが増えます。
ですが、彼女は自分の時間が増えることや、労力の節約面以外で物事を見ていたようで……。
会話を重ねてわかったことなのですが、彼女はこう思っていたそうです。
「自分の容姿に自身がないからこそ、尽くさなければ愛想をつかされる」と。
「別に愛想を尽かすとかはないので、止めてくれ」といったのですが、理解してもらえませんでした。
話を聞いてくれないのであれば、私に尽くしているとは言えません。
「ただ不安を消すために、尽くしている姿勢をとらないと自我が保てない」という、依存体質が見えてしまいます。
依存体質自体は悪いことではなく、努力をすれば、ある程度改善することが可能です。
ところが、依存を治す努力をすることで、私が「薄情になった」、「もう愛していない」などと言われるようになると、どうしようもありません。
私は彼女の親ではないので、あらゆることを許せるわけでも、受け入れられるわけでもないのです。
最終的に疑うのは、「彼女の性格の悪さ故」という結論に。
なので、関係も解消せざるをえませんでした。
まとめ
「『ブスだから性格がいい』というのはあくまで一部で、実際は、性格まで歪んでしまうこともあるのだなぁ」と思うようになりました。
容姿が悪いのを自分の心根が歪んでいる理由にしてしまうと、性格をよくする努力自体ができないからです。
「常に努力しろ」という気はないのですが、最低限もできないとなると、付き合うのが辛いですね。