男子校出身者が感じた男子校のメリット3つ、デメリット1つ!

説明する男性

29歳、男性、クラウドワーカー。

小学生のころ中学受験をすることを決意し、無事第一志望校(中高一貫の男子校)に合格。

 

小学生時代までは学校に仲がいい友だちなどいなく、退屈な毎日を送っていた。

しかし、中学入学で状況がガラリと変わリ、その後の人生に少なからぬ影響を与える。

 

趣味はPC、PCゲーム、ファッション、美容。

 

 

男子校のメリット

男子校のメリット1.女子特有の陰険ないじめや嫌がらせがない

体育の授業

 

いじめに関する問題は、学生だけでなく社会人の間でも問題になるほど、集団とはきってもきれない物です。

ですが、私が通っていた学校ではいじめる生徒も、いじめられる生徒も、ほぼ皆無。

むろん、私もどちらでもありませんでした。

 

高校の一時期、一人だけいじめられていた同級生はいましたが、暴力的なものでも、嫌がらせ的なものではありません。

単に、本人の性格に、あまりに問題があってのことです。

 

「性格の悪さが原因で、『太っている』という身体的特長をからかわれるようになった」というものでした。

大っぴらに悪口を言ってなかった生徒でも、「あいつに、自分自身がいかにクソか、分からせてやりたい」などと言っていましたね。

 

たしかに、彼はよく同級生たちの陰口を自分のブログに載せていたみたいです。

それに、文化祭の準備を頑張ってる同級生を、バカにしたりもしていました。

 

完全に自業自得だったでしょう。

その例を除けば、いじめや嫌がらせなどとは、無縁な学校でした。

 

仮にあったとしても、ある程度言動に問題がある生徒が、次第に孤立する程度のもので……。

私が極端に成績が悪かったときも、バカにされることもありませんでした。

むしろ成績が良かったときに、「やっぱ、お前やればできるんじゃん!」と褒められたぐらいです。

 

露骨にサボって遅刻したときも、「今日も○○は重役出勤だな」などと、先生も同級生も楽しんでいました。

教師は悪口を言われていることもありましたが、それも明らかに問題がある教師に対してだけ。

 

それも教師側の自業自得であり、自主的ないじめがないだけに、「いじめられる側に問題がある」の典型例だと思いました。

 

男子校のメリット2.男子同士だからこそのノリや仲の良さがある

携帯ゲーム機

 

やはり、同性同士は仲よくなるのも早く、かつ簡単で、その度合いも深いのでしょう。

同い年なら、なおさらです。

少なくとも、男子同士ではそうでした。

 

女子の場合は「女の敵は女」などと聞きます。

男子の場合は、休み時間や放課後になると、携帯型ゲーム機での対戦がはじまったり、漫画を仲よく回し読みしたり……。

放課後の場合は、暇である程度仲のいい生徒同士が、毎日のようにゲーム対戦の続きをしたりなど、いつまでも雑談を続けていました。

 

ある程度仲のいい数人単位でつるむのは自然なことですが、仲が悪いもの同士などといった関係は存在しません。

むしろ、たまたま話が噛み合った集まり同士が混ざって、雑談しはじめたりもよくありました。

 

授業中に面白い発言をする生徒がいると、クラス中が笑いつつ、「自分たちも盛りあげよう」と、自然に発言が飛び出すような環境です。

私もよく、クラス中を笑わせていました。

 

私を問題児扱いして、「特別席」と自分のすぐ近くに移動させていた教師もいましたね。

ですが、その教師自身も、クラスも、私自身も、半ばその状況を楽しんでいたのです。

 

ある意味、文化祭の目玉ともいえるコンテンツに、女装コンテストがありました。

女子が見たら嫉妬するようなレベルの女装もいれば、キワモノ枠・ネタ枠として出場する生徒もたくさん。

 

当時は、大いに盛りあがっていたものです。

今思い出しても楽しいイベントでした。

 

 

男子校のメリット3.先輩や後輩とも良好な関係になりやすい

校舎

 

男子校ですから、当然先輩や後輩も全員男子。

そのせいか、学年が違っても、仲がいい例はよく見受けられました。

 

私は中高6年間帰宅部一本でやってきたため、あまり先輩後輩とのつながりはなかったです。

しかし、仲のいい同級生を通じて、仲よくなることはありました。

なぜか、1つ飛ばしの期同士が仲よくなる傾向があったのが不思議でしたね。

 

中1のころに2つ上の学年から、オタク文化を輸入して布教していた同級生がいて、彼は「教祖」と呼ばれていました。

私は彼とも親しく、アニメなどには興味はなかったものの、おたがいPC好き。

それで、自作PCのことについて、延々と話したりしていました。

 

彼を経由して、仲よくなった2つ上の先輩と卒業後、文化祭で再会。

「お久しぶりです」と声をかけたところ、笑顔で握手をしてくれたのは、今も覚えています。

後輩思いな先輩でした。

 

後輩に関しては、かつての親友が部長をやってる部で、私は部員でもなかったのに部室で延々と雑談。

それを笑いながら聞いていた後輩がいて、これまた卒業後に文化祭にて、声をかけられました。

 

部員でもなかったのに、覚えてもらえていたことを少し嬉しく思ったものです。

男子校のデメリット

男子校のデメリット1.ゲイが比較的多く、ゲイ疑惑が真偽を問わず発生しやすい

楽しく話す男性たち

 

これはもう男子校のみならず、男しかいない集団が背負っている宿命なのかも知れません。

軽い、冗談半分とも取れるような噂話から、生々しくて引くようなレベルの妙な現実味のあるものまで、さまざまでした。

 

小太り、チョビ髭、頭全剃りという「いかにも」というような感じの同級生に、確信レベルの疑惑が浮上。

さらに彼は、背が高くスタイルもいいうえに、学年一のイケメンな同級生を狙っていたそうです。

そんな生々しすぎる噂が定着していました。

 

そのうえあろうことか、その狙われていた側のイケメンもオカマ疑惑があったりと……。

思わず「えぇ……」と思わされましたね。

 

そのほかにも、「□□と△△はデキてる」などと言われている同級生も。

実際、いつもはテンション低いのに、もう片方があらわれた瞬間、周りが引くレベルにハイテンションになるのです。

そのあと、スキンシップをしていたゲイのカップル(?)もいました。

 

ゲイではないのに、なぜかゲイによくモテる私。

それでも、高校のころはまだそうでもなかったので、平和な学校生活を送れていたのが幸いです。

 

まとめ

いかがでしたか?

ゲイ疑惑をかけられたり、ゲイの生徒に狙われない限り、男子校はデメリットよりメリットのほうがずっと多いのです。

少なくとも私は、「男子校に行ってよかった」と思っています。

 

もちろん、平和でない男子校もなかにはあるかもしれませんが、私の母校は非常に居心地のいい男子校でした。