ブサイクはおしゃれしても無駄だと実感したエピソード2つ

無駄だと思う女性

27歳女性。自営業。

某老舗百貨店にて、女性服と紳士靴のテナントのウィンドウショッピングをするのが密かな楽しみ。

 

「たまに物欲に負けて、衝動買いしてしまう意思の弱さをどうにかしたい」と思う、節約中の主婦兼在宅ライター。

 

 

ブサイクはおしゃれしても無駄なエピソード1.ブサイクはハイブランドを着ても、格好悪い

高級ファッションブランド

 

女性でブスな人は、まだ救い甲斐があると思います。

なぜなら、女性である限りはどこまでいっても、お化粧という手があるからです。

 

どんなに見るに耐えない顔をしていても、お化粧でまるで別人のように変貌することはできます。

美人なコスプレイヤーさんなどの、実際の顔がとてつもない顔だというのはよくある話です。

 

ですが、男性のブサイクはどうでしょう。

たしかに、男性でもできることはあります。

 

髪を整えたり、眉毛を整えたり、肌を綺麗にしたり、唇を保湿したり……。

ですが、女性のお化粧と違って、整形しないかぎりは、なにをしようとも大きな変化は求められません。

 

多くの場合、現状維持だと思います。

むしろ、それぐらいでどうにかなるのでしたら、本当のブサイクではありません。

 

それは、ファッションに関しても同じです。

正直言って、本気でブサイクな男性がどんなにお洒落をしたとしても、顔が格好よくなりません。

私は、ブサイクなのに格好だけは一丁前な男性たちを見てきて、ひしひしとそれを感じます。

 

都内にある某老舗百貨店によく顔を出している私。

必ず買うわけではないのですが、ハイブランドの洋服を見るのが大好き。

なんで、価格帯がうえのブランドが陳列されているフロアにもよく行きます。

 

そこにはカップルもよくいるのですが、そのフロアにいるカップルの大体が、ある程度仕立てのいい服を着ている人たちばかり。

ですが、その男性の方がブサイクであると、どんなに綺麗で高価な服を着ていても、全然魅力的に見えません。

 

私の先入観も多少あるかとは思いますが、ブサイクの人は大方姿勢も悪く、どこか自信もなさそうな感じ。

高い服であればあるほどに、「洋服に着られている」という印象を受けます。

こんなことを思ってしまうのは自分でも性格が悪いとも思いますが、それを見て、正直、「格好悪い」とすら感じますね。

 

もしかしたら、その人はとても高収入なのかもしれません。

また、教養も深く性格も優しく、顔以外は完璧な男性である可能性もあります。

ですが、顔がブサイクというだけで、着られている服が可愛そうとすら思うのです。

 

店頭に陳列されている、マネキンの顔にブサイクはあるでしょうか。

いいえ、決してありません。

 

なぜなら、ブサイクが着ても、格好よく見えないからです。

 

 

ブサイクはおしゃれしても無駄なエピソード2.せっかくお洒落で綺麗スーツも、ブサイクで台なし

残念な気持ちになる女性

 

以前、ブサイクの友人にファッションコーディネートを頼まれたことがあります。

彼の好みはドレカジ系だったので、少しトラッドでフォーマルカジュアルなショップへ一緒に行きました。

 

そこで話し合いながら商品を見ていると、シーズン物のセットアップが載っているカタログを発見。

イケメンのモデルさんが着ているそのセットアップを見て、私はとても気に入り、彼も満更でもない様子です。

 

新作だったので、店頭にも在庫があり、試しにそっくりそのまま、上下を合わせて彼に試着してもらいました。

彼に着てもらったのは、英国紳士風の襟もとの美しいテーラードジャケット。

下は動きやすい素材感のスラックスタイプのパンツになっていて、同色のジレも付いています。

 

モデルさんのネクタイは赤だったのですが、それだとちょっとドレッシーすぎる感じに。

なので、男性でも付けやすい程度のポップさをもつ、小さな水玉模様のもので試してもらったのです。

写真ではとても格好良かったので楽しみにしていると、試着後の彼の姿を見てちょっと驚いてしまいました。

 

たしかに、後ろから見ると、とても格好いいのです。

スラッとしている体格なので、裾丈も含めて綺麗に着こなしているように見えます。

ですが正面から見ると、セットアップ全体が仕立てがいいだけに、ブサイクな顔が浮いて見えてしまっていたのです。

 

アメカジ系のラフなものが、基本的な私服に多かった彼。

なので、パッと見ても、そこまでブサイク顔に目は行きません。

 

しかし、ピシッとしたトラディッショナルなものだと、わけが違います。

首から下は紳士的で、育ちの良さそうな品のある雰囲気なのに対して、首から上は育ちの悪そうな品のなさそうな顔立ち。

これでは服の良さと顔の悪さが反発し合って、悪い意味でおたがいを強調しあうだけです。

 

私はそれまでは、こう思っていました。

「どんなに見た目の悪い人であったとしても、綺麗な洋服などで外面的に補正をすれば、それがどんどん足し算になり、加点されて格好よくなっていくものだ」と。

 

私は女なので、お化粧という加点要素も無意識に加味して、よりそのように考える要因になっていたのかもしれません。

ですが、実際は違いました。

 

目の前にいるのは、ただの「いい服を着たブサイク」です。

テーラードのシルエットの良さは、首もとの男性らしさを誇張すること。

 

ですが、それゆえに顔に目線が行ってしまう始末。

パンツの美しさも同様に、顔を強調するファクターとなってしまっています。

 

そして、あえて選んだネクタイのポップな柄が余分な遊び心となってしまい、彼の見た目をさらにツンツルテンにさせてしまっていました。

「写真のモデルさんはあんなに格好良かったのに、同じような体格でも、顔が違うと、ここまで印象が変わるのか」と衝撃を受けましたね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

とくに、イケメンが着ているものと同じものを着たのに、友人がブサイクであったから、まったく似合わなかった2番目のエピソードは、「ブサイクはなにを着てもブサイク」という私の考えを固くしました。

 

「人間それぞれ、おあつらえ向きという物がそれぞれあるのだな」と、今でも思っています。