37歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
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旦那に触られたくないと思ったエピソード1.とにかく大好きだった独身時代
いわゆる恋愛結婚という形で結婚した、私と旦那。
今でこそ、思い出すのも嫌なくらいの存在に。
ですが、結婚するまでの独身時代は、それはもう大好きで大好きで、たまらない人だったんです。
ちょっと逢えないだけでも、すぐに寂しくなっていた私。
久しぶりに時間の合間を見つけて、デートしたり会えたときには、彼の姿を見ただけで、心がときめいてしまうくらい。
もちろん、大好きな人だからこそ、彼との身体や心のスキンシップも、当時の私にとっては大切なコミュニケーションの1つ。
それに、実際、独身時代の彼は本当に、愛情豊かに私を大切にしてくれる男性でした。
一緒にいることや付き合えること自体の安心感も、私の愛情をさらに高めてくれる要素だったんです。
そんな幸せな関係が1年ほど継続した末、実は私から逆プロポーズをして、結婚という結果に至ることになりました。
旦那に触られたくないと思ったエピソード2.徐々に変化する旦那の気持ち
「独身時代に、どれだけ愛していたパートナーだったとしても、いざ結婚という結末に至った段階で、すでに気持ちは大なり小なり、変化してしまうのかな?」
そんなふうに予想していたことを、結婚後、実体験を通じて、まざまざと実感することになりました。
私の旦那はいわゆるイケメンな男性で、とにかく職場でも、プライベートでも、モテるんです。
独身時代こそ、そんなモテモテな男性を自分だけで独占していることに対して、すさまじいまでの満足感を得ることができていました。
しかし、いざ結婚してみると、とたんにこの旦那のモテ具合が、不安へと直結する結果に。
ただ、独身のころはまだ私に対して、愛情を持って接してくれていた旦那。
たとえば、お誕生日やクリスマスのようなイベントや記念日には、ちゃんとプレゼントも用意。
また、いつもとちょっと違うデートコースを用意して、エスコートもしてくれました。
しかし、結婚後はそういったサプライズ自体が、徐々に減っています。
その結果、結婚から1年を待たずにして、ある事実が旦那に対して、発覚することになりました。
それが、彼の浮気疑惑だったんです。
これを機に、あれほど愛していた旦那に対する私の愛情や信頼も、徐々に変化していく形に至ったのは、言うまでもありません。
旦那に触られたくないと思ったエピソード3.疑惑から確信へと変わった旦那の浮気
最初に旦那の浮気を疑惑として感じたのが、旦那から私に対する接し方の変化でした。
結婚後も徐々に、私に対する接し方や愛情自体が目減りしていることは、薄々感じてはいたのです。
ですが、あからさまに実感したのが、旦那との間の夫婦生活が、徐々に減っていったこと。
独身時代といえば、旦那も20代前半という若さも手伝ってか、会うたびに長い時間にわたって愛しあうなど、本当に幸せな関係だったんです。
ほかの男性に触れられるのは、絶対に嫌だった私。
しかし、旦那に対してだけは、心から気持ちを開いて受け止めることができたくらい、それくらいに愛していましたね。
ただ、その愛情をちゃんと持ち続けていたからこそ、彼の私に対する微妙な変化も、感じ取ったのかもしれません。
女って、旦那に対して少しでも浮気の香りを感じた途端、自分でもびっくりするくらいに、大胆な行動をしはじめるんですよね。
私自身も、普段の私なら絶対にできないような行為をすらすらと実践してしまう女に。
あとで振り返ってみても、驚いてしまったくらいです。
たとえば、旦那の携帯電話を入浴中にのぞき見したり、それまで見たこともなかった、旦那の鞄のなかをチェックしたり。
そういった行動の結果、旦那が出張という絶好の場面を活用して、ある女性と浮気していた事実とその証拠をとうとう、つかんだのです。
旦那に触られたくないと思ったエピソード4.浮気を認めた旦那への嫌悪感
旦那に対して、決定的ともいえる浮気の事実の証拠を密かに忍ばせながら、仕事から帰宅した旦那に対して、事実確認を行う私。
ただ、証拠を最初から見せることはしませんでした。
旦那に浮気を否定して欲しかった気持ちが、心のどこかで淡い期待として、あったのでしょうね。
そんな私の期待を思いっきり裏切るかのごとく、私からの浮気の追求に対して、すぐにそれを認めた旦那。
このときには、さすがにあっけらかんとした旦那の対応に、絶句してしまったくらい。
また、夫が浮気した事実を、さも自分だけが悪いのではなく、私にも責任がある的な発言をしてきたのです。
すると、一気に私のなかで、嫌悪感が生まれはじめましたね。
そのショックさのあまり、家を飛び出して実家に戻ろうとした私。
さすがに私の両親に浮気がバレるのが嫌だったのか、突然私に対して、土下座をしてまで、謝り出しました。
まだこれから「子どもが欲しい」という気持ちもあった私。
それに、結婚生活を開始して1年経つか経たないかくらいの微妙な時期だったこともあってか、離婚という結末をすぐに認めるつもりはなかったんです。
結局、「プライドの高い旦那が、私の目の前で土下座をした」という事実を、自分の心をなぐさめる材料にして、そのときは彼の浮気を許すことにしました。
旦那に触られたくないと思ったエピソード5.彼に触れられることが苦痛に感じはじめる
どれだけ謝られたとしても、また私が彼を許したとしても、心がすっきりすることはありません。
彼が私のいない場所で、別の女性をその手で抱き締めている姿、を何度もフラッシュバックのようにイメージしてしまうように。
それ以後は、あれだけ彼に触れられるのが幸せだった私自身が、彼に触れられるのさえ、苦痛に感じてしまうまでになったんです。
ひどいときには、彼に手を触れられただけで、吐き気を催しそうになったほど。
とくに、精神的にダメになっていましたね。
最初の浮気が発覚してからしばらくの間は、彼も反省したのか、はたまたそのそぶりを見せていただけなのかわかりません。
ですが、浮気はしていなかったように思います。
彼自身は、私のそんな内情を知ってか知らずか、以後も浮気をしない分だけ、私に対して夜に求めてきます。
しかし、どうしても彼の浮気の現場を想像してしまい、彼に抱かれるどころから触れられるのさえ、苦痛に感じてしまうようになったのです。
時間の経過とともに、その苦痛も徐々に、和らいではいきました。
それでも、やはり旦那との関係は、独身時代のように、あの幸せ絶頂な雰囲気を生み出してくれたときとは、ほど遠いものです。
子どもはすごく欲しかったので、そのあとに妊娠できたことは凄く幸せでした。
しかし、彼とのつながりはほぼ、義務のような感じになっていたのは言うまでもありません。
まとめ
どれだけ大好きで大切な旦那だったとしても、信頼している旦那が、自分以外の女性と浮気をしているという事実を知った途端、100年の恋も一瞬にして冷めてしまうのを実体験した私。
「どれだけ愛していても、二人の間に信頼があってこその愛情である」と言うことを、男女ともに、肝に銘じておくことが大切ですよね。