旦那と喧嘩ばかりだったが仲良くなったエピソード3編

仲直りをした夫婦

夫40歳、私43歳。結婚歴18年。

子どもは妊活したが、授からず。

祖父と同居しています。

 

夫は不規則勤務のため、生活はすれ違いの時間が多い。

夫はインドア派、私はアウトドア派で、趣味は真逆。

おたがいの実家は近いが、義実家への行ききはほとんどありません。

 

 

喧嘩ばかりの夫と仲よくなったエピソード1.悪者をつくる

会話する夫婦

 

本当は心が痛みながらしていることなんですが……。

我が家には、私の祖父も住んでいます。

自分の部屋があり、平日は仕事に出ている旦那は、祖父との接点があまりないのですが、ときに接点を持つと腹が立つことが多いらしいです。

 

昭和の戦前生まれの祖父。

そのため、世代が途中飛んでしまって、同居している私たちとはライフスタイルが違うところが多々あります。

 

家自体は祖父のものなので、私たちは後継とはいえ、居候みたいなもの。

しかし、譲れないスタイルの多い旦那としては、なるべく関わらず暮らしたいみたいです。

 

最初は私が間に入って、2人があまり険悪にならないように取り持っていました。

でも、長年暮らすにつれて、祖父の昔からの生活スタイルや、とくに親戚への体裁をつくろうのが、年々強くなってきた感じに。

私たちには必要ない、面倒な風習を手伝わされたりするのが嫌になってきました。

 

田舎住まいですので、その頻度も高いんです。

近所がみんな親戚みたいなものなので……。

ですから、せめて今まで言うのを我慢してきたことや、私からだけ伝えていたことを、旦那からも少しだけ祖父へ言うことにしました。

 

祖父を夫婦の悪者にするのは忍びないこと。

ですが、祖父も謝らないひとなので、そこは割り切って、陰で祖父への不満も夫婦で共有するようにしました。

社会においても、「職場で上司を悪者にすると、その愚痴で盛りあがって、結束力が高まる」そんな感じです。

 

それ以来、旦那は祖父への不満を私にぶつけず、解決してくれるようになり、私も楽になりました。

 

喧嘩ばかりの夫と仲よくなったエピソード2.ごめんなさいとありがとうを必ず言う

謝る夫

 

情けないことに、旦那はこのふた言があまり言えないのです。

だから、いつも私はイラついていました。

 

言ったとしても、冗談っぽくだったり、小声でモゴモゴ言うだけ。

言われたほうは、余計に腹が立ちます。

 

ある日、子どもに言い聞かせるように、「私が言ったあとに、復唱させるようにしたらどうだろう?」と思い、実践してみました。

まずは、言いやすい、「ありがとう」から。

 

たとえば、ご飯を部屋まで持って行ってあげて、なにも言わなければ「ありがとうは?」と聞く。

「あり……モニョモニョ」といつもなるので、もう一度聞き返して、ちゃんと言うように何度でも繰り返しました。

機嫌が悪くならない程度に。

 

あと、「サンキューーぅ」と言われるのも、私は心がこもってなく思えて、嫌だったので、これも直させました。

「ごめんなさい」は、難しいですね。言い慣れない言葉です。

 

会社で謝るときは、「すいませんでした」になりますから。

私はなんでもすぐ謝るほうなので、逆に「心がこもってない」と言われましたが、「言わない人よりはマシ」だと言い返し、納得させました。

 

この2つの言葉を必ず、きちんと言い合うようになってから、喧嘩のタネが減少。

やっぱり言葉で感謝されれば、「次もなにかしてあげよう」となるし、謝られれば、いつまでも怒ってるのがバカらしくなります。

魔法の言葉かもしれませんね。

 

 

喧嘩ばかりの夫と仲よくなったエピソード3.動物を飼う

猫

 

我が家の場合は猫です。

私は実家住まいのときは、子どものころからずっと猫を飼っていました。

結婚してからも、猫が欲しくてたまらなかったのは私だけだったので、ずっと我慢。

 

結婚10年を過ぎたある日、我が家に子猫が迷い込んできました。

母猫から離れて、今にも死んでしまいそうな小ささ。

 

私のなかで、なにかがプチンと弾けたのです。

「旦那が嫌だというのは目に見えて分かっている。でもそれにしたがって、見捨てるなんてできない」と。

それに「いつものように怒られても、私が我慢すればいい」と思いました。

 

案の定、帰宅した旦那が子猫を見た瞬間、激怒。

「家事さえ、十分にやれてないお前が猫を飼えるか!」と言われて、ブチギレました。

 

「お前が家事手伝わないから、回らないだけだろうが! 共働きなんだからもっと手伝ってからその言葉を言え!」

と言いたかったのですが、言えず、頑張って感情を押し殺し、「私が面倒見るので、飼わせてください、お願いします」と頭を下げたのです。

 

旦那も、さすがに死んじゃいそうな子猫を「捨ててこい」とは言えなかったみたいで、なし崩し的に、猫を飼うことに成功しました。

子猫は空気を読むのが上手な子で、旦那に懐けば、ずっとここにいられると思ったのでしょう。

 

猫の身の回りの世話は私に求め、遊んだり楽しいことは旦那にすり寄るようになり、旦那は子猫にメロメロに。

「我が家潜入作戦成功!」です。

 

そうしたら、夫婦の会話が増えました。

今まで会話はほとんどなく、口を開けば喧嘩だったのが、旦那は口を開けば、猫のことばかり話すように。

もともとは犬派だった旦那ですが、この子猫を飼って以来完全に猫派になり、夫婦の会話は猫を中心に弾むようになりました。

 

毎日、子猫の成長に一喜一憂し、旦那の部屋でいたずらをしても怒らず(私なんて入るのも嫌がられるのに)、どんどん温厚になっていったのです。

「あんなに、すぐキレてた旦那が」です。

アニマルセラピーを実感しました。

 

多分、今まで生活のなかになかった共通点ができたからだと思います。

今は喧嘩になりそうなときは、急に話を猫にすり替えて、回避できるようになり、喧嘩の回数がグッと減り、我が家は平和になったのです。

 

まとめ

喧嘩をするのって、笑って過ごすことの何倍もの無駄なパワーを使いますよね。

夫婦の喧嘩って、しなきゃいけない喧嘩と、くだらない喧嘩に分かれると思います。

 

生活のなかだと、くだらない喧嘩のタネが山ほど出てきて、いつも萎えてましたが、最近はくだらない喧嘩はだいぶ減りました。

でも、しなきゃいけない喧嘩(私の生き方を邪魔されるようなとき)がきたときには、ガチで向き合う覚悟だけは残してます。

 

そしたら、結構吹っ切れて、気楽になりましたね。