32歳女性、主婦。
母親を気持ち悪く感じて、母親がつくった食事が食べられなくなる。
その結果、1年間で20キロ近く痩せてしまったことがあります。
現在は、実家とは遠く離れた地で生活している。
母親とは日常的に、連絡を取らないようにしています。
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母親を気持ち悪いと思ったエピソード1.娘には自分の気に入った服以外は着せない
私が小学生のころ、いつも母の気に入った服しか着せてもらえませんでした。
「周りの子どもと、違う服装かどうか」を重要視する母。
なので、ヨーロッパからの輸入したネオンカラーのスーツや、布でできた突起物がいっぱい付けてある、奇抜な洋服を私に着せます。
私は自分でも、「自分の格好が変だ」と思っていました。
それに、同級生からも「なぜ、いつも変な服を着ているの?」と笑われて、すごく恥ずかしかったです。
何度も母に、「普通の服が着たい」と言った私。
しかし、母はこう言って叱るだけで、話が進まないのです。
「高い服を買ってあげているのに、文句を言うなんて、親不孝者」と。
中学校になるころには、精神的に成長したのか、あることに気が付きます。
それは、「着せ替え人形のように、着せたい服を私に着せているだけで、母は私のことなんて、なんにも考えていない」ということです。
そう気付いた途端、母のことを気持ち悪く感じてしまった私。
それ以降、母が買ってきた服は絶対着たくなかったので、パジャマ以外のときは、1日中制服を着ていました。
母親を気持ち悪いと思ったエピソード2.娘がキレイにするのが許せない
私の母は、父親よりもいくつも年上です。
なので、「若い女性へのコンプレックス」を感じていたと思います。
当時小学生だった、ある日のこと。
自宅に美容師の人がやってきて、私は洗面台の前に座らされました。
母が「言っていたようにしてください」と言うと、美容師の人は、長かった私の髪の毛をいきなり短く切り出したのです。
私はとっても悲しくて、何度も「やめて」と泣きわめき、逃げようとしました。
しかし、「動くと危ない。長い髪の毛は見たくない」と、母にガッチリ掴まれて、どうすることもできません。
結局私は、男の子のようなスポーツ刈りに近い髪型にされました。
学校でも「男の子みたい」と笑われるし、少しでも髪が伸びると、強制的にカット。
なので、当時は髪の毛がずっと短いままで、とっても辛かったです。
私は母に、「なんでこんなひどいことをするの?」と何度も尋ねました。
しかし、母は「長い髪の毛が嫌」としか答えず、それ以降も強制的に髪の毛を切られ続けたのです。
あとで分かったことなのですが、当時父と仲が良かった女性がロングヘアだったそう。
それで、髪が短い母がとてもショックを受けたみたいですね。
そのときの母には、たとえ自分の娘であっても、髪が長い女性すべてが憎く感じていたのでしょう。
私はそのころ、髪の毛を短くされるだけでなく、スカートを履かせてもらえませんでした。
どんなに暑くても年中、ゴムの長ズボンを履かされていたので、同級生からはよくからかわれていましたね。
「スカートを履きたい」と言うと、「パンツを見せたいのか」と叱られます。
今考えると、母には若い女性への「憎悪」のような感情がありました。
父と仲がいい女性個人に嫉妬するだけではなく、若い女性すべてに対して、憎しみを感じている母は恐怖そのもの。
ましてや、自分の娘にさえそういった感情を持つなんて、ありえないことです。
母親を気持ち悪いと思ったエピソード3.呪いをかけるような言葉を言う
私の母はすぐに、「お母さんの言うことを聞いといたほうがいい」と言います。
多少なりとも、どこの親も自分の子どもがすることに口を挟むかもしれません。
ですが、うちの母はそれが病的で、気持ち悪く、本当に呪いをかけられているように感じました。
たとえばファミレスで、まぐろ丼とカツ丼があって、私がまぐろ丼を選んで食べていたとします。
すると、あとから母がやってきて、よくわからない言いがかりをつけてくるのです。
「まぐろ丼を選ぶなんて、あとでお腹が痛くなっても知らないわよ」と。
「家の外で生ものを食べるなんて、体調が悪くなるかもしれない」
「品質がよくわからない生ものを食べるなんて、信じられない」「衛生状態がよくわからない生ものは病気になる」
食事の間、何度も言ってきます。
また、店員さんが頭を触った瞬間に、このようなことを言ったことも。
「ほらっ、あの手で直接触った料理かも」と。
そんなことを言われ続けてると、本当に気持ちが悪くなって、食事が食べられなくなります。
そうなると、母は嬉しそうに「ほら、やっぱりお母さんの言うことを聞いておいたほうがいいでしょ」と言うのです。
食事だけではなく、進路や外出先など、すべてにおいてもそう。
「○○しなければ××になる」と、呪いをかけるような言葉を言います。
子どものころは、洗脳されているような状態になっていて、母の言う通りにしないと本当に失敗したり、体調不良になっていました。
しかし、大人になると「母は自分の思い通りにしたかっただけ」ということを理解します。
また、母が正しいことを言っているとは限らないことに、ようやく気付くことができたのです。
私がすっかり大人になっても、状況は変わりません。
いまだに「お母さんの言うことを聞かないと」と言う母のことを気持ち悪く感じます。
母親を気持ち悪いと思ったエピソード4.家族の交友関係を勝手に決める
母は、私や父の仲よくする相手を、勝手に決めようとします。
たとえば私が小学生のころでも、仲よくする友だちのことをいろいろ言われました。
「あかりちゃんじゃなくて、えりかちゃんと仲よくしなさい」
「今日は誰と学校で遊んだの? マキちゃん? お母さんが嫌いな子とは遊んだらダメでしょ」と。
父に対しても同じです。
「山本くんと飲みに行ってくる」と父が言います。
すると、母はこのように言うのです。
「山本さんは、頭が悪いしロクでもないから、飲みに行かずに家にいたほうがいい」
「高橋さんとの飲み会ならわかるけど」と。
父が母を無視すると、母は父の携帯に何度も電話。
「早く帰ってきて。あと何分いるつもり? 迎えに行くから」と言います。
父が電話に出なくなると、父がいそうなところへ、母は私を連れて向かいました。
結局、誰かが父に「お前の家族が探しにきている」と連絡。
そのため、父は嫌々自宅に帰ってきて、母と大喧嘩をするハメになるのです。
私も父も、自分の交友関係に口出しされるのが、気持ち悪くて仕方ありませんでした。
そのうち、私も父もどんなに母が聞いてきても、自分の交友関係を母に言わないように。
私は「ゆりちゃんと出かける」などと個人名は一切出さず、違う言い方をしていました。
たとえば、「クラスの女子みんなで、学校の行事に使う物を買いに行く」というような言い方です。
父は母の気に入った男性の名前を出して、「○○さん主催で、食事会がある」と言うように。
なるべく、母の神経を逆なでさせない言葉を選ぶようになりました。
それでもしつこく聞いてきたり、私が友だちと出かけている先で、偶然を装った母に遭遇することも何度もありましたね。
そんなことをする母が、とても気持ち悪かったです。
まとめ
母親を「気持ち悪い」と感じるできごとが何度もあった結果、私は母が触った物も気持ち悪く感じて、自宅で食事が取れなくなりました。
母親が子どもに与える影響力はとても大きいです。
「おかしい」と気付けるまでに、何年もかかってしまいます。
自分の母親が「気持ち悪い」と感じたら、1日も早く、母親とは距離を取ったほうがいいですよ。