25歳女性。年子の幼稚園児の二児の母。主婦。幼いころに、父の浮気が原因で両親が離婚。大好きな父の浮気で、家族がバラバラに。父のこともあり、人一倍、浮気は許せない。主人が浮気をすれば、即離婚すると約束している。
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優しかったのに。父親のひどい浮気エピソード1.優しかった父の変化
幼いころ、両親はとても仲が良く父の休みの日には、家族でいろんな場所に遊びに行きました。
父はいつも優しく、暇さえあれば私と兄を公園や散歩に連れて行ってくれる人でした。
しかし、そんな父が少しずつ変わってきた時期があったんです。
仕事がおわると、まっすぐ帰ってきていた父が夜遅くに帰るようになりました。
私はそれが寂しくて、なん度も母に「パパはいつ帰ってくるの?」と、聞いていました。
そのたびに母は、少し哀しそうな顔で「パパ、仕事で忙しいんだって」と、言っていたんです。
翌朝起きると、大好きな父の姿があります。
私はうれしくて父にまとわりつき、父も仕事に行くまでの時間たくさん遊んでくれました。
しかし、母に対する父の態度がそっけなく、子どもの私でも父と母の変化を感じていました。
その晩も、私が寝る時間になっても父は帰ってきませんでしたが、私は朝を楽しみにしながら眠りについたのです。
優しかったのに。父親のひどい浮気エピソード2.父の浮気により母が泣く日々
父が夜遅くに帰るようになったころ、私は夜中に泣く母の声で目が覚めることが増えたんです。
そっとリビングに行ってみると、ひとり薄暗い部屋で泣いている母。
いつも笑っている母が、声を出して泣いていて、はじめてのことでとても驚きました。
「どこか痛いの?」と聞くと、母は涙をふき「どこも痛くないよ。起こしてごめんね。寝よう」と、言いました。
なにも知らない私は、「パパはまだ?パパはいつ帰ってくるの?」と、母に聞いていたことを覚えています。
母は、涙を流し「もしかするとパパね、ママより好きな人ができたのかもしれない」と、私に言いました。
幼かった私は、よく意味がわかりません。
でも、父が帰ってこない理由が仕事じゃないこと、母がとても悲しんでいることはわかりました。
泣き崩れる母に、なにを言ったらいいのか悩んだ末「私はママが好きだよ」と、母に言ったのです。
翌朝、帰ってきた父に「パパはママのこと好きだよね?」と、聞きました。
父は「好きだよ」と、言ったんです。
その言葉を聞いて、嬉しそうに母に話す私に、複雑そうな表情の母。
そのころの私には、母の気持ちは理解できませんでした。
相変わらず父は、私と兄に優しく、家にいるときはずっと遊んでくれました。
しかし、いつしか家族で出かけることもなくなり、父は休みの日も帰ってこなくなったのです。
優しかったのに。父親のひどい浮気エピソード3.父と私の最後の日
ある日、夜中に父と母が言い争う声で、私と兄は起きました。
父の怒鳴り声をそのとき、はじめて聞いた私たちは怖くなり、ふたりで布団にもぐっていました。
怒鳴り声が静まり、父と母の話を聞いていると父は、「近いうちに出て行く」と、ハッキリと言っていたんです。
その言葉を聞いて、私はすぐに両親の元へ行きました。
「パパ!出て行かないで!」と。
急に起きてきた私に驚いていた父、「ごめんな」と、泣きながら私を抱きしめました。
母に聞いても、「パパはもう、ここにいられないの」と言うだけ。
とにかく、父を止めることで必死の私。
父は、泣き叫ぶ私を抱きあげ寝室に連れて行きました。
「今日は一緒に寝よう」父の言葉に、子どもながらに「これが最後なのだ」と悟りました。
翌朝、父の姿はもうありませんでした。
その後、父と母は離婚し母と兄と私の三人家族の生活がはじまったのです。
とても寂しくて、なんども泣きましたが、母と兄がいつも傍にいてくれたため、少しずつ受け入れることができました。
私は、あの最後の日から父と会うことはありませんでした。
まとめ
父の浮気によって、父が帰ってこなくなり、母は毎日泣いていました。
家族がバラバラになったことが、本当に悲しかったです。
幼いころの記憶ですが、どれもすべて鮮明に覚えています。
それほどまでに、私にとって大きなできごとでした。
浮気は人を変えたくさんの人を傷つけます。
けっして、やってはいけないことだと思います。