シングルマザーの私が借金地獄に陥った理由2つ、借金を返済した1つの方法

崩れ落ちる女性

36歳女性。

現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。

 

22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元夫の浮気など生活の不一致から、26歳のときに離婚を経験。

以後、仕事と家庭、恋愛などを両立させながら男の子を育てる、働くシングルマザーとして活動中。

 

 

シングルマザーの私が借金地獄に陥った2つの理由

シングルマザーの私が借金地獄に陥った理由1.離婚後の生活費の捻出

クレジットカード

 

未婚のまま妊娠と出産を経験した、純粋なシングルマザーとしてではなく、夫の浮気など、さまざまな理由から離婚へといたりました。

その結果、シングルマザーとして、子どもをひとりで育てることに。

 

それまでは、専業主婦として育児や家事に専念しており、時間の合間を見つけて、独身時代の経験を活かした内職を、片手間で実践する程度でした。

ですから、離婚後は、それまで安定して得られていた夫の収入が、まったくなくなってしまった状態。

なおかつ、約束していた養育費なども、満足に支払ってもらえなかったこともあって、最終的に家計は、火の車状態だったんです。

 

そんな当時の私にとって唯一の救いだったのが、主婦時代につくっていたクレジットカードの存在でした。

夫が、現金よりもクレジットカード中心の生活を、求めるタイプだったこともあり、専業主婦だった私も、自分名義のクレジットカードを複数枚つくっていたんです。

 

そして、これらのクレジットカードを使って得られるリボ払いやキャッシングが、日々の生活費さえままならない私にとって、即金でお金が得られる便利な手段になってくれました。

ところが、もちろんですが、クレジットカードで得られるリボ払いやキャッシングは、当然ながら、借金として、いつかは返済しなくてはいけません。

 

当座の生活資金や生活物資を購入するために、クレジットカードを利用していた私。

しかし、利用していたリボ払いなど、クレジットカード会社から請求される残債は、いつの間にか、とてつもない金額になっていたのです。

当然ですが、専業主婦からシングルマザーに、なってすぐの私にとってみれば、そんな借金をすぐに完済できる、方法なんてありません。

 

かといって、生活必需品を切り売りしたり、身の回りの品を買い取ってもらうなんてことは、できないのです。

それこそ、小さな子どもを育てながら、生活する環境自体が失われてしまいます。

 

それに、小さな子どもには、なにかとお金が必要です。

自分でどれだけ食費などを節約したとしても、「子どもには、最低限の食べものや環境は与えてやりたい」という、親としての欲求もあった私。

そのため、借金を減らすどころか、どんどん蓄積されてしまう毎日でした。

 

最終的に、私が返済を決意した段階で積み重なった、クレジットカードでの借金の総額は、およそ1,000,000円程度にまで、増えてしまったのです。

 

シングルマザーの私が借金地獄に陥った理由2.消費者金融からの借金

落ち込む女性

 

ご存知のように、クレジットカードというのは、たいへん便利なアイテムです。

しかし、借金の上限額があらかじめ設定されているので、その額以上を借り受けることができません。

 

生活費や家賃の支払いなどで、すでに上限いっぱいまで借りてしまった私。

そのため、クレジットカードからはさらに借金をすることができず、気づいたときには、消費者金融からも、お金を借りている私がいました。

 

その額は、総額でおよそ1,500,000円ほど。

消費者金融は、クレジットカードとは違い、申し込み段階からすでに、高額の融資上限が設定されています。

そのため、気持ちに少しゆとりができてしまったのか、どんどんお金を借りてしまい、それを生活に充てていくという、使い方をしてしまったんです。

 

当然ですが、こちらからも毎月返済の催促がやってきますし、私自身、お金を借りないと生活ができないような状況。

もちろん、返済なんてできません。

 

最終的に、支払い請求から督促へと代わり、最後には差し押さえなどの通知が。

そのときはじめて、自分が借金地獄に足を突っ込んでしまっていることに、はじめて気づいたのです。

 

 

シングルマザーの私が借金を返済したひとつの方法

シングルマザーの私が借金を返済したひとつの方法1.両親からの援助

両親

 

シングルマザーとして、再出発した私に、覆いかぶさった借金。

クレジットカードや消費者金融からの、多額の借金を返済する方法として、まず真っ先に頼ったのが、実の両親でした。

 

当初は、両親から離婚を反対されていたこともあり、あまり頼りたくありません。

しかし、とうとう自分でも借金とその返済が、立ちゆかなくなったこともあり、恥を忍んで、親にお金を借りることに決めたんです。

 

孫を連れて親元を訪れた私に対し、意外にも両親は、温かく迎えてくれました。

離婚時は思いっきり、反対されていた私。

しかし、それでも実の子どもであり、実の孫を連れた私たちの姿を見て、祖父母として、「力になりたい」と思ってくれたのだとか。

 

また、元夫の私に対する離婚後の対応の悪さも、手伝ってくれた両親。

私と子どもの二人暮らしで、生活費もままならないほど辛くなっている、状況を知った父と母は、思いがけない提案をしてくれたのです。

 

「カード会社や消費者金融から、借りてしまった総額3,000,000円程度の借金のほぼすべてを、かわりに負担するから」と。

ただし、その代わりというわけではありませんが、「私と子どもの生活がある程度安定するまでは、実家で一緒に暮らす」というのが、前提条件でした。

 

正直なところ、まだ乳飲み子といってもいいくらいの、年齢の子どもを抱えている私としては、フルタイムで仕事に就くこともできなかった状況。

ですので、実家でかわりに子どもの面倒を、見てもらうことができれば、仕事に打ち込むことができます。

それに、子どもと2人暮らしとして、安定した生活もできると思ったんです。

 

結局、私が離婚後に積み重ねてしまった借金は、ほぼすべてを親に一度肩代わりしてもらう形で、返済しました。

もちろんですが、親にすべてを負担させるつもりはなかったので、その後は子どもの世話を両親に任せ、私はフルタイム労働。

 

すべてを親に返済できたわけではありませんが、半分以上はすでに親に返すことができました。

この経験を戒めにして、「今後は、借金をできるだけしないような、生活を心がけていこう」と、決意しています

 

まとめ

さまざまな理由で、シングルマザーとしての生活を強いられる女性は年々増加。

実際に安定した収入がある方だけでなく、収入が不安定なママさんもいらっしゃいます。

 

そんなシングルマザーの方には、借金は自らや子どもをも不幸にしてしまうものであることを、ぜひ知ってもらえれば幸いです。