50歳女性。心理カウンセラー。波乱万丈な半生をへて、心理カウンセラーになりました。私の心の傷は、多分まだ残っているのだと思いますが、誰かの役に立つこと、経験をいかすことで、私自身が支えられているのだと思います。
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浮気のひどい末路。浮気の因果応報エピソード1.夫が浮気を宣言してきた
私の父が亡くなって、1ヶ月くらいすると、夫が携帯で誰かとよく話しているのを見かけるようになりました。
私と夫には、共通の知人がいたので、相手はその人だと思っていたんです。
私はあまり疑うことをしないので、まさか浮気しているなどとは考えてもいませんでした。
その数ヶ月後、年末のこと。
夫は「最近、眠れないから、お前の実家に泊まらせてくれないか?」と、言い出したのです。
私の実家は、空き家になっていたので、部屋に風をとおすにもちょうど良かったし快諾しました。
夫から大晦日の夕方に、電話が来ました。
あきらかに酔っている声。
夫はアルコール依存症で、それまでお酒を断っていたのです。
私は急いで、実家に向かいました。
2階へ上がると、酔っていたものの夫は起きていました。
私が来たのを確認すると、「俺、浮気してるから」と、突然言いだしたのです。
一瞬耳を疑いましたが、夫はなん回も同じ言葉を繰り返します。
私はとっさに「わかった。別れよ!」とだけ言い、帰宅しました。
途中、自転車のペダルを踏みながら、「悔しい、悲しい」という気持ちから、涙がポロポロとあふれました。
ですが、「これでアル中亭主と縁が切れる」と、サッパリした考えもあり、複雑な心境だったんです。
パニックになりそうなところを、なんとか奮い立たせていました。
浮気のひどい末路。浮気の因果応報エピソード2.夫本人から聞いた震えがきた話
その翌日、夫は自ら自宅へと帰ってきました。
そのときは、あまり酔ってはいませんでしたが、手にはお酒が。
子どもたちが寝たあと、私にある話をしました。
それは、やめていたお酒を飲みはじめた理由です。
私の父の葬儀で、親戚が飲んでいるのを見て、我慢できなくなり飲みはじめたということ。
浮気をするつもりも最初はなくて、知人から出会い系サイトの話を聞いて、登録してしまったこと。
相手があまりにしつこいので、一回だけのつもりで会ったら、やめられなくなったということ。
長々と、これまでのことを説明しはじめたのです。
なぜそんなことを話しはじめたのかというと、実家で寝ていたところ夢に私の母が出てきたそうです。
それ以前にも、夫は夢で母を見て、うなされたということでした。
浮気のひどい末路。浮気の因果応報エピソード3.浮気をやめない夫にあらがう私
夫は、「浮気はやめる」と言ったものの、結局はやめていませんでした。
なぜ、わかったかというと、夫が酔って眠っているすきに携帯を見たからです。
相手の名前は、夫本人が酔っているときに、聞いたことがあったのですぐにわかりました。
それ以降、夫の携帯をチェックするようになりました。
そして、我慢も限界になり、私は浮気相手にメールをしたんです。
夫になりすまし、「別れたい」という内容を送ったのです。
夫自身と浮気相手とのやりとりから、私がメールしたことがバレてしまい、のちに大ゲンカになりました。
私は、彼女の職場を知っていたため、職場の店長さんあてに不倫の事実を記載して手紙を送りました。
私の家の電話番号も書いたので、あるとき店長さんから電話がきたんです。
そこで、彼女の自宅の電話番号を教えてもらいました。
店長さんとの電話がおわるとすぐに、彼女の家に電話をしました。
すると、相手のご主人が電話に出たんです。
私は、夫と彼女の浮気について、ご主人にすべて話しました。
そして、子どもたちも気づいていることも話したんです。
「どうにもできないので、なんとか協力してほしい」と、お願いしたんです。
ご主人はかなりショックなようでしたが、彼女が帰宅したら話し合うと約束してくれました。
その後、彼女から夫に「もう会いません」と、メールが来たそうです。
しかし、その後もふたりは、メールや電話を継続。
アル中なだけでもかなり迷惑なのに、浮気までしていることに我慢ができなったのです。
正直、はやく死んでくれたらいいと思いました。
浮気のひどい末路。浮気の因果応報エピソード4.浮気した夫と浮気相手の末路
それから半年後の夏に、夫は亡くなりました。
原因は、大量飲酒中の心臓発作です。
浮気相手の彼女は、離婚をして、子どもたちも出ていったきり音信不通になったとのことでした。
そして、彼女自身も周りとの関係を完全に切り、行方不明になってしまったとのことです。
私の行動の行きすぎもあったかも知れませんが、もしかしたら母が連れて行ったのではないかとも思います。
まとめ
これは、嘘のようですが本当にあった話です。
誰も見ていないようで、亡くなった家族や先祖は見ているのかもしれません。