36歳女性。地方で働く会社員。夜はパーティー会場でアルバイトをしていました。高収入な男性を探して、この年齢まで独身。高収入でいい男性と結婚したかったのに、真逆な結婚をしてしまい、生活がガラリと変わってしまいました。
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スピード婚しスピード離婚したエピソード1.パーティー会場での出会い
当時、私は昼間は会社員、夜はパーティーアシスタントのアルバイトをしていました。
いわゆる、パーティー会場での配膳の仕事になります。
そのとき、元旦那となる彼と出会ったのです。
彼は、仕事でパーティーに参加していました。
彼の仕事は、議員の秘書。
議員秘書と聞いて、名刺をもらい、連絡先の交換をしました。
パーティー会場では、連絡先を聞かれることは多くても、教えることはあまりないんです。
彼は、その数少ないひとりでした。
議員秘書という職業にひかれてしまったのです。
ですが、元旦那は外見がタイプではなく、「できたら同じ職場の人とつなげてもらえないかな」と、思っていました。
すぐに連絡がきて、「みんなで飲もう」ということになりました。
1ヶ月後、数人の友だちを連れての飲み会。
残念ながら、気になる人はいませんでした。
しかし、その飲み会で元旦那と急接近したのです。
飲み会後に、お礼の連絡がきたのがはじまりでした。
元旦那が、私のことを気にいったようです。
私としてはタイプではないけれど、仕事も誠実な職業だし、軽い気持ちで食事の誘いを承諾しました。
スピード婚しスピード離婚したエピソード2.初デートから交際まで
初デート。
仕事が忙しいと言われて、彼の仕事おわりに合わせて、食事をすることになりました。
スーツで来るのはわかっていたので、「どんな高級車に乗ってくるのだろう」と、ワクワクしていました。
すると、まさかのボロ車。
かなりがっかりしましたが、「お金を貯めているのかも知れない」と、プラスに考えて妥協したんです。
そして、「都内に食事に行こう」と言われました。
「きっと、おしゃれな店を知っているのだろう」と思い、ワクワク。
しかし、次の瞬間驚きが襲います。
高速の入り口で、ETCではなくチケットを取ったのです。
「今どきETCをつけてないんだ」そんな、不信感を抱きました。
お店は、決まっていたわけではなく、結局ふたりで決めることに。
とりあえず、せめてもの救いは食事代を彼が出してくれたことだけでしょうか。
その後、数回会ってから付き合うことになりました。
外見はタイプではないけれど、彼の誠実さにひかれていったのです。
彼も私とは、「真剣に付き合うし、結婚を前提に」と、言ってくれました。
付き合ってから1か月ほどは、楽しくて幸せな日々でした。
スピード婚しスピード離婚したエピソード3.交際からいきなりDV
付き合ってから1か月がすぎて、だんだんと彼のペースが変わってきました。
毎日、なん度も連絡がきていたのが、徐々に少なくなっていったのです。
「嫌われてしまったのかな、愛情をあまり感じないなぁ」と、思うようになったある日のこと。
彼に、「あまり愛情を感じない」と、私が言ったのです。
私は、以前のように連絡がほしかっただけのことだったのです。
でも突然、彼の顔色が変わり、別人のようになりました。
テレビで見るような暴力、いわゆるDV。
驚きと恐怖で、私は泣き叫び、ひたすらあやまり続けました。
部屋のなかも、割れたガラスなどが散乱しました。
その後、なぜか子どものように彼は泣いたのです。
それを見て、私は許してしまったのです。
今までは、「DVを許す人の気持ちがわからない」そう思っていたのに、自分が許していたのでした。
スピード婚しスピード離婚したエピソード4.彼への不信感が積み重なる
だんだんと、いろいろな不信感が芽生えはじめました。
言っていることが、以前と違う。
家には、請求書の山。
「どういうことなのだろう」と、考えるようになりました。
そしてある日、会社の同僚の不祥事で、お金が必要になったという話をされました。
聞いていた私は、次第に不安になっていきます。
まさか、私に「貸して」と言うのではと。
その予感は的中。
「お金は貸せない」と、言ったのですが、「少しでいいから」と言うのです。
しかも金額は30万。
結局、いろいろと言われて貸してしまったいました。
私は、友人に相談をしたのです。
すると、友人は「噂だけど、過去に横領しているらしいよ」と言います。
「まさか?!そんなことってあるの?」でも、あまりにも話が曖昧なのは事実。
そして、別れることを決意しました。
スピード婚しスピード離婚したエピソード5.それでも妊娠して結婚
お金を返してもらったら別れようと思っていた矢先に、私は妊娠していることに気がつきました。
年齢的にも若くない私は、産む選択しかありません。
彼とは、別れようと決めていたので、どうするべきか悩みました。
そして、彼に妊娠していることを伝えると、「籍を入れよう」と、彼が言ったのです。
正直、「大丈夫なんだろうか」と、複雑。
仕方なく、入籍をしました。
スピード婚しスピード離婚したエピソード6.超スピード離婚決意
妊娠直後に、状況がよくなく、私はすぐに入院。
結婚式は、キャンセルです。
結局、入籍をした書類だけの結婚になりました。
入院後、彼は仕事が忙しいといって、ほとんど病院に来ることはありませんでした。
そこは市内でも1番大きな病院でしたが、さらに状態が悪化し、結局、大学病院へ転院することに。
集中治療室に入ることになりました。
それでも、旦那は来ません。
私の両親も、離婚をすすめてくるほどでした。
スピード婚しスピード離婚したエピソード7.出産と不倫と離婚
かなり、リスクがある出産でした。
出産前に連絡をしましたが、旦那は来ません。
出産後、子どもは集中治療室へ。
私だけ、先に退院ということになりました。
私は、退院後は実家へ。
その間に、なん度か旦那の家に行くと、部屋は模様替えされていました。
「やっぱり」と、私は確信したんです。
そして、ある日、旦那の部屋に行くと旦那はおらず、女性が部屋にいました。
片言の日本語で、友だちだと言います。
旦那に電話したら、「知らない!」と、言うので私は110番に電話しました。
すると、焦った旦那が急いで帰って来たんです。
結局は、不倫でした。
その後、離婚。
弁護士さんや役所にも、なん度も足を運びました。
思ったようにはいかなかったけど、はやく離婚したかったので妥協もしました。
まとめ
相手をよく知らずに、結婚してしまった自分に本当に反省しました。
結局、スピード婚、スピード離婚でたった10ヶ月の婚姻期間でした。