29歳女性。専業主婦。高校デビュー後から、彼氏がいなくなったことがないが、なぜか一度は浮気される。また、ほかに好きな人ができたという理由で振られることも。現在は、なんとかまともな夫を見つけて結婚、一児の母として家事に育児に忙しい日々を送っている。
高校生のときの浮気されたエピソード1.元カノと浮気される
高校生になり、それまで地味で目立たなかった私は、高校デビューをはたしました。
髪をあかるくし、化粧を覚え、充実した高校生活を送っていたんです。
そんなある日、ついに私は彼氏をゲット。
名前は大介(仮)、同じ学年で違う科の少し目立った感じの男子でした。
入学直後の学年集会で声をかけられ、連絡先を交換しなん度かやりとりし、お付き合いすることに。
連絡先を交換したときから、大介には他校に彼女がいました。
でも、最終的に私と付き合うことを選択してくれたのです。
今なら、彼女がいるのに、ほかの女に連絡先を聞いてくる男は願い下げです。
でも、当時はウブな高校生。
中学で暗黒時代をすごしてきた私は、憧れの彼氏ゲットに舞い上がっていました。
大介の過去を見ないようにしていたのでした。
お付き合いがはじまり、経験したことがないような日々を積み重ねていきます。
はじめてのデート、キス、体の関係。
そのうちに、私は大介のとりこになり、愛情を大介にそそいでいったのでした。
私たちの関係に、暗雲がたちこめてきたのは、付き合って2か月後。
高校に入って、はじめてすごす夏休みのことでした。
せっかくの夏休みだからと、アルバイトをはじめた大介。
私は「せっかくの夏休みなのにな」と、残念に思いながらも普通にすごします。
久しぶりに会えたのは、夏休みも中盤に差しかかるころ。
大介は、真っ黒に日焼けしていました。
あんなにバイトで忙しいと言いながら、まるで海にでも遊びに行っていたかのような感じ。
心がざわついていましたが、そんな気持ちをおさえ込み、向かった先は大介の家。
久しぶりに体を重ねたあと、大介はそのまま寝入ってしまいました。
視線を移した先にあったのは、画面が開きっぱなしの携帯電話でした。
「ドクン」と、心臓が鳴ったのがわかりました。
開かれていた画面には、複数のハートマークの絵文字。
私は、絵文字をほとんど使わないので、一目で自分が送ったものではないと判断。
そう思ったときには、携帯に手を伸ばしている自分がいました。
受信メール、送信メール、交互に見返します。
ボタンを押す音だけが、部屋に響き渡っていました。
「今日も楽しかったね」とか、「明日は○○に行こう」、「やっぱ大介といると面白いな」など。
かわいいメールの数々。
大介も「俺もお前といる時が一番楽しいよ」とか「やっぱりお前と戻りたいよ!」なんて内容も。
ここまで読んでわかりました。
相手は、私と付き合う前の元カノだったんです。
すぐさま、寝ている大介を叩き起こし問いつめました。
大介は、最初こそオロオロとして焦った様子でした。
しかし、しばらくすると態度は一変。
「なにが悪い?」と言わんばかりの態度。
これには、愛想がつき「元カノがいいなら、そっちに戻ればいい、別れよう」と、大介の家を出ました。
やっとできたはじめての彼氏に、3ヵ月もたたないうちに、浮気をされていた。
悲しいやら、悔しいやらで涙があれて止まりませんでした。
あのときの気持ちは、今になって思い出しても辛く、夏休みをどん底気分ですごしたのでした。
高校生の時の浮気されたエピソード2.再び元カノと浮気される
大介と別れてから数か月、季節は冬を迎え、冬休みもおわりのころでした。
私は、数か月前の悲劇などコロッと忘れ、あろうことか大介と再び交際をしていました。
冬休み中は、お互いの家に行き来したり、少し遠出して遊びに行ったり。
浮気する暇もないくらい一緒にいたはずなのですが、またしても悲劇は起こってしまいました。
現場は、再び大介の家。
その日は、とても寒く雪がチラつき、大介の部屋でコタツに入ってマッタリとしていました。
「なにかお菓子でも持ってくる」といって、部屋を出た大介。
手持ち無沙汰になった私がふと部屋を見渡すと、机の下にある引き出しが開いています。
「どれどれ、エッチな本でも入っているのか」と、のぞいてみると、予想だにしなかったモノが。
それはなんと、ブラジャーでした。
もちろん、私の物ではないソレを見て絶句しているところに、大介がお菓子を持って部屋に入ってきました。
かたまった状態の私を見て、慌てふためく大介。
いまさら隠しても仕方のない引き出しを、なんとか閉めようとする大介。
それを阻止する私との攻防戦がしばらく続き、ポツポツと話はじめました。
ブラジャーの持ち主は、またしても元カノで、数日前に家に遊びに来たときに、行為におよんだとのこと。
その後、面白半分に下着を没収。
元カノを、ノーブラで帰らせたことを告げられました。
怒りや悲しみではなく「どうして、こんなバカな男と付き合っているのだろう」という、情けなさ。
そのまま別れを告げ、家から飛び出しました。
それからしばらくして、素行不良なところがあった大介は、高校を退学になりました。
それ以来、10数年会っていませんし、会いたいとも思いません。
できれば、このまま一生会わないことを願うばかりです。
まとめ
一度でも浮気する男性は、きっと二度目もあるだろうと、私は思います。
一度許してしまった時点で「浮気しても許してくれた」という実績を、自らつくったことになるのです。