私の身近にいた、被害者ぶる人の強烈なエピソード3つ

泣いている女性

32歳、女性、接客仕事を複数こなし結婚後は専業主婦。
A子はバイト先でも目立つ方。ひっそりと働いていたので目をつけられた理由は謎。
普段は面倒なため被害者ぶる人との付き合いは避けがち。
現在はひきこもりながら子育てを楽しみ中。

 

 

被害者ぶる人1.先輩の恋人を寝取っておきながら泣く

泣いている少女

 

学生時代のバイト仲間のひとりが、とにかく被害者ぶる人で、まわりが本当に大変だった、という思い出があります。

当時、その被害者ぶりがちなA子は20歳。

見た目はとてもかわいらしくおしゃれで人懐っこいので、バイトに入ったばかりのころは先輩からもすごくかわいがられていました。

 

ところが、A子がバイトをはじめてから半年ほどたったころのことです。

ある日、私がバイト先へ行くと、事務所の奥のテーブルで女性の先輩とA子がなにか話をしていました。

先輩はすごく怒っている様子で、A子はうつむきボロボロ涙をこぼしています。

 

てっきり私は、A子がなにか仕事でミスをして、それを先輩が叱っているのだと思いました。

先輩の声は小さくなにを言っているのかわかりませんでした。

A子が「ごめんなさい、そんなつもりじゃ……」とか「先輩に迷惑をかけようと思ったわけじゃなくて……」と泣きながらひたすら謝っているのが聞こえたからです。

 

だけど、ほかのバイト仲間に話を聞いてみたら、なんと先輩の彼氏(こちらもバイト仲間)とA子が二人でデートしてるのを先輩の友人が見てしまったそうで。

私はまったく気づいていませんでしたが、A子はバイト中も見ている方が恥ずかしくなるくらい彼氏さんにベタベタしていたようです。

 

確かに恋愛は自由ですし、かわいい女子にアプローチされたからって、簡単に乗り換える彼氏さんもどうかとは思います。

先輩もバイト先で問い詰めなくても……とも感じました。

だけど、自分で積極的にアプローチしていながら、いざ彼女に責められると泣いて被害者ぶるという女の、くさったような態度のA子の方がより嫌らしいなと思ってしまいました。

 

被害者ぶる人2.自分のミスが原因のクレームになぐさめ要求

泣いている女性店員

 

最初はとってもかわいらしく感じがよかったA子ですが、やっぱりじょじょに嫌なところが表に出るようになっていきました。

それは仕事中でも同じです。

A子は要領が良く器用な子だったので、仕事はできる方でした。

 

レジでの接客が主な仕事でしたが、愛想も良いので、お客さんからの評判も上々。

私も友だちにはなりたくないと感じていたものの、バイト仲間としては頼りにしていたんです。

 

しかしある日、A子のちょっとしたミスがお客さんからの大クレームに発展。

ミス自体は大きなものではありませんでしたが、最初に対応したスタッフの態度も悪かったようで、店長が頭を下げる事態になってしまったんです。

 

もちろんクレーム対応を間違えたスタッフに責任がないわけではありません。

だけど、A子のミスがなければクレーム自体が発生していなかったはずです。

それなのにA子は、店長やスタッフに謝るでもなく、お客さんへの対応に出てくるでもなく、ただひたすらに事務所の奥でシクシク泣いているだけでした。

 

最初に対応したスタッフも女性で、怒っているお客さんと話をするのは怖かったはずです。

結果的に態度が悪いと、さらに怒らせてしまいましたが、その子はきちんと反省していましたし、次からどうするべきかと社員さんとの話し合いを続けていたんです。

 

それだけにA子が声高に泣き声をあげるのがうっとうしく、さらにA子の性格を知らない新人バイトがなぐさめに回っているのにも、なんだかイライラしてしまいました。

私は近くのレジで、ほかのお客さんの応対をしていただけで、この件にはまったく関わっていないんですけどね。

 

 

被害者ぶる人3.陰口に抗議したらSNSでネガティブ投稿

泣いている女性

 

A子とは近くも遠くもない距離感で接していたはずの私ですが、なぜかA子の逆鱗にふれてしまったらしく、一時期すごく関係が悪化していました。

バイト先で会ってもあいさつすらされず、もちろん私のあいさつは無視。

A子は私にとって後輩にあたるため、それでイラつきはするものの、とくに業務に支障はないため、しばらくは放っておいたんです。

 

ところがそれがよくなかったのか、A子はなぜか私がA子の悪口を言っていると言いふらすようになっていきました。

私がそれを知ったのは、ある日社員さんに呼び出されて事情を聴かれたから。

社員さんのところまで話がいくほどに問題になっているのかと驚いてしまいました。

 

社員さんにはまったく身に覚えがない、と話をしてわかってもらうことができました。

しかし結局は、A子と直接話をしないと状況は変わりません。

そこで、バイト上がりにA子を捕まえて、事実無根の噂話をするのはやめてくれと抗議したんです。

 

その場ではとりあえず謝ってくれたA子。

ところがそれからしばらくして、バイト仲間がA子のSNS(10年ほど前のことなのでmixiでした)をみせてくれました。

 

そこには「バイト先で先輩にイライラされて辛い……きっと私がなにか嫌なことしちゃったんだよね。いつもそうだからわかってるけど、でもそんなに怒られるようなことしたのかなあ。バイトやめたいけどお金ないし……」といったネガティブな投稿がずらずらと。

それも見る人が見れば、先輩というのが私のことだというのがはっきりわかる書き方だったので、こっちが泣きそうになってしまいました。

結局それ以外にもいろいろあって、A子がバイトを辞めるまで、彼女とはほとんど話もしていません。

 

まとめ

たとえ自分が加害者の立場であっても、とにかく被害者ぶる人っていますよね。

きっとそうすることで自分を正当化したり、まわりの注目を集めたいのでしょう。

巻き込まれる側にとっては迷惑な話ですので、あまり関わらないようにしたいものです。